2009/04/21(火)14:05
中国有人ロケット
北京空港の出国ロビーには、大きなロケットの模型が置いてある。すでに、航空会社のカウンターでチェック・インして、手荷物チェックのセキュリティに行く前の通路にだ。
3人の宇宙飛行士の写真が通路の両側にこれでもか、と、かざられている。
模型のロケットは「中国航天CZ12F」と書かれているが、おそらく2008年9月25日に打ち上げられた「神舟7号」の打ち上げロケットだと思う。
こちらの写真は、3人の宇宙飛行士が乗っていた、「神舟7号」そのものの模型だと思う。
ボディの茶色いところに、はっきりと 「神舟 中国航天」の文字が見える。
旧ソ連(ガガーリンショック)、アメリカ合衆国についで、世界で3番目に有人宇宙飛行に成功したのだから、それは誇らしいのだと思う。しかし、宇宙開発競争は軍事開発競争に発展しかねないので、要注意だと思う。
日本は、自力では人工衛星打ち上げに成功しており、韓国など他国の衛星打ち上げビジネスに発展しようとしており、宇宙開発がビジネスにつながる道筋が見えたので、それはそれで、いいとは思う。
日本の有人宇宙飛行については、NASAのスペースシャトルで何人もの宇宙飛行士が活躍している。有人飛行は、単独でやらなくても、世界の有力国と協働でできればいいのではないだろうか。
人類初の有人宇宙飛行士、ガガーリンは「地球は青かった」と言ったというが、
中国の3人の宇宙飛行士は、宇宙から地球を見たときに、何を思ったのだろうか。
彼らの頭の中に、何か音楽のようなものが鳴っていたのであろうか?
なっていたとすると、どんな音楽だろう。
まさか、映画「2001年宇宙の旅」で使われた
「ツァラトゥストラはかく語りき」
でもなければ、
「スター・ウォーズ」のテーマ曲でもなかろう。
中国の伝統的な音楽か?
台湾のPopミュージックか?
まかりまちがっても、映画「アルマゲドン」テーマ曲、エアロスミスのティーヴン・タイラーが歌う「ミス・ア・シング (I DON'T WANT TO MISS A THING)」であった、なんてことは絶対にないだろうな。きっと。