トレッドミル負荷
きょうは負荷心電図検査というのをやってきた。
その前に血液採取。
「5分くらい強く押さえていてください」
いつものことだ。血液サラサラの薬を飲んでいるので血が止まりにくいのだ。
ふと見ると血がにじんでるじゃないか。
指先でさっとふき取り生理機能検査室へ
IDカードを渡し腕を見るとまた出ている。
バンソウコウを押さえてたら看護師さんが
「ちゃんと押さえていてください」
あれ?良く見ると注射の跡からではなく縦一本ひっかき傷のように血がにじんでいる。
看護師さんが来て止血してくれるが
「なんでこんなところから?」
うーん、注射あとから一直線だから針を抜いた時皮膚をすったようだ。
「医療ミスでうったえなくちゃ」
などと言いながら5分くらい押さえていた。
ようやく止まり検査室に呼ばれ血圧計と心電図の器械をつける。
この状態でルームランナーみたいなのをやるわけだ。
これが結構きつい。
埼スタや駒場の行き帰り、他の人の流れよりかなり早いオレだが
坂道状態でかなりのスピードとかなりの時間、
これが徐々に上がっていく。
3段階目はジョギングペース。
自慢じゃないが、約20年前に膝の靭帯をやり、8年前に椎間板ヘルニア
去年は半月板と足腰ボロボロなのでここ8年走ると言う行為をした記憶がない。
それをいきなり上り坂のジョギングなんてムリ~~~~
当然、心臓の前にオレの足腰が悲鳴をあげた。
しかし、過去の栄光を持つプライドからか必死にがんばるオレ。
小中と全学年でリレーの選手だったし、持久走も1位、
地区の陸上大会でもリレーのアンカーで優勝。
中学時代は野球部なのに陸上部の先生に3年間勧誘を受け
400Mは県体出場の陸上部選手より早かった。
高校時代はラクビー部で1年からレギュラー、
50Mは6秒フラット、100Mは11秒台だったオレのプライド。
美容院時代は県の美容組合運動会で賞品を取り捲った過去の栄光。
絶対ギブアップしない不屈の闘志、
根性の男と呼ばれていたオレ。
「う~~~~ん、もうだめで~~~す」
なんとも情けない、敗北の瞬間。
48年間生きてきて一番恥ずかしかったできごと。
「まぁ、普段走る事がないんじゃいいでしょう。歩く分には異常がないようです」
オレの情けない言い訳を聞いた先生はしょうがないなと言う顔をしながら
こう言ってくれた。
そのあと異様に蒸し暑い駅までの道のりをフラフラしながら歩くオレ。
負荷心電図検査をやる前は少しトレーニングしていったほうがよいぞ。