株式
【7月9日】■ダウ平均 :10198.03 (△59.04)■ナスダック : 2196.45 (△21.05)■日経225先物 : 9640 (△60:大証比)■為 替 : 88.55-65■WTI原油先物(期近) : 76.09 (△0.65)■金価格 : 1209.80 (△13.70)■概 況≪NY株式相場は4日続伸、週間の上昇幅、約1年ぶりの大きさ≫市場では4~6月期の米企業の業績回復を見込む参加者が多く、ひとまず買い優勢になったという。12日夕にダウ平均の構成銘柄の先陣を切って決算を発表する非鉄のアルコアが2%上昇。アナリストの投資判断引き上げが伝わったクレジットカードのビザが買われ、同業のアメリカン・エキスプレス(アメックス)や米銀大手JPモルガン・チェースなど金融株が堅調に推移した。週末とあって、持ち高を売りに傾けていた投資家が買い戻しを入れたとの指摘があった。韓国の利上げ実施などアジア諸国で利上げが相次いでいることが好感され、世界的な景気悪化への懸念が後退した。商品相場が総じて上昇し、株式相場も終日堅調推移となった。一方、決算と併せて発表される業績見通しはやや慎重になるだろうとの声も聞かれ、指数の上昇幅は限られた。前日までの3日続伸でダウ平均が約5%上昇した後とあって、利益確定や持ち高調整の売りが出やすかった。業種別では「素材」や「金融」、「消費循環」の上昇が目立った。--------------------------------------------------------------------------■今日の見通しと材料--------------------------------------------------------------------------□見通し前週末のNY株式相場で、ダウ平均・ナスダック指数ともに続伸、シカゴ225先物(CME)も大証の値を上回っていることから、週明けの東京市場は買いが先行し、平均株価は円建てのCMEの値(9615円)に鞘寄せする格好で堅調に始まりそうだ。11日の参議院選挙で民主党と国民新党の連立与党の参院議席数が過半数割れとなったが、市場ではすでに織り込み済みとみられている。取引時間中の為替動向にらみとなる一方、市場では「与党の過半数割れは織り込み済みであるものの、プラス材料ではないので、上値を抑えそうだ」との声が出ている。テクニカル的には、平均株価は高値から3ヶ月程度調整したこと、目先SQに向けてフシ目の9000円台まで下落したことから、いったん下落要因は軽くなったと見られ、7月中旬から8月中旬に向けて戻り相場が続くことが考えられる。ただ、チャート的に、株価が75日~200日移動平均線を下回る状態では、下げ相場の一時的な戻り局面と見られる。また、25日線(9662円)辺りをクリアしたとしても、遅行スパンの上方転換シグナルは発生しないため、日柄調整が続く可能性の方が高いと考えられる。□材 料(各紙・ニュース等より)・参院選、民主大敗44 与党過半数割れ 首相続投表明・富士通とマイクロソフト、クラウド提携 日立やNEC新たな提携模索・日ロLNGプラント建設合意 極東で17年稼動、年500万トン輸入・富士ゼロックス、診療情報システム参入 紙や電子データを一元管理・ファストリ、商品開発を中国に移管 生産拠点などとの連携強化へ・日本車、米国市場で販売奨励金膨らむ 6月1台21万6千円・米政府、参院選後に菅政権の不安定化懸念 週内に普天間協議再開へ・排出量取引、米国で法案審議足踏み 11月中間選挙控え合意困難・企業の資金調達、アジア勢が25兆円 欧米勢を半期ベースで上回る・中国の6月末時点の外貨準備高、世界一の217兆円 過去最高更新・中国政府、グーグルの中国でのネット事業免許を更新 決裂回避で決着・1~6月の中国新車販売、47%増の901万台 6月単月は伸び鈍化・不二家、中国に新工場 12年夏稼働へ・イトーヨーカ堂、婦人服に新PB アパレル大手と提携・シンフォニア、電気自動車向け充電器参入・良品計画、3~5月期の純利益26%減 衣料雑貨落ち込む・アスクル、中国の配送範囲拡大 上海から半径300キロに・ディスコの4~6月期、営業黒字40億円 半導体装置が好調・TDKの4~6月期、営業黒字180億円 4年ぶり高水準に・東栄住宅の11年1月期、純利益69%増・東エレクの4~6月受注高3倍 5四半期連続で増加・チヨダの3~5月期、純利益55%減 天候不順など響く・マルエツの3~5月期、経常益3%減 価格競争で苦戦・ニッケの12~5月期、最終黒字14億円 産業資材が回復・ビックカメラの9~5月期、純利益5%増 税負担が軽減・明和地所の11年3月期、純利益93%増・太平工の11年3月期、純利益35%減・USENの9~5月期、最終赤字14億円に縮小・マクドナルドの6月の売上高伸長率は2カ月連続減で3.1%減に・トレファクの3~5月期、単独税引き益53%増・アパマンショップHD とラオックス 、家電販売で提携を検討・良品計画の3~5月期、純利益26%減 販管費の増加で・プレナスが純利益予想を下方修正、上限100万株の自社株買い実施へ・山大 が15万株・1980万円を上限に自社株買い、発行株の2.69%□予 定・6月企業物価指数(8:50)・6月ビール系飲料出荷数量・IMFアジア会議(ソウル~13日)・英1-3月期GDP確報・インド5月鉱工業生産・米3年国債入札□企業動向《決算発表》サンエー、トーヨーアサノ、コーナン商、リンガーハット、松屋、東宝、歌舞伎座、ホギメディ、ユーシン、千代田インテ、山下医器、コスモス薬品、東洋電、インテリックス《海外決算発表》CSX、アルコア