小さい頃によく見た夢
わたしは絵描き崩れだからかもしれませんが、とても自分の見た夢にこだわりがあります。聖書の中にも夢を見るヨセフとか、天からのはしごの夢を見たヤコブの話などは大好きです。それで、「夢の話」というカテゴリーを作ってみました。 「小さい時に見た夢」 幼いときに見た夢の中で、今も覚えているのは、「恐い夢」ですね。わたしは小学校に上がるときまで、とても臆病でした。(今も、そんなところがあります。)5,6歳のときに何度か見た、夢は、とても大きな人間が、山の向こうからやって来るという夢でした。向こうの山の上に、巨人が聳え立ちます。黒いシルエットのような、武装した兵隊のような、大きな黒い影が山の上にそびえます。子供ながらに、「おお、巨人だ。山の上にあんなに聳え立っている。とてつもない巨人だ!どうしよう・・・・」あるときに、いとこの家に泊まりにいった時に、その夢を見ました。母のところでいつも寝ていた末っ子だった自分は、周りに、自分と同年か、少し年上のいとこたちに、「甘えんぼ!」とか言われて悲しくなっていたときでした。「お母さんから離れて、一人で、皆と寝れるかな・・?」とかおばさんに言われて、自分でも、不安だったのです。夢を見て、夜中に目を覚ましました。黒い板戸に、上のほうに障子を張ったような、あまり見なれない光景に、なんとなく悲しくなって、しくしく泣き出しました。今考えると、なんとなく、ゴヤの「巨人」とかダリの「スペイン内乱の予感」のようなイメージが浮かぶのですが、もう少し素朴で、暗いシルエットですね。 ゴヤの「巨人」 ダリの「スペイン内乱の予感」夢判断から見ると、幼児のときの自分の深層が見えるものでしょうか?