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特許の思想体系

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2005.08.19
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こんちくは。


・審査請求率(その1)は、2005年7月29日ブログで。
・審査請求率(その2)は、2005年8月12日ブログで。
・審査請求率(その3)は、2005年8月15日ブログで。


前回のブログでは、「審査請求後に「取下げ・放棄を行うか否か」ということの判断が増えるかも」ということを書きました。


あからさまに、審査着手前に出願の取下げ・放棄を行いなさいというのは言いにくいでしょう。

「審査請求した案件は、特許として必要なのだから」という反論が考えられますから。

では、その時の根拠になるのが、特許査定率。

つまり、「特許査定率を向上させなさい」ということを言われると予想されます。

そこで、その特許差定率は、どのような計算式かというと、以下の式です。

 特許査定率=特許査定件数/最終処分件数

一見、まともな式です。

ですが、最終処分件数とは、以下の式で求められます。

 最終処分件数=特許査定件数+拒絶査定件数+FA後取下げ・放棄等

そして、FA後取下げ・放棄等とは、「一次審査着手後に出願の取下げ・放棄等が行われたもの」です。

実務家の方でしたら、ここでお分かりですよね。私の言いたいこと。

それでは、今日はこれまで。























つまり、この式、「審査を開始したものの中で」特許になったものの割合です。

出願人側の感覚として言えば、「審査請求したものの中で」特許になったものの割合が特許査定率のように思いますが。

この式、審査の効率化を目的とするための数字を出すためのものですから、上のような式になったのでしょう。

さて、この特許査定率を向上させるためには、

(1)特許査定件数を向上させる

(2)審査請求件数を減少させる

(3)FA前取下げ・放棄等を増やす


審査請求後のもので「特許査定率を向上させよ」となれば、(2)の対策は無理。

(1)は本来出願時に対策をとるべきものであり、審査請求後は困難。

とすると、この中で対策を打ち易いのが(3)。



ということで、審査請求後に「取下げ・放棄を行うか否か」ということの判断が増えるかも。



キーワード 審査請求、特許査定率

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最終更新日  2005.08.19 07:23:45
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