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ラスタ・パスタのレレ日記

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2008年07月21日
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カテゴリ:音楽:ライブ
イエスのキーボード奏者、リック・ウェイクマンが、Billboard Live Tokyoという、ライヴ・レストランで、単独ライブをやるというので、行ってきた。

リック・ウェイクマンは、イエスの黄金期のメンバーで、

ジョン・アンダーソン(vo)
スティーブ・ハウ(g)
クリス・スクワイア(b)
ビル・ブラフォード(ds)

とともに、イエスの黄金期の傑作、
『こわれもの』『危機』
をレコーディング。

こわれもの
ワーナーミュージック・ジャパン イエス/こわれもの
イエス/こわれもの
イエス/こわれもの(CD)
イエス/こわれもの

危機
危機 EXPANDED & REMASTERED
 危機 / イエス


『危機』後、ドラムスがビル・ブラフォードからアラン・ホワイトに変わったが、

その間にレコーディングされたライブ・アルバム『Yes Songs』でも、リックは活躍、
ドラムスが、収録時期の違いで、ビル・ブラフォードとアラン・ホワイトのふたりが演奏している3枚組みの大作ライブが発表された。

その後、1曲20分前後の大作が、当時のアナログA面、B面に一曲ずつ、2枚組みに4曲収録された、問題作『海洋地形学の物語』でも、リックは演奏している。
ぼくは、このアルバムが大好きだが、しかし、リック・ウェイクマンはこの『海洋地形学の物語』で、やりたい音楽の方向性がずれてきたのか、いったんここでYESを脱退する。

その後、『Going for the One』で、復帰、素晴らしい演奏をしている。
Going for the One
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【送料無料選択可!】究極 / イエス
イエス/究極  


リック・ウェイクマンは、Yesで活躍するかたわら、ソロ活動も活発で、

『ヘンリー八世の六人の妻』
ジュール・ヴェルヌのSF小説を題材にした『地底探検』、
『アーサー王と円卓の騎士』といった、ソロ・アルバムを発表し、大変な話題となった。


彼の、キーボードを12台から14台ぐらいを、自分の四方八方に積み重ねて演奏するさまは、その姿そのものが、ライヴ・パーフォーマンスであった。
当時は、アナログ・シンセサイザーの時代で、各種の音色を作ること自体が大変な作業で、
シンセ、ミニ・ムーグ(モーグ)、メロトロン、アルバム録音時には教会のパイプオルガンなども弾き、ライブでも、素早くキーボードから別のキーボードへと手を移して弾くさま、クラシック音楽の素地があるため、クラシカルでメロディアスな曲を、よどみなく流暢に弾きながら、バックのサウンドはあくまで「ロック」である、というのは大変な驚きであった。

ぼくは、ロック少年の頃、リック・ウェイクマンのようにキーボードが弾きたかったし、シンセサイザーも欲しかったが、当時のシンセサイザーは、モノフォニックでも、バカ高くて買えなかった。そして、もしキーボードを持っていても、クルマの運転も出来なければ、宅配便もない時代、キーボードを運ぶすべもなく、大のロック少年であったパスタも、バンド少年にはなれなかったのを思い出す。

さて、そんなリック・ウェイクマン、Yesが分裂して、Yesとは別に
ABWH
すなわち、
ジョン・アンダーソン(vo)
ビル・ブラフォード(ds)
リック・ウェイクマン(key)
スティーブ・ハウ(g)

に、トニー・レヴィン(b)をむかえた、メンバーで来日したのが、ぼくがはじめてリック・ウェイクマンを見た時だ。
その時は、さいわいにも友人のコネがあって、楽屋にもいけたのだが、
リック・ウェイクマンに

「ぼくは、もう10何年もあなたの来日を待ち望んでいました」と言って、握手したら彼の大きな手のひらで力強く握り返してくれたのを思えている。

その後、クリス・スクワイア率いるYesとABWHが合体し、
拡大Yesとなって来日した時もリックの雄姿をみた。
また、NYに行って、Yesのライブで彼をみたこともあった。

しかし、リック・ウェイクマンを見るのは久しぶりだし、単独ソロというのも初めてだ。
しかも、ライブ・レストランというきわめて至近距離から見られるのも楽しみだ。

わくわくしながら、ダークビアを飲みながら、待っていると、
ステージに、背が高くて金髪のリック・ウェイクマンが登場した。

年齢のせいか、おなかがかなり出っ張っていたが、長身であり、いつものトレードマーク的長いマントのような衣装を着ているので、おなかのでっぱりは、それほど気にならない。
しかし、短くたくわえた口ひげに白いものが混じっているのを見ると、やっぱり彼も年をとったのだなぁ、と思う。今年59歳である。しかし、きわめて元気そうである。

キーボード群は、ステージ向かって左側に上下に重ねて、ステージと並行に2台、右に2台、左に2台置いている。ステージ奥にはミキサーがある。

そして、ステージ向かって右側にはグランド・ピアノが一台置いてある。

昔に比べれば、かなりキーボード・シンセ類がすっきりしている。

オープニングの時にかかっていたクラシック曲『アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク』(立ったと思うが)を、グランド・ピアノで弾き始めた。

この曲を弾き終えた後、マイクを持ってMCを。
「ありがと。Thank You」

1972年に戻って、私のソロ・アルバム『ヘンリー八世の六人の妻』から、

「キャサリン・ハワード」を演奏します。

『ヘンリー八世の六人の妻』の中でも、僕の好きな曲のひとつだ。

リック・ウェイクマンは、驚いたことに、この名曲の曲調がかわるたんびに、弾いているキーボードを動き、結局6台とも弾いた。

先日、来日したASIAのジェフリー・ダウンズも、キーボードを沢山積み上げて弾いていたが、1曲では、せいぜい2~3台のキーボードしか弾いていなかった。

リック・ウェイクマンは、Yes & ASIAのギタリスト、スティーブ・ハウと同じように、1曲の中でも、曲想に変化をつけ、そのたびに楽器を持ち替えるのだなぁ、と思った。

また、クラシカルなピアノタッチや、クラシック音楽を髣髴させるメロディと指使い、
この辺は、おなじプログレッシブ・ロック・キーボード・プレイヤーのキース・エマーソンとも違うのだなあ、とあらためて思った。

3曲目は、彼がキャット・スティーブンスのために書いた
『Morning Has Broken』

グランド・ピアノで弾きました。

4曲目と5曲目は、

リックが、「ここらで、YESの曲を弾かないわけにはいかないでしょう」といって弾いた

『And You And I』(アルバム「危機」に収録)と

『Wonderous Stories』(アルバム「Going for The One」に収録)の大作を

メドレーで弾きました。曲がうつる時、ステージむかって右側のキーボード2台から、正面の2台に動くッ時、足でペダルをふんで、曲が違和感なくつながっているように弾いているのが面白かったです。

というのも、かつてのリック・ウェイクマンは、キーボード群の下をテントっというか布で覆い隠して、足技があんまり見えないようにしていたので。

それにしても、ロック少年、パスタが、この『And You and I』を、エレクトーンでコピーしようとしていたことを思い出します。

ほかでもなく、YESの曲で、この2曲を取り上げたのは、やっぱり彼も、「危機」や「Going for The One」の頃のイエス・サウンドが好きなんでしょうね。また、自分の貢献度も高いアルバムだったのかもしれません。





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最終更新日  2008年07月24日 11時29分12秒
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