ラスタ・パスタのレレ日記

2009/09/10(木)02:41

IWAOウクレレ・ミニ・ライブ!

音楽と映画・ドラマ・TV(86)

IWAOのニューCD「Life is Beautiful」の発売記念のミニ・ライブがあったので行ってきた。 今回、IWAOさんは、KoAlohaのセプターというウクレレ1本で、彼としては初めて、全曲 high-Gのチューニングで録音したアルバムだ。曲数21曲、1時間以上の録音時間。IWAOさん渾身の、シンプルでナチュラルなウクレレ・ソロ・アルバムだ。 送料無料 CD/IWAO/Life is Beautiful ~ IWAO'S UKULELE SOLO BEST/VICL-63354 税込\2000以上のご購入で全国送料無料!!※代引き手数料を除くLife is Beautiful~IWAO’S UK... 【送料無料】Life is Beautiful~IWAO’S UKULELE SOLO BEST / IWAO ビクターエンタテインメント IWAO/Life is Beautiful~IWAO’S UKULELE SOLO BEST IWAO/Life is Beautiful~IWAO’S UKULELE SO 送料無料!!【CD】Life is Beautiful~IWAO’S UKULELE SOLO BEST/IWAO イワオ 《送料無料》IWAO/Life is Beautiful IWAOウクレレソロ・ベスト(CD) Life is Beautiful IWAOウクレレソロ・ベスト Life is Beautiful~IWAO'S UKULELE SOLO BEST/IWAO[CD] (CD)IWAO/Life is Beautiful IWAOウクレレソロ・ベスト 【送料無料選択可!】Life is Beautiful ~ IWAO’S UKULELE SOLO BEST / IWAO 発売日:2009/06/17IWAO/Life is Beautiful~IWAO’S UKULELE SOLO BEST IWAOさんは、1989年にシンガーソングライターとしてデビュー、ロックな世界にいたが、1999年にウクレレに出会って開眼。それ以降、ハワイのオータさん、ジェイク、ハーブ・オータJr.との交流、共演を通して、いろいろなスタイルのウクレレ奏法を吸収し、いわばIWAOスタイルを確立している。 さて、MCの紹介の後、IWAOさんがステージに登場。 白いTシャツにブルージーンズ、茶髪。 ボディが黒かこげ茶っぽく、ヘッドがターコイス・ブルーのウクレレだ。 今年、IWAOさんのライブを聴くのは3回目だが、前回から、レコーディングに使った、high-GのKOAlohaセプターではなく、このウクレレを使っている。 1曲目は、新しいCDの1曲目 Freesia IWAOさんの住んでいる家の近くのせせらぎの音をサンプリングして背景音にした透明感がある美しい曲。前から疑問に思っていたのだが、録音ではhigh-Gウクレレ1本で全部演奏したが、ライブでは5弦ウクレレで、4弦5弦にhigh-Gとlow-Gの両方をはって、繊細な音と、低いベース音の両方を出せるように使い分けている。 2曲目は Waikiki CDでは、波の音をサンプリングして背景音に使っている曲。 有名な「Waikiki」の曲のメロディが、これもとても美しく演奏される。今までのIWAOさんの演奏との一番の違いは、今日の1曲目、2曲目のように、透明感があり美しいメロディの曲をじっくりと聴かせてくれるところ。ぼくは、こうしたIWAOさんの変化は大歓迎だ。 3曲目は、今日の客層にあわせたのだろうか、年配の人もハワイアン といえば、すぐに連想する、 On a Little Bamboo Bridge (小さな竹の橋の上で) この曲を演奏する前、昨年NHKで放送された「趣味悠々」のように、ウクレレというのは、こういう風に3連符をシンコペーションをきかせて演奏すると、とってもハワイ風のサウンドになるでしょう、とミニ・レッスンを行なった。この「趣味悠々」は、さすがNHKだけあって、全国区でIWAOさんのウクレレが知れ渡り、今はちょっとした第3次ウクレレ・ブームであるという人もいるくらい。 4曲目は、チャップリンが映画のために鼻歌交じりに作った曲 SMILE 実は単純に見える曲でも、天才は何をやっても凄い、味わいのあるいい曲だ。IWAOさんのライブでの見せ場の曲のひとつ。綺麗なアルペジオとストラムから、急に右手の奏法が変わっていく。ぼくも、「SMILE」をあんな風に演奏できたらいいぁ、と思う。 5曲目は、ハワイのカウアイ島にあるというビーチの名前から Hanarei Moon CDでは、ウクレレ・ソロと海の波の音、鳥の鳴き声が聴こえてくる美しい曲だが、IWAOさんはライブでは、歌も歌う。この曲も親しみやすい名曲だ。イントロをちょっと沖縄風にIWAOさんらしくていい。 沖縄風、ハワイアン風、ジャズ、ボサノバ、 ウクレレの奏法でもオータさん風、ジェイク風、ハーブ・オータJr.風、IWAOオリジナル風、時にロック的にサウンドが絶妙にブレンドされているのが、彼の持ち味かもしれない。最近、そのブレンド感がよりハワイのゆったりしたリズムによってきて円熟味を増しているのかもしれない。 6曲目では、もう1本、ステージにスタンドにたてかけてあったオベーションのコンサート・ウクレレ、ピックアップ付きをおもむろに手にした。まあ、オベーションのコンサート・モデル新発売の宣伝のようだけれども、それを使って、 High-G Crazy これは、ジェイクがよくステージでCrazy Gをどんどん速弾するのとおなじような演出だが、IWAOさんのHigh-G Crazyの演奏にに、みんなが手拍子をあわせると、毎回、どんどんスピードが速くなるもの。ウクレレをあんまり知らない人でも、手拍子で参加できるので楽しくなる曲。 最後に、IWAOが久しぶりに日本語の歌詞を書いた うれし歌 これも沖縄風イントロから、 うれしい、うれしい、ただうれしい うれしい、うれしい、みなうれしい いとしい、いとしい、みないとしい 憎しみ相手も、なおいとしい、 (中略) 生きていることとが、ただ、うれしい これは、IWAOさんがたどりついた真骨頂。 この曲で、ミニ・ライブは終了した。 新しいCDにはいい曲がいっぱい入っていて、ビートルズのSomethingも名演奏だと思うし、他にIWAOさんのボーカルが入っている Life is Beautiful という曲も、 Life is so beautiful, even if no money Life is so beautiful, even if no friends, Life is so beautiful, when the world is dark Life is so beautiful, if you just believe という歌詞で、IWAOさんが、プロのミュージシャンとなって20年、ウクレレと出会って10年、ロックの反抗心とか、ビッグになるぜといた野心とか、いろいろなものを乗り越えてたどり着いた、生きていることに感謝する、生きているだけで美しいんだという人の命の肯定感にささえられた音楽をつくりあげるところにたどり着いた、そんな気がする。 ウクレレ1本で、波やせせらぎの音、鳥の声だけでつくられた新しい CD「Life is Beautiful」 シンプルになったぶんだけ、太いメッセージがこめられている。 IWAOの最高傑作、だと思う。Healing musicとしても聴ける、オススメのCDです。 追記 IWAOさんが、ステージで使っていた5弦ウクレレはシモ・ギターのしもさんの作。

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