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ラスタ・パスタのレレ日記

2008年05月15日
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カテゴリ:音楽:ライブ
その1から続く

第2部が始まった。
ソニー・ロリンズだけ衣装を変えていた。
今度は、ネイビー・ブルーか黒系のたっぷりとしたシャツに、赤いチーフを胸ポケットに入れている。サングラスと白髪頭、あごひげには、このカラー・コーディネーションもびったしよく似合う。
第2部の演奏曲は

04. Someday I'll Find You
05. They Say It's Wonderful
06. Serenade
07. St. Thomas
08. Half As Much
09. Global Warming

4曲目の「Someday I'll Find You」と
6曲目の「Serenade」は、

やはり、最新CD「Sonny, Please」からで、彼の数多い名曲の懐メロ演奏というステージ構成にはなっていないところが嬉しい。
彼は、人間国宝でもなんでもなく、まさに現役のプレイヤーなのだ。

第1部は、前傾姿勢のリズム、前に進んでいくような予感のするリズムの曲から始まったが、第2部では、ゆったり目の曲で始まった。

第2部は、第1部よりメロディ重視の姿勢がうかがわれ、ゆったりとソニー・ロリンズが気分よくろうろうとメロディアスなソロを吹く姿が印象に残った。

メロディーを吹きながら、ところどころ、ぶつぶつぶつ、ばりばりばりと速いパッセージのフレーズが入り、そこがまたロリンズらしくて気持ちがいい。

また、後半では、ほとんどの曲が、ロリンズのサックス・ソロから始まったのも興味深い。また、ロリンズはいつでも、他のメンバーの演奏と会話しているようで、ギター・ソロ、トランペット・ソロの合間も自分も何か吹いている。
そして、自分のソロの番になると、ほんとうに吹きまくる。

したがって、結局、ロリンズは、全体を通して、ずっとサックスを吹きまくっていることになる。その存在感と、その体力にはおそれいった。

演奏しながら、ステージの上を歩き回り、ドラムスと対話していたかと思うと、メンバー全員の後ろにまわってステージの後方、暗いところでも演奏している。

彼が全く演奏せずに立ち止まっていたのは、他のメンバーのソロが過熱している時の、ごく短い時間だけである。

78歳の彼が、こんなに長く、豪放なサックスが吹けるのも、本人の談によれば、
毎日のヨガ、ストレッチ、サックスの練習のたまものなのだという。
確かに、歩く姿は、足が完全に自由ではないようで、身体をゆすりながらであったが、まだまだ現役でやれるぞ、という感じが伝わってくる。

今回の来日公演は、暖かい日本のファンの前でもう一回演奏したい、という彼の気持ちと、ぜひもう一回、日本にきて欲しい、という日本のファンの熱意の結果だそうだ。

MCで、ところどころ、日本語を交えるロリンズは、日本のファンを大切にし、親日家でもあるようだ。

7曲目の「St. Thomas」がはじまると、

場内はいっせいに拍手し、手拍子をはじめた。

「サキソフォン・コロッサス」というジャズ史に残る名盤からの曲で、
この曲では、実に楽しげにサックスを演奏し、観客もまた楽しげに曲を楽しんだ。まさに、踊ろうと思えば踊れそうな具合にである。
そして、この曲が終わってから数分間、会場の拍手が鳴り止まなかった。じつに暖かい、感謝の拍手であった。

後半、尻上がりに調子が上がってきたロリンズの、ハイライトは、やっぱり
最後の曲「Global Warming」である。

カリプス、ラテンのリズムを取り入れたその曲は、パーカッション・ソロ、パーカッションとロリンズのサックスとの対話を含み、心踊り、からだが沸き立つような、うきうきした気分にさせてくれる演奏だった。

どこか、渡辺貞夫がワールド・ミュージック的な「アプローチをした時のような、ほがらかさと陽気さ、楽しさがあった。

本当は、これはものの見方が逆で、渡辺貞夫が、ロリンズのそういった側面を学んだのだと思うが。


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2008年05月14日発売ライヴ・イン・ヴィエンヌ
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この曲は、発売されたばかりの最新DVD
「ソニー・ロリンズ:ライブ・イン・ヴィエンヌ」に収録されているので、機会があったらぜひ観てほしい。

今日の東京国際フォーラムでのライブの様子をもっともよく理解できる、熱い演奏がくりひろげられている。(2006年6月、フランスのヴィエンヌでのライブ)


アンコールを求める拍手が鳴り響く中、ロリンズは一回だけ、ステージに戻ってきて、礼をしたが、その後も鳴り止まない拍手も、残念ながら、場内の明かりがついて終わりとなった。

さすがに、実質、2時間強、サックスをフルに吹きまくることは、78歳の彼としては、精一杯のことであったのかもしれない。

往年の巨人が、過去の懐メロ演奏をするのではなく、まだまだ現役であることを、その選曲と演奏でまざまざと見せてくれた、本当にいいライブだった。心温まる思いがした。


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「St. Thomas」など、ソニー・ロリンズの往年の名曲は、このベスト盤で聴くことができる。オススメです。






最終更新日  2008年05月22日 17時53分16秒
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