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オランダ ネーデルラントより

オランダ ネーデルラントより

新生児2ヶ月歳

XX年XX月2日2ヶ月歳

新米パパ&ママの日常

午前5:00
長男がうんうんうなり始める。
寝ているんだけれど、のどが渇いているみたい。
彼をゆりかごから取り出して、ママのベッドの横に寝かせる。
おっぱいを口に近づけると「かっぷ」とすっぽんのごとくかぶりついて、
「かぶ~~ぅ!」
ママは「いてててっぅ」
それから「ごくっごくっごくぅ~」とのどを鳴らしながら、飲むのなんのって。
片方の乳房が軟らかくなったところで、ママの小指を入れて、彼の口を離して、
もう片方の乳房へ。
この間、長男は「えっえっ~うぇ~」と今にもおお泣きしそうなんだけど、
「ちょっと待ってね。ママミルク」というと静かにしてくれるようになりました。それからまた、「かっぷ」、「かぶ~~ぅ!」
ママは「いてててっぅ」
それから「ごくっごくっごくぅ~」。

そして暫くすると、彼が自分から「ぶうぅ~」と吹き出しおっぱいを口から離し、「あ~うめかった」って言っているように手の甲で口をぬぐいます(ホント!)。それから、なぜだか下唇を「ぷうぅ~」と出して突き出します。
こうすると「僕はおなか一杯。もういらない」という意思表示みたい。

乳首を近づけても、「んっ!」と口を硬く一文字にきゅっと結んで、
なぜだか気をつけみたいに両手を腰の横にキチンと伸ばします。
「ああこれで、おなか一杯なのね」とわかるパパ・ママ。
最近は自分の手でママの乳房を払いのけるようになりました。
そして、「ひゅっ~、すぅ~、くぅ~」。目を閉じて、
ほっぺたはふくらみ、ピンク色に紅潮させて、両手はだらんとし、
いつも結んで「ぐー」しているお手ても開き、
足の裏をこちょ、こちょしても全く反応ナシ。
こういうとき、長男はこんこんと眠りにつき、なにがあってもおきません。
(ホント、何があっても!)

こうなると、パパ&ママは「しめしめ」。
長男をベビーベッドに戻し、しばしの静けさをエンジョイします。

午前7:00
*ふたたび、長男がうんうんうなり始める。
「かっぷ」、「かぶ~~ぅ!」
ママは「いてててっぅ」
それから「ごくっごくっごくぅ~」。
「ひゅっ~、すぅ~、くぅ~」。
以下繰り返し。

授乳はまあこんな具合に、10時、1時、4時、7時、10時と
一日6~7回くらいします。授乳時間を過ぎて
長男がぐうぅ~ぐうぅ~寝ているときは起こさず、寝かせたまま。
曰く「寝た子は起こすな!」方式です。
この格言に納得。納得。

午前10:00
*繰り返し。
最近、おならの多い長男。
ぐんぐん成長しているから、
内臓もぐんぐん成長しているせいなのかな。
便秘も多いし。一日ウンチがでないことも。

オランダでは赤ちゃんや子供のおなかの調子が悪い時、Venkel Theeを飲ませます。Venkelとはフェンネルとかういきょうのことで、
日本でも漢方薬の一種として手に入りますし、
日本でもハーブが定着してきたので、ハーブティーとして
高級スーパーマーケットやお茶の専門店で売っていることも。
オランダでは薬局やスーパーでティーバッグ式のものが一箱100円くらいの手軽な値段で売られています。
赤ちゃんから大人まで飲めますし、ママも長男に薄めたものを飲ましながら、
自分も一緒にのんでます。日本だったら麦茶を飲むんだけれど、
オランダは水が硬質だから、フェンネルティーの方がいいのかも。

日本でも、漢方やハーブは定着しているように、
オランダでもHomeophatyが盛んです。
ヒポクラテスの時代から開発されてきた自然の薬草や植物のエキスを使った民間治療薬のことです。

あと、おっぱいがはって熱があるとき、オランダでは白キャベツの葉をくしゃくちゃっと手で揉んで乳房にあてます。
見た目はひどく格好が悪いのだけれど、これが意外にもきくのなんのって!アイスノンや氷は冷たすぎてNG。
だけど、この白キャベツ(赤はダメなんですって。あくまで白)がほどよく冷たくで気持ちいいぃ~!ぬるくなっても、胸から外してテーブルにほったらかしにしておいても、室温でまた冷たくなっているから不思議。
冷蔵庫も何もなかった時代からの知恵でしょうか。
これは各国それぞれいろんなのがあるそうです。
大根とか、じゃがいもなどなど。
まあ、これは地元でよくとれて、安価なもの、年
中手に入りやすいもの、取り扱いが簡単なものという条件を
長年クリアしてきたものでしょうか。

今日はなにやらエッセーがおっぱいのようにあふれ出てくるので、もう一筆。
ちなみに「乳と蜜のあふれる地」という表現が聖書にでてきますが、
これは母なる大地、または母のおっぱいのことでしょうか?
どう考えても、ほしいだけあふれ出る乳と蜜の場所というのは
母親のおっぱいとしか考えらないのですが。

xx年xx月6日
今日は原爆慰霊祭

沐浴の時、ルンペルチェ(ボディースーツ型下着)を脱がせてびっくり。
赤い発疹がプツプツが体中プツプツできていました。
突発性発疹?
例によって、お尻の穴に体温計をプチュっといれて体温を測ります。

この間、長男は泣きもせずに、口を一文字にきゅっとしめ、
手足を気をつけしているみたいにピンと伸ばしています。
長男たら、もちろんぷくぷくなんだけど、
結構筋肉がしっかりついています。

お尻の穴に体温計を入れられるのは好きじゃないんだけれど、
重要なことだから我慢しているみたい。
体温は37.5度。普通。
ミルクもゴックンゴックン飲んでいるし。
沐浴して、しばらくするとちょっとづつ消えているものも。
「あせもかな?」。と今日は、昼間はオムツと布でくるんだだけ。

案の定、すぐに発疹は消えてなくなりました。
やっぱりただの「あせも」だったのね。
なにせ連日30度以上の猛暑。家族全員夏バテ気味。
夕方、買い物に行く時はおばあちゃんの送ってくれた軟らかい上着だけ着せました。

このおばあちゃんの服は着易く、気持ちいいのか
長男がとっても気に入ってます。

(ママの日記より)



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