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カテゴリ:明日を開く命の言
「わが恵み、汝に足れり」2コリント12:9(文語訳)
この聖句を考えると思い起こすのは水野源三さんのこと。 彼は昭和12年(1937)長野県に生まれました。昭和21年(1946)8月、集団赤痢が発生。 小学4年生の水野源三さんも病に伏されました。 下痢と高熱で体が衰弱し脳膜炎を併発、十 数日後に熱は下がり意識を取り戻しましたが、すでに体の自由を奪われ、脳性麻痺。 わずか に目と耳の機能だけが残されました。水野さん自身の努力と、ご家族の献身的な介護で、瞬き で五十音図から文字を拾い自分の意思を表現できるようになりました。 18歳のころから詩作を始め、25歳のときに読売新聞に投稿した 「庭すみの寒菊に雪降りかかる」 の句が選ばれ詩作に励むようになりました。 4冊の詩集と短歌を残して、昭和59年(1984)47歳で召天。 深い信仰と恵みに溢れたそれらの作品は、今でも多くの人に勇気と生きる力を与え続けてい ます。 すでに十字架の贖いによって罪許され神の子とせられ、復活の命にあずかる命を得、聖霊 の内住によって内なる天が開かれ、永遠の命の世界への招かれたわたしどもは、いかなる境 遇でも感謝に歩めるのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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