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カテゴリ:02 知財活動 どのレベルですか?
こんちくは。
「知財活動 どのレベルですか?」の「発明はあるが、特許出願のスキルがない。(レベル3 その8)」についてです。 通算打率向上へ、フォーム構築の参考にしてください。 前回 次回 (あなた)「特許ポートフォリオの構築は、どのように行ったらよい? いままでは、どちらかというと開発部門から発明届出というきっかけがあって、はじめて特許出願の検討を行うという感じだったんだよね」 (私)「発明ができたから特許出願する、という考えなわけですよね。 それでも、技術開発計画がしっかりとしていれば、わりと特許についてもうまく運ぶことができます。 しかし、特許を積極的に活用しようとするならば、特許戦略をたてる必要がありますね。 とはいえ、まずは、自社で実施を予定している発明についての特許出願を行うということを行うべきですね。」 (あなた)「特許権は独占排他権だから、他人の邪魔をまず考えるのではないの?」 (私)「そういう考えもあります。 しかし、他社がやることを予想して特許出願することは難しいですよね。 それと、初めにそれをやってしまうと、方向性がずれてしまった場合は、何のための特許出願なのかがわからなくなってしまい、方向修正ができにくいです。 まずは、自社で製品化予定に採用される発明を特許すべきですね。 なんといっても、特許出願用の明細書を作成しやすいですよね。 そして、その技術分野については、よく知っているわけですから特許を取りやすいといえます。」 (あなた)「まずは防衛的な特許出願ということだね。 次は?」 (私)「自社実施予定の発明の周辺にある発明の特許出願ですね。 つまり、いまのところ採用予定ではないが、自社実施発明をちょっと設計変更しただけで実施できてしまうような発明の特許出願ですね。」 (あなた)「自分の特許発明を見て、抜け穴はないか、という検討だね。 確かに特許の侵害にはならないけれども、ほぼ同じことを実施されてはビジネス上のインパクトは大きいからね。 次は?」 (私)「ライバルである他社が実施したくなるような発明を特許出願するということですね。」 (あなた)「まずは、防衛的な特許出願を行ってから、攻撃的な特許出願へ、ということだね。 特許ポートフォリオの構築にも、段階を踏んだほうがよさそうだね。」 キーワード 特許ポートフォリオ、知的財産ポートフォリオ 感想・質問・意見交換は下のコメント欄、いいことをそっと耳打ちしたい方は私書箱をどうぞ。 【ユリイカ eareka】 人気blogランキング ブログポポタル 【アルキメデス】 特許制度の基本 本ページの先頭に戻る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.06.01 09:50:55
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