テーマ:マイケル・ジャクソン!(174)
カテゴリ:音楽その他広く一般
地味でもなく、派手でもなく、マイケルのファミリーがリードするかたちでおこなわれたようだ。追悼式の様子、わかったところだけ紹介する。 (1) 追悼式の最初、スモーキー・ロビンソンがダイアナ・ロスやネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領のメッセージを読み上げたという。 (2) その後、ゴスペル・コーラスの中、マイケルのひつぎが、ステージと客席の間に運び込まれた。金色のひつぎに、献花が沢山のったマイケルのひつぎ。 ステージに登場するスターたちは、そのマイケルに語りかけるように、歌いかけるように、それぞれの思いを表現した。 (3) 最初のシンガーは、マライヤ・キャリー。ジャクソン5の時代の曲「I'll be there」を歌った。自分のライブではなく追悼式なので突然でてきたからだろうか。マライヤのからだは多少、ふっくらとしていて歌声もちょっと不安定だった気がしたが、それでも黒いドレスの胸元を大きくあけ、マライヤらしく、歌をマイケルに捧げているようだった。途中で、クレイ・ロレンツという男性歌手とのデュエットとなった。 (4) 次に歌ったのは、ライオネル・リッチー。 80年代には、よくマイケルと比較された。 マイケルvs. ライオネル・リッチー マイケル vs. プリンス マイケルvs. マドンナ ライオネル・リッチーは1985年の「We are the World」の共同ライターだから朋友といえば朋友。ライオネル・リッチーも、この10年くらいあんまりぱとしなかったが、この2~3年、復活の兆しを見せていて、最近も新しいアルバムを発表したばかりだ。 ライオネル・リッチーは、「Jesus is Love」という曲を捧げた。 (5) その次に歌ったのは、これまた現役最高のR&B/ソウル/ポップのシンガーでもあり作曲家でもある、スティービー・ワンダーだった。スティービーは「こんな日が来るとは思わなかった(年下のマイケルがこんなカタチで先に亡くなってしまうという状況)と言ってピアノを弾きながら歌ったのは 「Never Dreamed You'd Leave in Summer」という曲。 夏に去っていった女性のことを歌った歌だと思うが、スティービーは、歌詞を変えて、この夏に逝ってしまったマイケルに捧げる曲となった。 順番はわからないのだが、黒人指導者の牧師や、モータウン・レコードの創始者、ベリー・ゴーディの「マイケルは最高のエンターテナーだった」というスピーチや、 米NBA(バスケット)の最高の新旧スターのコービー・ブラントとマジック・ジョンソンもスピーチをした。マジック・ジョンソンはフライド・チキンのエピソードを交えて、マイケルの人柄について語った。 (6) 次は、本人自身もつい最近まで、身内の殺されて立ち直れないのではないかと思われていながら、みごと立ち直ったジェニファー・ハドソン(映画「ドリーム・ガールズ」で素晴らしい熱唱を聴かせてくれた)が「Will You Be There」を歌った。 おっと、もっと前の段階で、マイケルの歴史、偉業をたたえるフィルムが流された。彼の「スリラー」や「BAD」のプロモーション・ビデオでのダンスの映像、ムーン・ウォークなどの映像はもとより、ジャクソン5時代の子供のころのマイケル、また。レーガン元大統領、クリントン元大統領、チャールズ皇太子との映像など、VIPとの映像や、エリザベス・テイラーとの映像、いろいろなライブ・コンサートでの映像、日本の子供たちと一緒に歌う姿や日本の観客の姿なども映された。 しかし、ダンス色があったのは追悼式では、このフィルムだけで、あとは追悼にふさわしいからだろうか、マイケルのもうひとつの面、美しいバラード、メロディを表現した追悼者たちが多かった。 (7) その後、ブルック・シールズが出てきて、マイケルと自分はお互い、小さな時からエンターテイメントの世界に出ていたので、そうした環境を過ごした子供同士にしかわからない悩みや感情を共有し、よき友だちとして、心と心がつながっていたことを話した。 (8) ジャクソン・ファミリーの代表として、ジャーメイン・ジャクソン は、マイケルが好きだった「SMILE」を歌った。 (9) マイケルゆかりのベテラン・シンガーたちばかりではなく、今のR&B/ソウル界を代表(したかどうかはわからないが)で、アッシャーが「Gone Too Soon」を歌った。 (10)また、イギリスのオーディション番組『Britain's Got Talent』で、マイケルのように歌えるということで有名になった少年、シャヒーン・ジャファゴーリが歌った。彼は、マイケルの復活ロンドン公演でも出場予定だった少年だ。このほか、ロンドン公演でマイケルと一緒にステージにあがるはずだったミュージシャンやダンサーが追悼式にいっぱい参加していたような気がする。 (11) これまた、どこで演奏したか順番はわからないが、ギタリストのジョン・メイヤーが「Human Nature」をえんそうした。 そして、追悼式は終盤に向かっっていく。 (12) ミュージシャン総出で観客と一緒になって「We are the World」を大合唱した。 (13) これで、最後かと思いきや、マイケルが1991年の時点ですでに傷ついた地球を癒そう、お互いに争う人間たちに目覚めてもらおうと創った「Heal The World」を、これもステージ、客席一体となって大合唱した。 「Heal the World」が入ったアルバム「デンジャラス」 ★限定盤・紙ジャケット■マイケル・ジャクソン CD【デンジャラス】09/7/8発売 マイケル・ジャクソン/デンジャラス(紙ジャケット仕様) 【送料無料選択可!】デンジャラス [完全限定生産] / マイケル・ジャクソン 税込\2000以上のご購入で全国送料無料!!※代引き手数料を除くデンジャラス(紙ジャケット仕様)... ※7月下旬入荷予定分(CD)マイケル・ジャクソン/デンジャラス【紙ジャケット/完全生産限定盤】 【Aポイント+メール便送料無料】 マイケル・ジャクソン / デンジャラス 【完全生産限定盤】(日... 終わりの言葉は、まず、マイケルのもう一人の兄、マーロン・ジャクソンがしゃべった。「ただ、わたしたちはマイケルを愛しています」と。 そして、はじめてメディアやパパラッチの目をさけて顔を隠してきたマイケルの長女、 パリス・ジャクソンが短く挨拶した。 「Ever since I was born, Daddy has been the best father, you could ever imagine. And I just wanted to say I love him..... so much」 (わたしが生まれて以来、今まで、マイケルは、ひとが想像できる以上の最高の父親であった。そして、わたしはそんな父を、とっても愛している) 追悼式の最後に、観客も、パブリック・ビューで見ていたNew York, 香港、ロシア、レバノン。。。世界中のあらゆるところで、幼いパリスの言葉に涙したに違いない。 1万8000人の観客の前で、生まれてはじめてスピーチをするパリス・ジャクソンを後ろから見守り、最後は抱きしめていたジャネット・ジャクソンとラトーヤ・ジャクソン。サングラスをかけたままの彼女たちの姿が印象的だった。 マイケル・ジャクソンは、いろんなゴシップや疑惑に悩まされていたが、歌手として、エンタテナーとして最高の偉業を成し遂げただけではなく、いやむしろそんなことには関係なく、3人の子供たちをとっても大切に育て、愛したひとりの父親であったことを、あらためて思い出させてくれた。そのことが、一番伝わってきた2時間ばかりの追悼式だった。 今後、別の形で、マイケル・ジャクソン追悼コンサートなどが行なわれるかもしれないが(それも期待しているが)追悼式として、長くも短くもなく、ジャクソン・ファミリーを中心に、マイケルの偉業を称えるとともに、の人となりを伝えてくれた、とてもこころ温まる追悼式だったと思う。 マイケルよ永遠に♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月13日 19時04分08秒
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