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カテゴリ:説教
昨年の10月に聖化大会でスティーブ・シーモンズ先生がこのような話をされました。
主イエスの十字架の血汐は、わたしどもの恥を取り除きあがないの業をなしてくださるのです。2000年の5月にアズベリー神学校の礼拝でなされた、学生のマーティーという女性の証を忘れられません。彼女の8ヶ月の時です。彼女の父親は、彼女の母親を銃殺してしまったのです。幼い彼女は母方の親族に引き取られ、そこで育てられました。彼女にとっては、幼なかった時に、父親が何かをしたという出来事が、恥となって心に重くのしかかっていたのでした。あなたのお父さんがあなたのお母さんを殺したのよと言われた。これは彼女に人生に大きな影となったのでした。彼女は後にクリスチャンになりましたが、彼女は誰にもそのことは言いませんでした。彼女は神様から、聖書を教えることを示されていました。彼女はヘブル語やギリシャ語の勉強をして、聖書の釈義をしたりしていました。あるとき、サポートグループでその話をしました。学校の教授でありカウンセラーである方のところに行きました。そこで、お父さんのしたことはあなたの過去の一部として受け入れなさいと言われました。 彼女が神学校で学ぶうちに、すばらしいチャドという男性と出会い結婚することになりました。その結婚式の招待状を書いているときに、主が彼女に語りかけられました。何通か、父親の親戚にも送ってほしいと言うのです。彼女にとって、それはとても難しいと感じました。生まれてからこのかた、一切、コンタクトがなかったからです。しかし、彼女はそうすることにしました。親戚がどこに住んでいるかも知りませんでした。母方の親戚に電話をしてから、父親の親戚の電話番号を聞き、招待状を出しました。 結婚式の当日に父方の叔父やおばに会いました。父方のおばあちゃんに始めて会いました。おばあちゃんはクリスチャンでした。「マーティ、わたしは、あなたのためにずーっと祈り続けてきたのよ。」と言って涙を流して、抱きしめてくださいました。それから、数日後に、彼女は、当の父親に会いに牢獄にまで行きました。そして彼女は父親に許しと優しい言葉をかけて帰ってきました。 彼女が語られる間、礼拝の時に皆、黙って聞いていました。彼女は最後に、こう言いました。 「わたしは殺人犯の娘です。でも、今は、王の王、主の主であるお方の家の 子供として養子となりました。わたしはなぜ、父親の罪を負わねばならないのかは分かりません。しかし知っているのは、主イエス様が傷を負ってくださったことです。そのことによって、あのゴルゴタの十字架で流された主イエスの血潮によって贖われたのです。これまで、負ってきた、恥や多くの問題、エジプトの辱め、悲しみを転がして、わたしの魂を解放してくださいました。主に感謝します。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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