ラスタ・パスタのレレ日記

2007/10/04(木)19:07

ジェイク全曲J-POPライブ!その3

音楽:ライブ(129)

(その2から続く) 14曲目 ジェイクのMC 「次の曲は、ハワイではみんな知っている。一番知られている日本の曲じゃないかと思う。ハワイの英語放送のラジオ局で、沢山放送された唯一の日本の曲じゃないかと思う」と紹介した。 『First Love:宇多田ヒカル』(1999年) やっぱり、この曲もいいなぁ。ウクレレにもあう。しびれてしまう。 ♪You’re always be my love 。。。う~ん、かなしいLove song…… I remember…..♪ 宇多田ヒカルのこの曲は、歌詞の中に沢山の英語が入っており、その発音もいいことから、ハワイの多くの人に親しまれ、 そのせつない失恋の感覚がちゃんと歌やメロディから伝わってくるので、ハワイの多くの人にも愛されたのではないかと思う。 最後の曲の前に、ふたたびジェイクが長くしゃべった。 「今回、今までとは全く違うコンサートを開催しましたが、 日本の歌を学ぶというのは、とてもいい経験になりました。 6ヶ月前までは、日本に来ると、 「お好み焼き、美味しいよ。」とか、そんなカタチでしか、日本の生活や文化に触れられなかったが、今回、日本の音楽を学び、日本の歌を学ぶ中で、歌を通して、よりいっそう日本の文化について理解できるようになった。 もちろん、(それだけで日本を全部理解できるわけではなく)、日本の文化や生活のほんの一部分だけれども、理解できるようになった。 私にも、日本人の血が流れているが、日本に生まれ育ち、そこで生活する、ということがどういうことなのか、それは、みなさんの生活のほんの一部かもしれないが、それでもぼくにとっては、沢山のことを学ぶことが出来て、本当によかった。感謝しています。」 「ぼくにとって、一番心うたれたのは、どんなひとでも、どんな仕事をしているひとでも、みんな110%、全力で仕事をしていることだ。 朝から晩まで、まるで寝る時間が無いくらい。 そして、みんないつでも、もっと学びたい、と思っており、 例えば、ジャズをやるひとは、ジャズのすべてを勉強したいと思い、ジャズの歴史を全部学ぼうとしている。 これは、音楽にかぎらず、どんな職業の人でもそうだ。 ぼくは、そのことに感服し、敬服し、そしてみんなから沢山のことを学んだ。」 「今夜のコンサートがこのように実現したのも、バンドのメンバー、スタッフ、関係者、ファンクラブのひとたちまで、みんなが全力でサポートしてくれたからこそ実現したんだ。 人生の、すべての瞬間は、たったその時一度しかないことで、その一瞬一瞬を精一杯生きる、その大切さをみなさんから学んだ。とても感謝している」 そうか、今夜のコンサートは、ジェイクのそうした思いがいっぱいつまった、特別なものだったんだなあ、とぼくは思った。 ジェイクの普段の音楽は沢山聴いているけれども、今夜のコンサートについては何の予備知識も無く、紀尾井ホールにきたぼくだけれども、こうした場にいられたことを、本当に幸せなことだと思った。 ジェイクの謙虚さ、真心、誠実さ、真摯さ、純粋さ、 なんか、そういう音楽の向こう側、というか音楽のずと奥深くにある、根源的なものにふれたようで感動した。 15曲目、 最後の曲の紹介だ。 「今夜は、70年代や80年代、90年代、それから『ふるさと』のようなみなにしたしまれている音楽を演奏してきましたが、最後の曲は、たった4年前に生まれた曲で、今夜の中では唯一の2000年代の曲です」 『雪の華:中島美嘉』(松本良暮2003年) ステージ奥の壁が、今度は雪が降るようなライティングに変わった。 すべての演奏が終わり、全員がステージの前に出てきて、深々と礼をした。 惜しみない拍手が鳴り止まなかった。 その拍手は、興奮した、というよりも、心から感動した、という拍手に聴こえた。みんな、今日のこの特別なコンサートが、心に染みたのだと思う。 我々が、ジェイクを愛し、ジェイクの音楽を愛し、ハワイの風土を愛し、ハワイの文化を愛するように、 ジェイクは、日本の歌を愛し、日本の文化を愛し、そしてなによりファンのみんなを愛している、 そんな気持ちがびんびんと伝わってきた。そのことへの感謝の拍手なのだ。 アンコールだ。 アンコールの曲は、 「もちろん、この『一期一会』のコンサートにふさわしい内容の曲。 日本の沢山のいい歌にインスパイアされて、 ぼくが、リハーサルの直前まで、ホテルで書いたオリジナル曲」 タイトルは『一期一会』 日本の歌謡曲やJ-Popに共通するような、というか 日本語の歌詞をのせたら、うまくのっかるだろうな、というようなメロディに、 ある種、坂本龍一のような、和音を弾くピアノ。 ジェイクのウクレレから始まり、 ピアノが加わり ヴァイオリンが加わり、 いつのまにか全員で演奏していた。 そして、このファンとバンド・メンバーの全員の心が通じたかのような、特別な夜、特別なコンサートは終わった。 今日は、i Podで音楽を聴かずに、この余韻を味わいながら帰宅しよう。 追記 ジェイクのCDについて辛口コメントのパスタだったが、 やっぱり今夜のコンサートは特別なものだったとおもう。 追記2 ブルースは6ヶ月で19曲練習した、と言っていた。 しかし、ジェイクのオリジナルを除くと演奏されたのは15曲。 4曲、アレンジや練習がされたのに、結局選ばれなかった曲があるということか? 誰の何の曲だろう。 普通に考えると サザン? ミスチル? う~ん、今回、演奏されなかったけれども準備された曲が何だったか知りたいナァ。 追記3 今夜の様子は放送ならびにDVD化されるらしいが、 できたら、ぼくはスタジオであらたにレコーディングして、CDでも出して欲しいなあ。 きっと、ぼくの愛聴盤になることはまちがいなしだ。

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