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特許の思想体系

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2005.01.28
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カテゴリ:01 特許ゲーム
こんちくは。

「特許活動は特許ゲームだ」と考えています。

遊びで現実とは無縁というわけではなく、ルールがあった上で、参加者が真剣に競いあうということでゲームと称しています。

そして、仕事のなかの義務というニュアンスをなくして楽しむということが前面にでてくるのがいいと思っています。

更に、ゲーム、スポーツのアナロジーやゲーム理論等を応用して考えを進めることもできると考えています。(自画自賛)

この特許ゲーム、途中でルールが変わります。つまり、ゲーム2段階説。

(1)第1段階

特許権を取得するまでのゲームです。

特徴は、アンパイアがいるということです。

アンパイアとは、審査官・審判官・裁判官(審決取消訴訟の場合)となります。

第2段階へと進むための参加券作りです。

兵器作りとも言えます。

(2)第2段階

特許権を取得した後の広義の権利活用のゲームです。

特徴は、原則アンパイアのいないゲームです。

そして、制限時間なしのデスマッチに似た試合です。

アンパイアを入れるか否かは双方の合意によるもの。

アンパイアというよりもレフリーと言ったほうがあっているでしょう。

一般には、双方が疲労困憊した後に、レフリーを入れるということを行っています。


第1段階は、第2段階の前哨戦です。

第2段階は、華々しいです。新聞でもよく取り扱われます。
「米○○に対する特許侵害訴訟で△△に軍配」
「特許侵害係争、高裁が地裁に差し戻し」
「○○の判決、波紋はどこまで?」

第1段階は、きわめて地味です。

新聞に取り上げられるのは、年間の特許出願件数程度です。

第2段階に憧れて、知財部に入ったら、第1段階の仕事ばかりだったというのが現実でしょう。

しかし、この前哨戦で第2段階の勝負もほとんど決まってしまっています。

強力な兵器がつくれるか、自爆しそうなものなのか、第2段階のゲームは兵器の性能にかかっているのですから。

「今宵はここまでにいたしとうござりまする」(流行語大賞 1988年 流行語部門・金賞)

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最終更新日  2005.01.29 10:34:56
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