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ラスタ・パスタのレレ日記

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2007年03月07日
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テーマ:洋楽(3280)
カテゴリ:音楽:ライブ

エイジアは、プログレ界の凄腕、大物たちが集まって1981年に結成したスーパー・グループ。プログレのつわものたちだが、デビューアルバム「ASIA」は、分かりやすいメロディと、壮大なスケール感のある良質のポップ・ロックとして、大絶賛の評価を受ける。

プログレといえば、1曲15分~20分などという大作もめずらしくなく、熱狂的なプログレ・ファンがいる一方で、ついていけない、わからない、と敬遠するロック・ファンもいた。

しかし、ASIAは、ちょうどプログレが全盛期を終えて衰退していくような時代背景で、ASIAにとびついたファンがいる一方で、プログレなど聴いたこともない、ごく一般の音楽ファン層の心をつかみ、大ヒット・シングル「Heat of the Moment」をはじめ、デビュー・アルバムは、
は大成功をおさめる。

ASIA 1st
詠時感(エイジア)~時へのロマン
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 エイジア/詠時感~時へのロマン
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そのオリジナル・メンバー
ジョン・ウェットン(b, リードvocals)
ジェフリー・ダウンズ(key, back vocals)
スティーブ・ハウ(g, back vocals)
カール・パーマー(ds)

このメンバー名を聞いてもピント来ない人のために簡単に紹介すると、

ジョン・ウェットンは、キングクリムゾン→UK
スティーブ・ハウは、YES
カール・パーマーはELP
ジェフリー・ダウンズは、バグルズ→YES(崩壊の危機を救ったひと)

と、プログレ界の5大バンドのうちの3つ、

キングクリムゾン、YES、ELP出身のつわものたちが結集したバンドだったのだ。

それも、いわゆる誰かが仕掛けた企画モノのバンドではなく、

ジョン・ウェットンとスティ-ブ・ハウが一緒にバンドを組むことを考え始め、そこに、カール・パーマー、ジェフリー・ダウンズが自然に集まった、とカールパーマーは述べている。

初の全米ツアーも大成功で、2枚目のアルバム「Alpha」を録音、次のツアーを始めたところで、突然、ジョン・ウェットンが脱退した。

スティーブ・ハウとジョン・ウェットンの音楽上の確執があった、とのはなしが有力だが、ジョン・ウェットンはレーベル・マネジメント会社から解雇された、というらしい。

そこで、急遽、キングクリムゾン→ELPのベーシスト、グレッグ・レイクが代役としてバンドに迎え入れられ、予定されていたツアーの一部はキャンセル。

1983年12月の日本、初来日、武道館ライブは、ボーカル&ベースはグレッグ・レイク。ぼくは、その初来日を聴きにいった。

グレッグ・レイクの加入は短期間で終わり、ジョン・ウェットンはASIAに復帰。ところが今度は、スティーブ・ハウが、Genesisのギタリストだった、スティーブ・ハケットと組んだバンドGTRを結成するため、ASIAを脱退。


だから、本当に、オリジナル・メンバーによるASIAの来日公演は、今回が初めてなのだ。

ASIA結成25周年ライブとして、再結集、復活したASIAがこのあと、レコーディングをするのかどうかはわからないが(もちろんして欲しいが)

今回のツアー名が、
「All Four Original Members of ASIA」

となっているのはそのためだ。

1983年12月の初来日から24年弱、
結成25周年
オリジナル・メンバーでの初来日。

東京厚生年金会館大ホール(新宿)は、待望の来日を待ちわびたファンたちですでにすごい熱気だ。

(えっ、厚生年金って、こんなハコモノに使われていたの、と今は思うけれども)

場内が暗くなる。そこで、わ~という歓声。
クラシック音楽がイントロダクションとして流れてくる。

これは、全盛期のYESが、オープニングにストラヴィンスキーの「火の鳥」を使っていたのと、おなじようなアイディアだ。

(当時は、ロック・バンドでありながら、世界最小のオーケストラだぞ、といったような自負とメッセージが隠されている)

ステージ左手から、順番に

ジェフ、ジョン、カール、ステーヴが登場して各楽器の位置につく。

ステージ、左から
スティーヴ(g, back vo), カール(ds)、ジョン(bass, vo)、ジェフ(key, back vo)

この時点で、場内は総立ちのスタンディング・オベーション。
ず~っとこの瞬間を待っていたんだよ、というファンの熱い思いだ。

ジョン・ウェットン、太ったナァ、と思う。
スティーヴ・ハウはますますやせこけて、まるで鶏がらスープの鶏がらのようだ。

ダダダダ ダダダダ、タラララ ララララ、 ア~~ァ~~~~ァ
ギターとキーボードのユニゾンに、ドラムスが加わる

ギターの高音域の切れ味ある音、スネアのバカカカ、

ちょっとためというか、間があって、

ウェットンのベースとパーマーのドラムスが機関車のように後進して来る。

1曲目は「Time Again」だ。

ジョン・ウェットンが歌いだす。あのちょっと男の哀愁を感じさせるボーカルは健在だ。


スティーヴは、鶏がらのカラダで、スリリングなギター・ソロでボディ・アクションまでやる。

今、目の前で「生きる伝説の生演奏を目撃しているんだ!」
そんな気持ちだ。

1曲目が終わると、場内は大歓声。みな今、ここにオリジナル・メンバーのASIAとともにいる。

その2に続く






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最終更新日  2007年05月15日 14時51分10秒
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