1746312 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ラスタ・パスタのレレ日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2009年01月15日
XML
テーマ:Jazz(1958)
カテゴリ:音楽:CD
チック・コリアひきいるリターン・トゥ・フォーエヴァーが帰ってきた。
2008年、復活ライブがアメリカとヨーロッパで行われたが、残念ながら日本には来なかった。
だから、というわけではないかおもしれないが、その時のライブ盤2枚組CDが、日本先行発売

された(発売日は、なんと2008年12月31日)

タイトルは『リターンズ~リユニオン・ライブ』
リターンズ~リユニオン・ライヴ中
チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエヴァー/リターンズ~リユニオン・ライヴ
リターンズ~リユニオン・ライヴ / チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエヴァー
【Aポイント+メール便送料無料】 チック・コリア / リターンズ~リユニオン・ライヴ (日本盤CD)
《送料無料》チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエヴァー/リターンズ~リユニオン・ライ...
【送料無料】(CD)チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエヴァー/リターンズ~リユニオン・...
《送料無料》チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエヴァー/リターンズ~リユニオン・ライ...
チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエヴァー/リターンズ~リユニオン・ライヴ
【送料無料選択可!】リターンズ~リユニオン・ライブ / チック・コリア&リターン・トゥ・フォ...

収録曲
<ディスク 1>
1:オープニング・プレイヤー
2:第7銀河の賛歌
3:ヴァルカン・ワールズ
4:女魔術師
5:ソング・トゥ・ザ・ファロア・キング
6:アル・ディ・メオラ・ソロ
7:ノー・ミステリー

<ディスク 2>
1:チック・コリア・ソロ
2:浪漫の騎士
3:エル・バヨ・ディ・ネグロ~スタンリー・クラーク・ソロ
4:リネージュ~レニー・ホワイト・ソロ
5:浪漫の騎士(コンティニュー)
6:道化と暴君の決闘
7:500マイルス・ハイ (ボーナス・トラック)
8:英BBC放送“ライフ・タイム・アーカイヴ・アワード”::浪漫の騎士 (ボーナス・ト
ラック

リターン・トゥ・フォーエヴァーは、70年代、フュージョン・シーンを引っ張った偉大なグル
ープだが、同時代に同じく活躍したグループにはマイルス・デイヴィスのエレクトリック・バ
ンドに所属していたメンバーが結成したグループが多い。まさに、マイルス・デイヴィスの子供たちというわけだ。

たとえば、

ジョーザ・ヴィヌル(key,p;昨年皮膚癌でなくなった)と
ウェイン・ショーター(sax)の
「ウェザー・リポート」


ハービー・ハンコック(p, key)の「ヘッドハンター」

ジョン・マクラフリン(g)の「マハビシュヌ・オーケストラ」

トニー・ウィリアムス(ds:故人)の「ライフタイム」と「ニュー・ライフタイム」

など、いずれもすごいグループであったが、その中でも

チック・コリア(key, p)のリターン・トゥ・フォーエヴァーは、

アル・ディメオラ(g)
スタンリー・クラーク(b)
レニー・ホワイト(ds)


の「リターン・トゥ・フォーエヴァー」は、ロック・ファンからも大注目されたグループ。

80年代にたしか、よみうりランドのオープン・ホール「よみうりイースト」のこけら落としに
、リターン・トゥ・フォーエヴァーが1次的に復活して、ライヴを見に行ったことがあるが、それ以来、彼らの再結成はなかったと思う。

さて、このライヴ盤を聴いてみると、あらためて、ロック色の濃いエレクトリック・バンドだったんだなぁ、と思う。

特に、ディスク1の2曲目

「第7銀河の賛歌」など、
レニー・ホワイトのヘヴィーで痛快なロックよりのドラムスと、
エレクトリック・ギターで速弾きでおたけびをあげるアル・ディメオラなど、
最近は、あんまり聴かれなかった彼らのロック寄りの演奏に魅了される。
観客も大興奮の様子が伝わってくる。


3曲目の「ヴァルカン・ワールズ」では、
アル・ディメオラのエレキ・ギターに
チック・コリアのシンセのフレーズ
ピッコロ・ベースをまるでギターのような速さで軽々とヘヴィーに弾くスタンリー・クラークの様子に白熱した熱気と気持ちいい緊迫感を感じる。

6曲目では、アル・ディメオラのソロで、超有名曲
「地中海の舞踏」を聴かれる。

ディスク2では、
うってかわって、
1曲目の「フレンドシップ~チック・コリア」のソロでは、
チック・コリアの麗しいピアノ・ソロが、ジャズそのものの魅力を伝えてくれるし、そのチックのアコースティック・ピアノがそのまま

2曲目の「浪漫の騎士」に引き継がれ、
アル・ディメオラのアコースティック・ギター、
スタンリー・クラークのウッド・ベースの弓弾きと指弾きへと

音が重なっていく。

アル・ディメオラの今度はアコースティック・ギターの速弾き、
ギターを速く弾くだけがいいわけではないが、彼の音楽性の高さと、
速弾きの両立した世界は、やっぱり舌をまく。
彼の最近の活動より、このライブでの演奏のほうが、彼本来の味が出ているのではないかと思う。

こうやって、ロック、ジャス、エレクトリック、アコースティックと要素がさまざまに重なって、熱い「リターン・トゥ・フォーエヴァー」の音世界が組み立てられていく。

21世紀の今、リターン・トゥ・フォーエヴァーの演奏を聴くと、今更ながら、すごいグループだなあ、と思うし、こういう凄いグループがいくつも活躍していた70年代~80年代のはじめ、というのは凄い時代だったのだなあ、と思う。

まあ、とにかくまだ今は、日本ではライブの見られない、
『リターン・トゥ・フォーエヴァー』の復活ライブ
この2枚組のCDで、たっぷりと堪能してもらいたいと思う。

オススメです。


追記
ちなみに、この5人のメンバーがいかにすごいキャリアを築いてきたかと言えば、

アル・ディメオラは、ジョン・マクラフリン(イギリス)、パコ・デ・ルシア(スペイン)とのアコースティクギターによる
「スーパー・ギター・トリオ」

スタンリー・クラークは、ジェフ・ベック、サンタナなどのロック・ギタリストとの競演、
ジョージ・デューク(key)との
「クラーク=デューク・プロジェクト」でのスウィートなソウル・ミュージック、

レニー・ホワイトは、NYの同郷のマーカス・ミラー(b)との、
ソウル・ファンク・グループ「ジャマイカ・ボーイズ」

チック・コリアは、ハービー・ハンコックや上原ひろみとの「ピアノ・デュオ」
エレクトリック・バンド、アコースティック・バンド、
ゲーリー・バートン(vib)とのコラボなど、枚挙にいとまがない。

とにかく、マイルスの子供たちのひとりだったチック・コリアが、
「リターン・トゥ・フォーエヴァー」や、その後の活動を通して、
チック・コリアの子供たちを育ててきたわけだ。

彼らの活躍亡くして、今のジャズおよびフュージョンの活況はなかったわけで、
とにかくぼくが敬愛しているミュージシャンたちである。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年02月16日 23時46分15秒
コメント(4) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


 Re:Return to Forever復活ライブ!(01/15)   東谷小雪 さん
またもや 私の耳には新鮮なお名前のユニットが。。。
錚々たるミュージシャンたちなのですね。

機会があったら、聴いてみますね♪ (2009年01月18日 21時03分41秒)

 Re[1]:Return to Forever復活ライブ!(01/15)   パスタおやま さん
小雪さん、こんにちわ。

>またもや 私の耳には新鮮なお名前のユニットが。。。
>錚々たるミュージシャンたちなのですね。

>機会があったら、聴いてみますね♪

ぜひ、聴いてみてくださいね☆

ところで、このCDのジャケットのアートワーク、さんご礁の海の背景にあっていると思いませんか?

(2009年01月19日 20時57分21秒)

 色彩の魔術師。   東谷小雪 さん
ターコイズとエメラルドとアクアマリンの競演・・・それは珊瑚礁の海が映し出した魔法だった。。。

魔法によって海から生まれた伝説の蝶・・・って感じがする♪ (2009年01月20日 20時41分50秒)

 Re:色彩の魔術師。(01/15)   パスタおやま さん
小雪さん、こんにちわ。

>ターコイズとエメラルドとアクアマリンの競演・・・それは珊瑚礁の海が映し出した魔法だった。。。

>魔法によって海から生まれた伝説の蝶・・・って感じがする♪

色彩の魔術師、うまいことをいいますね。

>ターコイズとエメラルドとアクアマリンの競演・・・それは珊瑚礁の海が映し出した魔法だった。。。

う~ん、やっぱりダイビングが得意な小雪さん。
色彩の魔術は、珊瑚礁がうつしだした魔法が生み出すと。色彩の織りなす陰影のごとく、小雪さんの経験から来た深い言葉ですね。
-----
(2009年01月20日 23時20分27秒)

PR

日記/記事の投稿

カレンダー

バックナンバー

2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月
2023年06月

フリーページ

コメント新着

 背番号のないエース0829@ 最優秀新人賞  岡田有希子「十月の人魚」に、上記の内容…
 坂東太郎G@ 沖縄音楽、癒しのチャンプルー♪♪(08/18) 「石垣の塩」に、上記の内容について記載…
 背番号のないエース0829@ Re:長澤まさみ 「マスカレード・ナイト」に、上記の内容…
 カワグチ@ Re:物議をかもしたマイケル・ジャクソンのビデオ・クリップ!!(07/11) 10年以上前のエントリーに何なんですが… …
 背番号のないエース0829@ Re:小室 「安室奈美恵 Never End」に、上記の内容…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

Asia "Alpha" Demos New! ken_wettonさん

心静かに 開拓父ちゃんさん

「歌う」のが、好き 佑【Yuu】さん
日々なるサウンドト… BASSMAN SYBさん
夢のかけら☆ヾ カリンさん9357さん

ニューストピックス


© Rakuten Group, Inc.