zoo & imitation clones

多少、真贋の一部の目安になるかもしれないし、無駄な知識になるでしょうが、特殊な業界の昔の話を書いて行こうかなと、、、当然契約で縛られてる部分は，濁すか、省きます。

普通テキスタイルデザインと云うと、繊維でのデザインされた、タピストリー、オブジェと思われる方が多いでしょうが、それは、アート、クラフトの分野で、テキスタイルデザイナーの実務とは違います、意匠図案のデザイン画を描く，デザイナ－を指します．また、着尺図案（和装着物）を描く方も、そう云いますが、旧態の呼び，図案家、染織家とか、他分野で．陶磁器の絵付けや，漆芸などの蒔絵とかの工芸的なものとも違います、使われる品種により色々アレンジされて行く，原画を平面，半立体を製作するデザイナーとして、お考え下さい。

ブランドに関わる部分として、プリント、織（先染め）、型押し皮革等のエンボス柄とかがあり、服地、バック等の袋物の柄，型版柄（合皮．皮革）寝装寝具。他に、メラミン（化粧板）インテリア（床リノリューム、壁、天井、カーテン、絨毯、緞帳、小物．食器生活雑器）の柄全般に及ぶものです、当時、殆どのデザインスタジオは、ファッションアパレル系で、インテリア専門スタジオは、日本に２社ほどしかなく、アパレル併用しての独立後（関西系なので業界内文書が回されたので、専従は弊害があり）、取き先繊維商社の絡みで、ライセンス権を持つ、内外ブランドと、素材テキスタイルで、関わりを持つようになり、かく、クリエイティブプロデューサー（プロダクツデザイナー、ファッションデザイナー）パターン（ナー）デザイナー、アルチザン、と云う、製造製作現場の人間と、仕事上で関わって行くようになり、ライセンス（パテント柄）用の柄製作や、コペティションに、内覧参加し、柄の売買に立ち会い、売れた場合、単品以外，シリース、レンジ、デザイン依頼が、あれば、そのブランドのデザイン室、委託スタジオに作画しにゆくと云う生活をしており、単に作画くらいなら、日本にいても出来るのですが、国内のライセンシーの作画なら、問題は無いのですが、直に意匠権に関わり、売り上げの重要なファクターに関わるデザイン分野に関わるだけに、完全マル秘、契約に縛られるものです、最近のブランドのアーティスト、デザイナーものも、発表までは、オープンではなかったはずですし、やり方として、プロデュースする形なので、名前が、オープンにされ、商品デザイナーとなる訳で、ファブリックの柄デザインは、無記名で、その企業での意匠デザインとなる訳です

商品の一分野のデザイナーとして、書ける範囲で書こうと思いますが、よく云われる、工賃、材料より、高いデザイン料？の一部の理由が判るかと思いますし、クラフト間系の人には理解出来無いと思いますが、書き連ねようかと、、、、

また、よく云われる、本物素材を使った偽物、ブランド自身が、売名行為的にニセモノを流通させてるとか、名前だけの粗悪品であるとかの、一部誤解をときたいし、ニセブランドは、何処まで云っても、ブランド本体とは、無関係な所で作られてるものです、また、染め斑、雑縫い、皮革部分のシワ傷、カマ取りの違いなどは、真贋、粗悪の判断基準に含まれると思います、それは、イメージデザイン、モデル、原型（ヒナ型）、製造工程をある程度理解出来れば、分かりやすいかと、、

余談ですが、当時で、仮に1万の上代のバッグの、試作に、しってる範囲で（バッグデザイナー曰く）約1タイプ50～150万かかり、なお何タイプも作り、半年から数年かけるものも、あり、それが、日の目を見るかどうかは、判らないものです、服飾、生地においても、流行色は10年先、柄は、3年後、早急、短いトレンドもので、半年～１年先、その間．柄の売り上げがあるもので、もっと選別を受けて、柄、パターンから、行くと商品化されるのは、ゆうに3桁分の１の確率にデザイン分野でもなり、不採用は、赤字計上となるのです、
クラフトさんが作る．デザイン軽視、または、無視した、工費、素材費。ロスなし、からの価格設定は、普通アルチザンがデザインなどあり。純にロスなしで、素材買い付けしてる考えと同じです、経験した事ですが、上代．30万程のショルダータイプのバッグを、30万で作ってるって、暴露的な話を、とある、滞在記番組で、いってたアルチザンがいましたが、実際知る範囲内では、その通りで、表面上、ブランド側に利益のでない格好になってる、が、素材の買い取りと、ロス品（検査落ち）の未買い取りになる事は、当時あった気がします。----------------------