カテゴリ:日々
ずっと以前にも書いた気がするんですが、
また書かせていただきます。 結構有名だと思うので、ご存知のかたもいらっしゃるでしょう。 茨城のり子さんの詩です。 ----- 「自分の感受性くらい」 ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな みずから水やりを怠っておいて 気難しくなってきたのを 友人のせいにはするな しなやかさを失ったのはどちらなのか 苛立つのを 近親のせいにはするな なにもかも下手だったのはわたくし 初心消えかかるのを 暮らしのせいにはするな そもそもが ひよわな志にすぎなかった 駄目なことの一切を 時代のせいにはするな わずかに光る尊厳の放棄 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ ------- 何度読んでも強烈な一撃をくらった気分になりますねぇ。 守りたいのはやまやまなれど、なかなか難しいことです。 なんて弱気なことを言っているので、やっぱりばかものです。 茨城のり子さんは詩だけじゃなくて、 童話や脚本やエッセイも書かれているんですね。 著書もたくさん出てるから、今度読んでみよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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