【6月月次反映】ライフネット生命保険の新規契約連続前年割れをまとめてみた
社長と会長がやたら本を出すけど本業の売上と株価に結果が出ないライフネット生命に学ぶ新しい企業経営 と揶揄されるライフネット生命保険さんの新規契約前年割れをまとめてみました。赤字は前年割れの月です。26ヶ月連続で新規契約が前年割れです。新規契約件数2013年01月 5,314件(109%)2013年02月 5,256件(95%)2013年03月 5,630件(100%)2013年04月 4,961件(103%)← Swiss Re社との業務提携2013年05月 5,221件(83%)2013年06月 4,097件(73%)← 岩瀬大輔氏社長就任(ベネッセの社外取締役も就任)2013年07月 4,330件(86%)2013年08月 3,939件(82%)← 13年1Q決算発表、保険業法113条費用償却で赤字急拡大。2013年09月 4,229件(97%)← 韓国会社設立発表2013年10月 3,896件(76%)2013年11月 3,217件(73%)2013年12月 3,091件(71%)2014年01月 3,010件(56%)2014年02月 3,301件(62%)2014年03月 2,945件(52%)2014年04年 2,301件(46%)← 商品改訂+社長炎上事件 2014年05年 2,693件(51%) 2014年06年 2,973件(72%) 2014年07年 2,493件(57%) 2014年08年 2,164件(54%) 2014年09年 2,429件(57%)2014年10年 2,117件(54%)← スルガ銀行支店販売開始2014年11年 1,841件(57%)← クラウドワークス保険加入機会提供2014年12年 2,084件(67%)← ほけんの窓口代理店販売開始2015年01月 2,133件(71%)2015年02月 2,226件(67%)2015年03月 2,528件(86%)2015年04年 1,795件(78%) ← 上場後、過去最低+KDDIとの業務提携発表2015年05年 1,932件(72%)2015年06年 2,029件(68%)イベントとの対比で気になる点としては・・・・岩瀬大輔氏が社長就任後、全月で新規契約前年割れ。・保険改訂したのですが、全く前年割れ改善してません。・KDDIとの提携でも改善の兆しなし純利益はどうかというと、保険業法113条費用償却が負担となって、赤字経営です。配当も株主優待も、ありません。 株主総会通知によると、岩瀬大輔社長は、ベネッセや教保ライフプラネット生命保険株式会社の取締役を行っています。今年のベネッセの株主総会通知によると、岩瀬社長はベネッセの社外取締役再任するそうです。2014年は、ソニーの新事業について審査、民主党の派閥自警会立ち上げの乾杯の挨拶など、多々活躍。・・・・社長時代で前年割れ防げたことが一度もないのですから、ご自身が社長を勤めるライフネット生命の建て直しに集中するべきだと思うのは私だけでしょうか?<ベネッセ株主総会通知より> さて、株価(ライフネット生命(青)と日経平均株価(赤)の対比)ライフネット生命株は株価6割減で、日経平均は2倍以上。ライフネット生命株主は、日経平均に連動する平均的銘柄買った人と比べると、資産が5分の1になったんですね。ライフネット生命さんの役員報酬はどうでしょうか? 役員報酬は、株価と反比例です(※なお、省略したが、2014年の役員報酬は2013年と同じ)。 上場ゴールと揶揄されるgumiさんは、業績予想を大幅下方修正したのに伴い、役員報酬は100%減額していますけど、25ヶ月連続前年割れのライフネット生命保険さんは、取締役の報酬額を増額する議案を次の株主総会で提案です。 約90人程度の会社で、役員も、取締役9名+監査役4名で役員は13名もおり、人数も疑問です。また、ライフネット生命の生涯賃金ランキングもかなり上位です。平均生涯給料2億1350万円となる対象上場企業3238社のうち、ライフネット生命は、139位・3億438万円です(2014年11月01日の記事より)。3238社のうち、139位は、上位4.29%の高給です。 前年割れっぷりは、ワースト1位です。 ちなみに、競合他社が次々参入している中で、就業不能保険はワースト1に選ばれちゃったようです。 週刊東洋経済2015年7月11日号(6日発売)特集『トクする保険 ソンする保険』就業不能/所得補償保険 いる度1(※個人事業主・フリーランスなら3)ワースト ▲300点 ライフネット生命「働く人への保険」 精神疾患が対象外ですからね。現代日本は精神疾患で就業不能になる確率が高いですので痛いです。この点で、チューリッヒ生命がいいかなと思います。 ※昔は株主(損切り組)で、一応期待していたんですよね・・・言っていることとやっていることが余りにも違うので、今ではdisりまくってます(本業に専念して低迷しているだけなら、仕方がないと思えるんですが・・・)。