インスタント・ラーメン

2010.08.28

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　インスタントを一切食べない！という家庭的な女性もけっこう多いのではないかと思いますが、私はインスタント食品が大好きです。

　別に母親が手抜きばかりしてインスタント食品で育ったというわけではないのですが、子供の頃から甘いものよりは塩辛いもののほうが好きだったので、高校時代などは「前店」（私の郷里では学校の正門前にある商店を前店、裏門前にある店を裏店、横店などと呼びました）で、男の子たちに混ざってカップラーメンを買い食いしていたりしたのです。
　インスタント嫌いの人は、作り物っぽい味がするなどと言いますが、そこがいいんです。

　手作りで、インスタントの味はどうやっても出せません。
　どっちがおいしいという意味ではないんです。あの、クセになるような味というのは、手作りでは出せないんです。

　大学の時の同級生で、一度もインスタント食品（ラーメンやその他）もカップラーメンも食べたことがないという人がいてひどく驚いたりしたこともあります。
　彼女は「だしの素」さえも使わず、ほとんど何もかも手作りしていたはずです。
　私にはそんな生活は、無理。

　カナダに来て何がツライって、インスタント食品がなかなか買えないこと。日系のお店で売っていますが、まず種類が少ないです。そして、お値段も結構高いです。

　高くても買っちゃいますけどね。
　日本だと半額以下で買えると思うと馬鹿馬鹿しくもなりますが、日本に帰る予定もないので仕方ないですね。

　最近困っているのは、ダーリンがタンタンメンにはまってからこっち、インスタント・ラーメンも突然好きになってしまったこと。
　食事じゃなくてスープだから、食事の前に食べたり、夜食に食べたりしています。

　ダーリンはこれまでインスタント・ラーメンもあまり食べたことがなかったと思います。
　北米には「ミスター・ヌードル」というまずいパッケージがあるのですが、それか、日本の物とは似ても似つかぬ北米版の「サッポロ一番」くらいしか食べたことがなかったのです。

　あまり好きじゃないと言い、「味がわからないから」と日本製の高価なラーメンを意図的に避けていたのです。

　インスタント・ラーメンは日持ちするので、セールのときにいろいろと買い込むのですが、買い置きしていた各種メーカーの物もいつの間にか食べ比べしていて、私は本気でムッとしています。

　安いからと一生懸命買いだめしているのに、スープ代わりに食べるなんて失礼でしょう？