ラスタ・パスタのレレ日記

2007/05/19(土)19:02

日光までドライブ:東照宮で考えた

音楽その他広く一般(173)

天気がいいので、日光までドライブに出かけた。 クルマを最近、買い換えたものだから、うれしくて何かといっては外出、遠出している。 首都高から、東北自動車道へ行くのだが、首都高で都内を抜け出すのにやっぱりちょっと時間がかかってしまった。 まあ、早朝から出かけたわけではないからしかたないけれども。 ところが、首都高~東北自動車道と進んでいくと面白いですね。 今までなかったナビがあるものだから、 「ただいま埼玉県に入りました」とか言うんですよ。 ところがいったん埼玉県に入ったかと思うと、一回「東京都に入りました」というんです。 それで、またすぐ「埼玉県」に入るんです。 高速道が、東京と埼玉県の境目をはしっている、ていうことなんでしょうね。 東北自動車道って、東名高速より走りやすいですね。 なにしろ、道がまっすぐですから。 東京都~埼玉県~東京都~埼玉県~群馬県~栃木県 と進んでいって、途中でサービス・エリアで休憩。 サービス・エリアは結構、混んでますね。 いいお天気のせいか、みんななんだか嬉しそうです。 お団子を食べたりして休憩したあと、また東北自動車道へ。 サービス・エリアは混んでいましたが 高速は順調。 宇都宮インターチェンジで「日光宇都宮道路」という有料道路にのりかえ、日光インターチェンジへ。 高速道でかなりスピード出してぶっとばしていたのもありますが、気が抜けるほど予定よりはやく日光についてしまいました。ここまで、2時間半かなぁ。 ところが、日光について東照宮などの観光名所の周辺に沢山ある大駐車場へむかう道が大混雑なのです。 ぼくが泊まろうとしている旅館は、その大駐車場にむかう一本道の途中にあるのです。 その道が片側一車線しかないものだから、これが全然、動かない。 30分たっても300m動いたか、どうかという感じ。 こんなところで、大渋滞に巻き込まれるとは、全然予想していませんでした。 ここまでの約150^160kmの道のりと、最後の1kmの道の時間が同じ(ほんとはそんなに長い渋滞ではなかったのですが)と思われるくらい、最後の最後で時間がかかりました。 で、旅館について旅館のパーキングにクルマを入れて、フロントに行くと、 まだチェックイン出来ないそうで。 荷物をあずけて、ここから徒歩で、日光東照宮へ出かけて見ました。 さすが、世界遺産の日光山内。 人手がいっぱい。でも大混雑、というほどでもなく、 なんか、盛上がっているなあ、という感じがする適度な混雑。 外国人の姿も多いし、 お年寄り夫婦や家族連れも多かったですが、案外若い人もいっぱい。 若いカップルもいれば、女の子3人で来ました、みたいな人たちもいるし、 高校生くらいのグループもいるし。 やっぱり、日本の観光名所のひとつだから、観光に来ているひとの年齢層が広いですね。 先日、千葉の南房総をドライブした時は、クルマでしかいけないところが多かったので、 バイカーか、それなりの年齢層しかいなかったのですが、ここは違います。 東京から高速バスで来ることも出来るし、 鉄道で来ることも出来る、からなんでしょうね。 で、日光って、ぼくは子供の頃、親につれられてきて以来のきがするので、さっそく世界遺産のある東照宮へ。 まあ、建造物が豪華絢爛な装飾にあふれています。よくこんなに沢山、彫刻というか、装飾をほどこしたな、というぐらい。 徳川家康を神としてまつってあるので、当時の徳川幕府の力を感じます。 しかし、かなりはでな装飾だなぁ。 誰かがどこかで書いていましたが、日光東照宮の装飾は下品だ、と。 たしかに、金ぴかといえば、そうですが。 でも、たとえばイスラムの建造物でも金ぴかな装飾がされていたりするし、 ヒンズー教の寺院だって、象やらなにやら沢山の彫刻がほどこされています。 タイの仏教寺院は、それこそほんとに金ピカだし、 日本のお寺だって、金閣寺、銀閣寺以外でも、建造された当初は金ぴかだったという話もあります。 日本の仏教寺院は、その後、いい風に古く枯れてきたというか、色彩が落ちてきて、今のような姿になった、という説もあるので。 東照宮はすごいなあ、と思いながらぼくが感じていた違和感は、 徳川家康という一個人を神としてまつってある、ということなのかもしれません。 日本の歴史を否定するつもりは全くないし、敬意をもってみていますけれども、 これって偶像崇拝ではないのか? とちょっと思いました。 さらに、日光の不思議なところ、は、東照宮のほかに日光山輪王寺とニ荒山神社と、 ふたつの神社とひとつの寺が、混在というか共存しているところです。 ちょっと歴史をあまりしらないので、なんともいえませんが、 日本は、むかしから神社と仏閣が共存していたのかなあ、 今の日本人の多くが、 神社とお寺の両方におまえりし、 正月は神社に、クリスマスや結婚式はキリスト教で、亡くなると仏教で、 というあるしゅあいまいな宗教観、というのが昔からあったのかもしれません。 まあ、歴史の知識が足りないことをふがいなくおもいまがらも、ちょっと観光名所を散策しました。 宿に帰って、チェックインし、 露店風呂と檜風呂を楽しみ、夕食にビールを飲んで、つかれてそのまま寝てしまいました。ああ、極楽極楽。 歴史があり、こじんまりした宿だったので、とっても落ち着けたし、 露天風呂や檜風呂も、小さな男の子をつれた父子以外とは誰にも会わず、 ほとんど独り占め状態でリラックスできたのは嬉しかったですが、 これって個人情報丸見えじゃないかと思ったのは、 各部屋の部屋番号のところに、○○様2名とか、 ○○さま4名とか、書いてあるのです。 これでは、どの部屋に誰が泊まっているか、バレバレじゃないかと思うのですが、昔ながらのやり方をしているんでしょうね。 そこで、気になったのは、その名前が書かれた中に、一部屋だけ ムハマンド様2名と書いてあったことです。 ムハマンドさんって、やっぱりどうかんがえてもイスラム教の名前ですよね。 ぼくは勝手に、イスラム教徒の夫婦をそうぞうしてしまったんですが、 厳格なイスラム教では、女性がむやみに身体を露出してはいけないのではなかったか、 だとすると、他人と一緒にお風呂に入る温泉なんかに来てそうするんだろうか、 でも、中東のイスラム教徒ではなく、マレーシアなどのアジアのイスラム教のひとで、わりとそのへんがゆるいのかなァ、 とか、いや、これはモハメッド・アリみたいに、アメリカ人でイスラム教に改宗したひとか、 などと勝手に想像をふくらませてしまいましたが、 最後まで、ムハマンドさんご夫妻とすれ違うこともなく、謎は謎のまま残りました。 でも、これって、他人のよからぬ干渉というか興味本位でこんなこと考えているのってよくないかもしませんよね。 宗教がなんであれ、なに人であれ、温泉を楽しみたい、というのはそのひとたちの自由ですから。

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