2023/03/11(土)17:13
老人と信仰
母はずいぶん教会の奉仕をしてきた。
霊的な資質は与えられていない代わり
からだを動かしながら教会に仕えることで
信仰を保ち続けて来た人だ。
老人ホームにとどめられ、奉仕や、集会に出席する機会を失うと
信仰の危機を迎える。
週に一度訪ねて、聖書を読み、一緒に祈ることは、
母の信仰を呼び覚ます時になっている。
祈った後は、「気持ちが落ち着いた」と口にする。
「神様のことを忘れることもある」とも言う。
キリスト教の老人施設だったら、居ながらにしてメッセージがあり
賛美も聞こえてくるが
この世の施設にはそれがないから、信仰の道を全うするためには
周囲の支え、祈りの応援が不可欠だ。