テーマ:楽器について♪(3600)
カテゴリ:ウクレレ・ハワイ音楽・沖縄
MATTさんは、ウクレレを愛し、日本ウクレレ協会でのご活躍などを通して、ウクレレの普及に長い間尽力されている方だ。 ここ数年は、日本ウクレレ協会だけではなく、有力なアマチュア・ウクレレ・プレイヤーのライブ活動をプロデュースするなど、いろいろな形で、ウクレレの普及に尽力されている。 私も、MATTさんには、ひとかたならぬお世話になっている。 ウクレレの楽器を買う時に、いろいろなアドバイスをいただいたり、言葉に尽くせない恩義を感じている。 しかし、なかなかその恩義をおかえしする機会もなく、長い間不義理をしてしまっている。 ワークショップは、MATTさんを含め、3人の講師の方が順番に出てきて、お話およびウクレレの演奏をしてくれた。 ウクレレ快読本 最初は、MATTさんのお話。 ウクレレは、こんな小さな楽器にもかかわらず、 和音が出せる リズムをきざめる メロディを奏でられる 演奏しながら歌える たとえば、サックスなどの楽器を想像してみれば、この特徴は大きい。 しかし、これだけなら、ピアノやギターでも一緒。 ウクレレの魅力は、この4つの利点をもちながら、簡単に持ち運べるサイズ、 その携帯性(mobility)にあると思う。 MATTさんは、そんな話をしながら、ぜひウクレレの魅力を感じ、ぜひ一生の友達としていただきたい、といった。 誰でも、何歳からでも手軽に始められるのも、ウクレレの魅力かもしれない。 MATTさんは、また、ウクレレの特徴を考えたときに、この小さい楽器をギターに負けないような、 大きな音で、 綺麗な音色で ウクレレ独特の奏法で(ギターでは演奏しにくい奏法) 弾くにはどうしたらいいか、という原点に戻って、そこから考えたウクレレの持ち方、(右手の持ち方、左手の親指のポジション)、親指や人差し指、全部の指をつかっての奏法、三連譜の奏法などを実演しながら説明してくれた。 ウクレレの基本だけれども、あらためてMATTさんのお話を聞くと、すごく理にかなっており、説得力があった。 2番目に登場したのは、「ウクレレ快読本」についているCDに演奏を録音しているshu-sanだ。 shu-sanは、東京都が公認する「ヘブン・アーティスト」に、ウクレレ奏者としてははじめて認定された方。 この「ヘブン・アーティスト」は、石原都知事の肝いりで、東京都の認定する場所で、ストリート・パーフォーマンスやストリート・ミュージックをやってもいい、という公認をしてくれる制度。 これが始まったときは、大道芸人などのパーフォーマンスを審査する様子をテレビのニュースで見た方も多いかもしれない。 しかし、ウクレレのような楽器は、他のストリート・ミュージシャンと違って、見栄え、聴き映えが地味なため、審査を通るのは至難のわざだった。 実際、この「ヘブン・アーティスト」の公募が始まったとき、私のまわりの名うてのアマチュア・プレイヤーがこぞって応募したが、残念ながら誰も審査を通過しなかった。告白するとみんなが応募するというのを聞いて、ぼくも締切ギリギリに都庁まで出かけて行って、書類と自分の演奏を録音したMD(だったと思う)を提出したが、やはりというか、当然のように1次審査で落ちてしまった。 それ以来、ウクレレでこの「ヘブン・アーティスト」に認定されるのは、かなり難しいだろう、と思っていたのだが、それを見事に2次審査もパスし認定されたのが、shu-sanだ。 Shu-sanは、ウクレレの神様、オータさんんからじきじきに譲りうけたレイラニ(多分)のウクレレ(low-G)を使って、オータさんのパーカッション奏法を教えてくれた。 また、ヘブン・アーティストの2次審査で演奏した思いで深い曲として、 イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」のソロ演奏も披露してくれた。 Shu-sanは、今、都庁の南側の展望台で日曜日、演奏しているそうで、すでに演奏回数が47回に達したらしいが、以前、shu-sanがあるウクレレ・イベントで演奏を披露してくれた時より、さらにしゃべりが上手くなっており、実に生き生きと楽しそうに演奏してくれた。自信がみなぎっており、演奏をみずから楽しまれているようだった。 実は、ここまでは、ぼくは客席で自分のウクレレを持ちながら、弾ける弾けないにかかわらず、MATTさんのデモ演奏や、shu-sanの演奏にあわせて、右手、左手を動かして、感じをつかもうとしていたが、次の講師の時は、途中で、それさえあきらめた。 そう、3番目に登場したのは、ジャカソロで有名なカマテツさんの登場だ。 カマテツさんは、もともとは、アマチュアの仲間たちと今はなき「Hawaiian Dream」で、イベントを開いていたりしていたが、 MATTさんの持つミニFM局の番組出たり、MATTさんプロデュースのライブ活動などをしているうちに、ジャカソロのCD付き教則本や、DVD教則ビデオまで、販売するようになるなど、どんどん活躍の舞台をひろげているかた。 その「Hawaiian Dream」に出演していたアマチュア・プレイヤーの中の何人かは、その後、どんどん活躍の場を広めているが、 カマテツさんのジャカソロは、プロを含めてこんなに弾ける人は、少なくとも日本にはいないのではないか、というくらいの名手。 そんな「Hawaiian Dream」のイベントに飛び入りで参加させてもらって、カマテツさんに「よかったら打ち上げに一緒に行きませんか」とさそってもらったのが、実はわたくしパスタで、 そのイベントの主催のリーダーMさんと、カマテツさんのお誘いがきっかけとなって、次々に多くの首都圏を中心としたアマチュアのウクレレ弾きとの交流が広がっていったのであり、今でも、ぼくはカマテツさんに感謝している。 (本人は覚えていないかもしれないけれども) カマテツさんは、それだけのスーパーテクニックをもちながらも、全然偉ぶることもなく謙虚で人柄のよさからも、隠れ(いや公認?)女性ファンも多い。 カマテツさんのワークショップは、最初こそ、ゆっくりその右手の動かし方を説明してくれたが、カマテツさんのミニ・ライブがはじまったら、すでに十分聴いていて知っているにもかかわらず、そのスーパーテクニックには、あらためて、ため息が出るというか、唖然としてしまった。 うまさにますます磨きがかかっている。 演奏は、 鉄腕アトム What A Wonderful World 吹雪の中の小次郎(オリジナル) ヒロ・マーチ LOVE など。 目にもとまらぬ右手の動きで、複雑なジャカソロを弾きながら、そこにメロディを入れていく彼独特の演奏スタイル。 聴いているうちに、とっても気持ち良くなってきて、いつものように頭がジーンとしびれたような、アルファ波というかベータ波が出ているような状態になった。 最後に、客席から5名ほどステージにあがり、3名の講師といっしょに 「クレイジーG」を演奏した。 お客さんの中には、ウクレレを持参していたひとも多く客席で一緒に弾いている人も沢山いた。もちろん私も、客席で一緒に演奏した。 「クレージーG」は、ウクレレをはじめると比較的はやい時期に、みんなが習う曲だが、それをテンポを速くして、それぞれのオリジナリティをいかした弾き方をするのは結構難しい。 ぼくも、何年ぶりかでこの曲を弾いたのだが、こんな時、ぱっとステージに上がれるほど、ウクレレが上達すればいいな、と思った。 帰りは、オータさんとジュニアのオータ親子のデュオCDを聴きながら帰ったが、さっきshu-sanがワークショップで教えていたパーカッション奏法を、オータさんがまったくそのとおりに弾いているのがわかった。 今年、初のウクレレ・イベントへの参加、楽しかったなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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すごいな~ 読んでいて なにか感じる~^^
楽しかったし 勉強になったしって感じなんでしょう? ますますウクレレがすきって感じが ストレートにきますよ!! (2008年01月12日 14時52分10秒)
かず1011さん、こんにちわ。
>すごいな~ 読んでいて なにか感じる~^^ >楽しかったし 勉強になったしって感じなんでしょう? そう、その通りなんです。かずさんって感覚がするどいですね(^^) >ますますウクレレがすきって感じが ストレートにきますよ!! 伝わりましたか。やっぱり、気持ちがたかぶって書くと、ちゃんと伝わるんですね。嬉しいです☆ (2008年01月13日 07時24分56秒)
小雪さん、こんにちわ。
>ウクレレの4大特長+携帯性・・・言われてみて「あ!そうだった!!!」としみじみ。。。です。 そうですね。あたりまえだと思って忘れていたことが、実はウクレレのすごさだったんですね。 >ウクレレを最初に作った人は、天才ですよ!!! そうですね。誰がつくったんだろう。ポルトガルから渡ってきた楽器がハワイで進化したんですけれどね。 最初は、やっぱり伴奏楽器だったみたいです。 (2008年01月13日 07時27分44秒)
初めてなんです。。。
いつも東京での催し・・・行けないのが残念! コンサートの録画とか・・・録音があります? ウクレレ好きな田舎のおじさんです。。。 (2008年01月13日 17時43分12秒)
玉ねぎさん、こんにちわ。
>初めてなんです。。。 遊びに来てくれて、ありがとうございます。 >いつも東京での催し・・・行けないのが残念! そうですね。どちらにお住まいなんですか? 仙台なんかだと、MATTさんたちが、時々(年一回かな)、ワークショップやってたと思います。 関西も、結構、ウクレレ・イベントが多いみたいですよ。大阪、神戸でのイベントには四国から参加するひともいるみたいです。 >コンサートの録画とか・・・録音があります? 残念ながら、録画も録音もとっていないんですよ。すみません。 >ウクレレ好きな田舎のおじさんです わざわざ、書き込みありがとうございます。 なかなか近くでイベントがないかもしれませんが、ネットを使って、ウクレレ愛好家と交流できるといいですね。ぼくも、イベントに参加した時は、みんなに様子が分かるようにブログに書きたいと思います。 よろしくお願いします♪ (2008年01月14日 07時37分43秒)
お返事有難うございます。
>残念ながら、録画も録音もとっていないんですよ。すみません。 そうなんですか?残念です。 近くでイベントがあれば・・・参加したいと思います。 どうもありがとうございました。 (2008年01月14日 22時16分32秒)
玉ねぎさん、こんにちわ。
>お返事有難うございます。 >>残念ながら、録画も録音もとっていないんですよ。すみません。 >そうなんですか?残念です。 >近くでイベントがあれば・・・参加したいと思います。 ぜひ、参加してみてください。そこで知り合ったひととなかよくなるといいですね。そうやってだんだんウクレレの輪が広がると、情報もどんどん入ってくるようになりますよ。 >どうもありがとうございました。 どういたしまして。書き込み、ありがとうございました。 (2008年01月15日 05時59分56秒) |
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