アロマ『ヤマ』ピー軍団山下君&赤西君のアロマ『ヤマ』ピー軍団 NHK・BS『ザ・少年倶楽部』のMC(進行)打ち合わせで、ロビーでディレクターさ んと話し込んでいる山Pの横を、赤西君が通りかかった。 赤西:「ん?」 2~3歩通り過ぎてピタッと足を止めた赤西君、何かに気がついたかのように、 もう一度2~3歩戻ると、 赤西:「ん~?」 怪訝な表情を浮かべ、キョロキョロと周りを見回す。 山下:「はい、分かりました。じゃあここでV(TR)にフルのは、誰かパッとその 場で決めますので・・・」 目の前には、真剣に打ち合わせ中の山P。と、いきなり赤西君は、 赤西:「やっぱり山ピーだ!」 ガバッと抱きつくかのように、山Pの肩に手をかけ、 赤西:「くんくんくん・・・・・あぁ!シャンプー変えたっしょ!!」 なぜか幸せそうな笑顔でこう叫ぶのだった。 赤西:「アロマバス?」 山下:「うん、すっげえリラックス出来るし、超ぐっすり眠れるんだよ」 本番前の休憩中、赤西君は山Pに、 赤西:「ねえねえ、今度はどこのシャンプーに変えたの?」 と嬉しそうに(?)話しかけた。しかし山Pからは、 山下:「変えてないよ」 の一言。 赤西:「うそ!?だって山ピー。いつもの匂いと違うじゃん!」 つーかキミの鼻は、いっつも山Pの匂いを嗅ぎまくってんのか?ってコトなんだけ ど。 山Pはそんな赤西君にイヤな顔、面倒臭そうな顔ひとつ浮かべず、 山下:「最近、アロマバスに入るのが超楽しみなんだよ」 と、その秘密を話してくれたのだ。 赤西:「要するにアレってコト?『アロマテラピーを風呂でする』ってコトでし ょ!?」 山下:「そうそう、普通にアロマ効果がある入浴剤も売ってんだけど、ちゃんと ボトル入りのアロマを買ってきて、その日の体調とかを考えてお湯に垂らすんだ よね」 赤西:「超カッコいいじゃん!そっか、それでそのお湯についた香りが肌に染み 込んでて、こんないい香りが・・・・」 再び、吸い寄せられるように山Pの匂いを嗅ぐ赤西君。山Pもさすがにちょっと困 りながら、 山下:「お、お前もやってみれば?今度一緒に買いに行く?」 赤西:「えっ?い、いいの?」 赤西君も『アロマヤマピー軍団』(どんな軍団やねん!)にスカウトされたのだ った。 赤西:「よく分かんねえよ!どれが一番おススメなの?」 山下:「そうだなぁ~、入門編にはやっぱり、『カモミール』なんかがいいと思 うけど・・・・」 赤西:「やだやだ!俺も山ピーと同じ、プロ仕様のアロマがいい!!」 翌日、山Pがよく顔を出すという広尾のアロマショップ(さすがオシャレ!)に連 れ立ってやって来た2人は、自分の好みに合いそうな香りを求め、入念にチェッ クしていた。 赤西:「つーか店の中、超外人ばっかじゃん!」 さすがに広尾という土地柄か、山Pと赤西君以外は外国人のお客さんばかりで、平 日のしかも真っ昼間というコトもあり、 「OH! PRETTY BOYS!」 と、同時に注目も集めまくっていた。 山下:「赤西、どれがいいか決めたのかよ?」 赤西:「だから分かんねえし、同じのにしてよ!」 店に入ってすぐは良かったんだけど、外国人 の、それも奥様連中の視線に耐えかねたのか、 赤西:「ええい!もう、これでいいじゃん!!」 目の前のビンを2~3個つかみ取ると、脇目もふらずにレジにむかうしかなかっ た。 赤西:「た、ターメリック?」 山下:「・・・って書いてあるね」 外国人に囲まれた緊張で、結局ろくに選ばずにパッと買って外に飛び出した2人 。目の前の公園でとりあえず袋の中を改めてチェックすると、出てきたのは『タ ーメリック』と記されたアロマだった。 赤西:「どっかで聞いたコトない?ターメリックって」 山下:「う~ん・・・あっ!」 赤西:「何?」 山下:「カレーだ!」 赤西:「か、カレー!?」 山下:「うん、ほら、カレーのスパイスで『ターメリック』って書いてあるの、 (カレーの)ルウのパッケージで読んだよ」 赤西:「マジに!?じゃあもしかして、超辛っぽい匂いがして刺激的なんじゃね えの?風呂に入ったらピリピリして眠れないじゃん!」 『アロマ』っていうのは、植物から出たエキスみたいなものだから、当然、ター メリックのアロマだって存在する。もちろんカレーの原料 にもなっるからって、肌にしみるほど辛いワケじゃない。 赤西:「どうしよう・・・・返品したくても外人ばっかだと恥ずかしいよなぁ」 結局、公演から店内の様子を窺い、しばらくしてお客さんが少なくなったのを見 計らって再び突入(?)した2人。 ちなみに『ターメリック』、別名『うこん』といいまして、健康食品業界でも注 目の的ですぞ。 ジャンル別一覧
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