2015/12/21(月)13:56
お寺さんの攻撃をかわしつつ第九の演奏会へ突入
お寺さんが第九の演奏会の当日にお参りに来ると言いだしたので、私はあわてた。しかし、いつも通り早くきてもらえればなんとか午前中のリハーサルには間に合うからなんとかなるだろうと思った。日曜日私は6時過ぎに起きて、最低限のの掃除をし、食事も化粧もすませてお寺さんをまった。いつもの8時半になってもやってこない。時間が過ぎていく・・・こちらの心拍数が上がってくる。何度も廊下から玄関のみえる窓を何度も覗く。ついに9時少し前にお寺さん登場。「早くからすみません。」というごあいさつ。(いつももっと早くきてるやん。と心の中で突っ込み)早速「私は今日は用事があるので10時には家を出ないといけないのです。」と先制のジャブ。「わかりました。それでは御勤めに早くかからせてもらいます。」なんとか比較的早く御勤めにはかかってくれたが、そのあとは東京に行くには、バスで行く方が安くつくとか、なんとかどうでもいいような話しを聞かされて、こちらからはしゃべらず時間のたつのを待つ。9時半にはそれではということで(お経も確かに短かったが、今回は許す)帰っていただいた。それから、出かける準備を手早く済ませ。演奏家へと向かった。リハーサルには無事間に合った。とりあえず歌だけの手直しと通しの練習。ご飯を食べて、メイクを直し声楽の発表会で使った、セミロングの巻き毛になったウィッグを着用。昼からゲネプロで、オーケストラと合わせて練習しその後本番に臨む。入場者は補助席が必要なほどの大入り。私は一番前列に並ぶ。前奏の間に知り合いを手早く目で探す。5人までは確認できた。そのあとは歌に集中する。自分が覚えた歌詞を気持ちよく歌える。頭の中に歌詞と音符が浮かんでくる。高い音の部分も必死で音が下がらないように支える。腹筋苦しいけどそんなことはどうでもいい。 明るく力強く、緊張感をもって。今までひっかかっていたフーガも確実に休符の部分もしっかり浮かんでくる、ここを超えたら後はテンポアップした部分の歌詞と音を間違えずに歌うだけ。一気に歌いあげる。ピアノにオーケストラが加わることによって演奏の表情が豊かになった。そして音程リズム感も去年以上にしっかりしていたと思う。アンコール曲は「地上の星」前列の人できたら暗譜で歌ってくれと頼まれたので、これも暗譜で歌う、リズム感を大切にした発音で頑張ってみた。お天気にも恵まれとても気持ちよく歌う事ができた、自分としては80点は行っていたと思う。