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ラスタ・パスタのレレ日記

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2007年06月19日
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テーマ:洋楽(3285)
カテゴリ:音楽:CD
ポール・マッカートニーがあの頃の珠玉の名曲集とともに戻ってきた。
通算21枚目となるニュー・アルバム『Memory Almost Full』をリリースした。
リリースは、スターバックスが立ち上げた「Hear Music」

音楽配信サービスが進み、音楽をダウンロードするひとが増えて、CDを買わなくなっている、という世界の潮流の中で、スターバックスが世界に展開する店舗と、既存のCDショップのネットワークで良質な音楽をとどけよう、という試みが始まった。スターバックスは、「明確なビジョンと目的意識を持ったアーティストを、有名無名を問わずに音楽ファンに紹介する新しいプラットフォーム」と、これを説明している。
ポール・マッカートニーがレコーディング・アーティストとして一番最初の契約をかわした。CDタイトルは
『追憶のかなたに(Memory Almost Full)』


アルバム2中
追憶の彼方に-メモリー・オールモスト・フル/ポール・マッカートニー
ポール・マッカートニー/追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル
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【送料無料選択可!】追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル / ポール・マッカートニー
ポール・マッカートニー/追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル
追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル
【CD】ポール・マッカートニー/追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル<2007/06/06>
【Aポイント付】【先週発売】ポール・マッカートニー Paul McCartney / 追憶の彼方に~メモリ...


収録曲は
1. ダンス・トゥナイト / Dance Tonight
2. エヴァー・プレゼント・パスト / Ever Present Past
3. シー・ユア・サンシャイン / See Your Sunshine
4. オンリー・ママ・ノウズ / Only Mama Knows
5. ユー・テル・ミー / You Tell Me
6. ミスター・ベラミー / Mr Bellamy
7. グラティチュード / Gratitude
8. ヴィンテージ・クローズ / Vintage Clothes
9. ザット・ワズ・ミー / That Was Me
10. フィート・イン・ザ・クラウズ / Feet in the Clouds
11. ハウス・オブ・ワックス / House of Wax
12. ジ・エンド・オブ・ジ・エンド / The End of the End
13. ノド・ユア・ヘッド / Nod Your Head
14. ホワイ・ソー・ブルー / Why So Blue
*日本盤ボーナス・トラック

各曲、メロディが美しくわかりやすい名曲そろいで、全体として良質のポップ・ミュージックを楽しめるが、あえて、パスタ的に各曲ごとに説明すると、

1曲目『Dance Tonight』

UKの1stシングル。ポールが弾くマンドリンにあわせ、軽快なポップソングがはじける。これぞ、3コード進行のシンプルな曲だが、これぞポールの真骨頂。聴いていて、うきうきする。
バスドラの音がまたいい。これは打ち込みか、ポール自身がペダルを踏んだものを加工していると思う


2曲目『Ever Present Past』

USAの1stシングル。出だしが一瞬、ロキシー・ミュージックの
ブライアン・フェリーのような感じ。
エンディングも、ブライアン。イーノが作ったようなつくり。
でも、すべての曲の作詞作曲と、このトラックでの演奏はポール。

3曲目『See Your Sunshine 』

ポールのベースが動き回る。メロディをささえるベーシストとしても、ポールの才能を再確認。

このアルバムは、ワールド・ツアー中のポールが、自身のバンドと録音した曲に手を加えたものと、すべてポールが演奏している曲に分かれるが、次の曲と、

4、5、8、9、10、11曲目は、ツアーバンドとの録音。
このツアーバンドは、前にポールのライブ評で書いたと思うが、ポールにとって史上最強のバンド。
ギターは、もしジョージ・ハリスンが生きていたら、どう演奏しただろうと考えながら演奏イメージをつっくっていくラスティ、

フュージョン界の大物ベーシストの息子、重量ドラムスの
エイブ・ラボリエル.JR.

で、4曲目の『Only Mama Knows 』は、
ストリングスのイントロから、バンド・サウンドに展開。ウィングス時代の勢いをほうふつさせる。

5曲目の『You Tell Me』

は、アコースティック・サウンド。昔を懐かしむ復古調な感じが出ているが、ラスティのむせび泣くエレキ・ギターが印象的。

6曲目の『Mr Bellamy』は、
ピアノ、ボーカルのあと、エイブ・ラボリエル JR.の重量級ドラムスが響くが、

この曲と7曲目の『Gratitude』は、

ロック・オペレッタともいうべき、ハーモニー、コーラス・ワークが秀逸で、かつての10ccやクイーンを思い出す。

8曲目の『Vintage Clothes』から、ツアーバンドとの演奏で11曲目まで、メドレー的に切れ目なくつながるが、曲調は多彩。

9曲目の『That Was Me』のベースは印象的だが、どうやら、このベース、
レコーディングの時はツアーバンドのブライアン・レイが演奏した後、ポールが一部、自分の演奏に差し替えた可能性もある(どこまでかは、わからない)。
ボールのベース以上にダイナミックなレンジで演奏されてもいるし、ポールらしいフレーズでもあるので、謎?である。

10曲目の『Feet in the Clouds』は、ポールがめずらしく、ボコーダーを使って歌っている。まるで
ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)のような雰囲気。

気持ちいいぐらいタイミングがよく重量感があるドラムスはエイブ・ラボリエル Jr.

11曲目の『House of Wax 』は、
ピアノの音の後、ふきつな嵐のサウンド。
途中に、短い小節を、ラスティのギターがむせび泣く。

想像力をかきたてるサウンド。
エンディングでは、スピードアップしたラスティのスリリングだがむせび泣くギターが再度フィーチャーされる。これぞ、ロック・ギターといわんばかりだ。

12曲目の『The End of the End 』は、
謎めいた歌詞がちりばめられている。

♪終わりの終わりにあるのは、旅の始まりだ。
もっともっとよい場所へのたび♪


♪ぼくが死ぬ日には
冗談を言って欲しい。
鐘を鳴らして欲しい♪

ポールが死んだ日(on the day I die)が何を意味するのかは分からないが、

前半の、「At the end of the end」は、何か、リスタートをきる、
新しくまた始めるかのごとき内容。
リスタート、再生の歌であって欲しい。

13曲目の『Nod Your Head 』は、

打ち込みのタイコの後、
ビートルズの「サージャント・ペッパー・ロンリハーツ・クラブバンド」のような
サウンド・エフェクトの中、アルバムの終わりにむかっていくような叫びの歌。

14曲目の『Why So Blue』は、日本盤のボーナストラック。

うってかえって、アコースティック・ギターの弾き語り。

かつて、サイモン&がーファンクルが歌ったように、
待ち行く人々に対し「どうしてそんなに悲しいんだい」と問いかけた後、

「ぼくは、嬉しい。かつてはブルーだった君が、今は、ちょっと調子がいいのが嬉しい」

としめくくる。

途中で、ブライアン・フェリー、10cc、クイーン、ELOなどを引き合いに出したが、
これはむしろ主従が反対で、ビートルズがいたから、ポール・マッカートニーの音楽があったから、これらのアーティストが後に素晴らしい作品を創り上げたわけだ。


ポールが、スターバックスの立ち上げた「Hear Music」の(オリジナル作品を作る)最初のアーティストとして契約し、多くの人へのあたらしい音楽の届け方を模索しながら、

珠玉の作品集を創り上げたのは、とても嬉しい。
まだまだ、音楽の最前線にいたい、そして実際、ポールならではの、
シンプルで、メロディアスでありながら、ちょとした細工や味付けが施されている名曲。
しかも、大作主義に走らず、1曲3分前後の作品。

ポップスの王道は、こうだ、という現代最高のメロディーメイカーとしての面目躍如のポール。これからの彼の活躍にますます期待したい。

名盤です。オススメです。





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最終更新日  2007年09月19日 11時15分25秒
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