オランダ ネーデルラントより

2004/09/05(日)07:54

★「愛する人よ」と呼ぶ方法@オランダ★

オランダ社会・文化・風俗(18)

「愛する人よ」、「愛しい人よ」 詩歌で、心の中で、呼べど叫べと、口にだしてことばにならない。 美しい日本語で、すばらしい呼び方はないのだろうか? 素朴な疑問。 日本語は、美しい。 美しい日本語。 でも、どうして、英語や他の国のこどばのように、 もっとも大切な「愛する人よ」、「愛しい人よ」が日本語で スラリとでてこないのだろう? 我が家では、この問題でけっこう、頭を痛めている。 日本古来の美しい音を大切にしたい。 「妹(いも)よ、妹(いも)」 なんて、古風によびたいけれど、 イマドキ、「イモ」なんて女性を呼んだら、怒られるだろうなぁ~。 「おまえ」 「あなた」 ていうのもなぁ~。 筆者の爺・婆のお互いの呼びかけは、 「じいさんや」 「ばあさんや」 だった。 ニッポン昔話みたいだぁ~。 オフクロと親父はどうかというと、 「お父さん」 「お母さん」 なんだよね。 しかし、愛情表現がほしいところ。 有名なコメディアンの奥さんの離婚会見をたまたま見た。 「(元夫の苗字)は、以前は、云々・・・・」 これをきいて、寂しさを感じた。 例えば、「鈴木さん」だとすると、彼の妻が、夫のことを 「鈴木はね、以前は~だったんです」 というんだよね。ナンカ他人みたいで(他人なんだけど)、 全く知らない人間同士みたいで、寂しいなぁ~。 夫婦・カップルっていうかんじじゃないよね。 英語からとってくるっていうのは、どうか? 「ダ~リ~ン♪」 なんか、「奥様は魔女」みたいだ。 「ハニ~♪」 「キューティー・ハニー」(古いな!)を思い出して、後ろめたいような、恥ずかしいような、ドキッとしてしまう。 当時としては、結構ショッキングな映像が多くて、ビックリ。 親に隠れて、コソッとみていたせいかな? 最近、お互いこうよぶことにした。 「Lieverling(リブリーン)」 オランダ語で、「最愛の人」という意味だ。 結構、フツーの大人が、フツーに使っている。 外来語に、頼るのはよくないけれど、 なんか、こうなちゃうんだよね~。 「Lieverling(リブリーン)!」

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