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カテゴリ:勉強法 数学
数学ができない生徒を見るにつれ、
基礎計算の弱さ を実感します。 基礎計算力は運動で言えば 基礎体力 に当たります。 特に最近は中学生を教えていると ●小数計算・分数計算の弱さ をつくづく感じます。 現在中1の生徒をを見ていますが、正負の数の計算をしていると 係数が整数 のうちは良いのですが、 小数や分数 になるととたんに計算が遅くなります。 真ん中より下位の生徒は ●小数の足し算・引き算、かけ算・割り算の際の 小数点の位置の関係 が、たいてい混乱しています。 また ●小数 ⇔ 分数 の行き来 ができないことが多いです。 これは下位生というよりも、中学生の大半が 0.25 → 1/4 0.5 → 1/2 0.75 → 3/4 この行き来がとても弱いです。 ですから分数を使った方が計算が楽になるのか、 小数を使った方が良いかの判断ができません。 計算ができる=数学全体が得意 には必ずしもなりません。 でもスポーツで例えると数学の計算はランニングにあたります。 つまり足腰の強さと同意語ですよね。 どんなスポーツをやるにせよ、基礎体力が無ければつとまりません。 数学の計算もそれと同じです。 素因数分解をする時に、横で割り算を筆算でしなければ導けない 生徒を見ると基礎計算の弱さがはっきり分かります。 あるいは約分をするときも横で筆算で割り算をしなければ できない生徒が増えました。 実際に指導をしていると割り算を暗算でできない生徒が 本当に多いです。 分数の約分ができない(できても時間がかかる)生徒は 分数計算に問題を抱えているのではありません。 ●小4の割る数が2桁の割り算の練習不足 です。39÷13を見て、 「もう割れません」と言ってきます。 また、10/50の約分を 2で何回も割って求めたりします。 先日、 「蔭山メソッドのビデオ」 を購入して見ました。内容がよくまとまっていて基礎の大切さを 改めて教えられました。 やはり、計算練習は基礎の基礎です。 学校の授業では1学期に計算主体の内容で進めますが、 関数や図形に入ると計算練習をあまりしなくなります。 しかし、これでは計算力は落ちるばかりです。 やはり計算は運動のランニングと同じように 1年を通してずっと行うべき です。 日ごろの体力トレーニングを行って初めて運動が上達するように、 数学も基礎計算練習を継続することで、確実に土台づくりを しっかりと行ってほしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月20日 12時56分08秒
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