2018/02/16(金)13:52
また、アウグスチヌス
「あなたがわたしたちを
あなたに向けて創られたからです、
そのため わたしたちの心は、
あなたのうちに憩うまでは
安らぎをえられません。」
アウグスチヌス「告白録」第1巻第1章より
上の本を読み終えて満足感に浸っている。
若き日の罪深い生活とその遍歴を、赤裸々に綴っている部分があるので
昔の翻訳は「懺悔録」という本のタイトルが多い。
そういう部分は目を引きやすいが、それが一部分であることは読めばわかる。
神への問いかけの言葉であふれている。
神への賛美の言葉もあふれている。
神の愛への応答としての神への愛を綴った書物だ。
宮谷宣史というかたが翻訳なさった本だ。
宮谷先生は、ボクがまだ30歳代のはじめ、東静分区の教師会に来てくださった。
アウグスチヌスについて御講義くださった。
先生はまだ40代そこそこの若き研究者だったのだ。
ご健在だったら、80歳を超えておられる。