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奇   知   外   記

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2020.05.16
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韓鶴子総裁御言選集 - 目次

韓鶴子総裁御言選集 1巻
 真の父母様を中心とした一つの世界

  第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯
  第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略
  第3部 伝統の伝承と相続
  第4部 世界平和実現の課題
  第5部 二世教育と未来の人材の養成
  第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル
  第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任

韓鶴子総裁御言選集 2巻
 理想家庭と平和世界のモデル

  第1部 真の愛運動と女性の役割
  第2部 理想家庭と平和世界のモデル

韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命
  第1部 平和世界に向かう道
  第2部 神様と人類の希望 真の父母
  第3部 天一国安着のための私たちの使命

韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ
  第1部 真のお母様はいかなるお方か
  第2部 聖婚と天の新婦の道
  第3部 荒野路程と真のお母様の勝利
  第4部 女性時代の開幕と世界巡回
  第5部 真の父母宣布と清平摂理
  第6部 最終一体宣言と天一国時代
  第7部 真のお父様の手紙

  人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]




韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命

第1部 平和世界に向かう道


19. 天宙は私の故郷と祖国

*このみ言は、2000年2月2日、第2回アメリカン・センチュリー・アワード授賞式で文鮮明総裁が語られたもので、その後、韓鶴子総裁が3月7日から10日まで開催された日本東西南北統一前進大会で宣布なさった。

尊敬する内外の貴賓の皆様。きょう、私の夫である文鮮明総裁の80回目の誕生日を祝うために、公私共に御多忙の中を世界各地からこの場にお越しいただいた各層の指導者の皆様に心から感謝申し上げます。私は、今日まで共にいてくださり守ってくださった神様に、このすベての栄光をお返ししたいと思います。

​​理想的な存在のモデル​​

文総裁は、生涯を通じ、神様の創造理想を実現するという一念で、ひたすら諸般の難問題解決のために苦心し、努力してきました。16歳(数え)の少年の頃に天命を受け、楽園のイエス様をはじめとする歴代の聖賢と自由に交流しながら、神様のみ旨の究明とともに、人類救援のための復帰摂理歴史を完結するために、孤軍奮闘してきました。実は神様は、栄光と尊敬の玉座にいらっしゃるお方ではなく、堕落し地獄に落ちた子女たちを救うために苦労してこられた、悲しみと嘆息と苦痛の神様であられました。この意義深い日に、私たちが心に刻むべきことは、私たちがみな神様の心情と完全に一つになることであり、さらに神様のみ旨を果たすことです。

人間は堕落によって霊的無知に陥ることにより、神様の実在および人間と宇宙に対する根本的な無知に陥りました。したがって、肉身をもってこの世をどのように生きるべきか、死後の霊界の実在と、その準備として地上生活をどのように過ごすかということを知らないまま生きてきました。

神様のみ旨と心情を知って生きてきた文総裁の生涯は、一言で言えば、昼夜を忘れ、季節も環境も超越して、ただみ旨を成就するために全心全力を尽くしてきた道でした。文総裁の80年の生涯を振り返ってみるとき、これまでの多くの苦難と迫害にもかかわらず、今日まで皆様と共に過ごすことができたのは、神様が助けてくださったからです。文総裁はこれまで、世界の至る所の公席で1万回以上語り、これが既に300巻以上の書籍として発刊されました。きょう、世界最高の指導者の皆様を迎えたこの意義深い場で、これまで私たち夫婦が考え、教えてきた内容の一端を「天宙は私の故郷と祖国」という主題でお話ししようと思います。

本来、天宙は人間が主人となって暮らすように造られた巨大な家です。そしてこの天宙の中心となった人間は、上下、左右、前後の関係性、すなわち父子関係、夫婦関係、兄弟関係の中で球形として存在します。神様は、この上下、左右、前後の1、2、3、4、5、6の中心である第7の位置にいらっしゃいます。それで、神様は、私たちの日常生活を指導されながら、見えない中心の位置にいらっしゃいます。

理想的な存在モデルと真の愛

人間は堕落し、落ちたサタン圏から、神様の救済により自由と解放を受け、真の息子、娘として成長したのちに、相対に出会って真の夫婦となり、さらに子女を生み、真の父母となることが正常な人生路程です。

したがって、私たちは、真の子女を否定することができず、真の夫婦を否定することができず、真の父母を否定することができません。これを否定すれば、宇宙の原則に逆行し、自らの存在を破壊することになります。ですから、人間は、真の父母と真の夫婦と真の息子、娘で構成された真の家庭を成し遂げなければならず、これが正に理想的な存在のモデルです。人間は、家庭で真の父母の愛を完全に受けなければならず、真の夫婦の愛を完全に受けなければならず、それから真の息子、娘の愛を完全に受けなければなりません。このようなすべての人間関係を完成させるものとは何でしょうか。それは、お金でもなく、知識や権力、あるいは物質的な力でもなく、均衡の取れた神様の真の愛しかありません。

真の愛は、投入する力です。与える力であって、受けることのみの力ではありません。すべてを与え、零点の位置に入っていくのです。完全に空いた場になるので、零点の位置には、何が入ってきても0Kです。それで、与える力が永続するので、戻ってくる力が加重されて永続することによって、永遠の均衡が形成されるのです。

ですから、真の愛を中心に、ために生きる世界は授受作用を通して完成されるのです。天地のすべてのものが相対的関係で存在しているのも、このように与え合う作用を通して、真の愛の世界を成就するためなのです。相対関係において、すべての授ける力に対して、戻ってくる力が運動することによって、その中心点は永遠に定着できるのです。

すなわち、幸運の数である7のような真の愛の中心位置に神様がいらっしゃり、全宇宙が均衡を取って運行しているのです。天運というのは、このように受けて返す巨大な天宙的な流れです。その中で、愛も流れ、空気も流れ、水も流れ、光も流れます。しかし、その流れは巡り巡って、再び円形になっていくのです。

信仰および平和と統一の本郷の地は故郷と祖国

紳士淑女の皆様。善なる人とは、どのような人ですか。様々に定義することができるかもしれませんが、一つは、受けたものを踏み倒す人は悪なる人であり、受けたものに対して、プラスして施す人は善なる人であるというのです。ですから、子女が自分よりも劣ることを望む父母はいません。立派になることを望みます。また、夫は妻を、そして、妻は夫が自分よりも素晴らしくなることを願います。また、兄は弟を、弟は兄がもっと立派になることを願うのです。したがって、受けたものよりも、もっと大きなものを返そうとするのが父母の願いであり、夫の願いであり、子女の願いであり、万物の願いであり、結局、宇宙の願いなのです。さらには、大きな心で「天宙が私の故郷であり、私の祖国である」という考えをもった人こそが、自由と解放を受け、天宙的な歓迎を受けます。個人的に歓迎され、家庭、国家、世界、天宙的に歓迎されてこそ、結局、神様の真の息子、娘になることができるという結論が出てくるのです。

それでは、皆様はどこで暮らしたいですか。自分が生まれた本然の故郷で暮らしたいはずです。本然の故郷は、広い意味で考えるとき、天宙の中でも地球星であり、祖国は先祖の代わりに私たちの神様がいらっしゃる所です。この地球星で堕落していない本然の父母、兄弟、息子、娘が共に暮らすならば、そこがすなわち、「私」の本郷です。そこには、黒人、黄色人種、そして白人が共に調和して暮らしています。このすベての人種は誰の息子、娘ですか。父母は一人の方であられます。したがって、宇宙で、東西南北のどこに行こうと共にいらっしゃる神様が人類の父であることは間違いないのです。

ですから、アメリカの主人が白人である、黒人である、黄色人種であるという考えは誤りです。アメリカの主人は神様であられます。皮膚の色が違うのは、住んでいる地域によって気候と環境が異なるので、それに合わせるためなのです。それで、雪の多い地域には白人が多いのです。反対に太陽の光が強いアフリカのような所には、黒人がたくさんいるのです。しかし、人は根本的に同じです。例えば、血の色や、筋肉や骨の形は、すべて同じです。そして、互いに愛し合うことも同じです。したがって、人種の差別はあり得ません。

それで、統一教会では国際祝福結婚式を通して、人類平等を実現してきました。自然の道理と原則を尊重してみると五色人種(すべての人種)が互いに結婚するようになったのです。黒人と白人が結婚することは、極と極が一つになることと同じです。あるいは、黄色人種と黒人が結婚すれば、お互いの長所を受け継ぐようになり、より優れた子孫を生むと考えるのです。

愛があるところには、葛藤がありません。たとえ、皆様の生まれた故郷と祖国は異なるとしても、一つ間違いないことは、信仰の本郷地であり、平和と統一の本郷地は、真の愛を中心とした祖国と故郷であるということです。

最も重要なことは真の愛、真の生命、真の血統

人間世界で、最も重要なのは真の愛、真の生命、そして真の血統です。真の愛には真の生命があり、真の血統が連結されます。真の血統が連結されなければ、真の愛が連結されません。

また、真の生命が連結しない愛は、偽りの愛です。真の生命は、真の愛と真の血統の関係の中で懐妊されるのです。このように、真の愛と真の生命と真の血統を通して、永生の道が開かれるのです。真の人となり、真の愛と真の生命と真の血統を後代に残すことが神様の創造理想なのです。

永遠の真の愛、永遠の真の生命、永遠の真の血統の主人であられる理想的な神様に似た人が、天の国の完全な真の息子、娘になります。どうして結婚をするのかというと、正にこのような真の血統的伝統を過去、現在、未来に連結するためです。

堕落する前、アダムとエバは神様に直接、自由に対することができたのですが、堕落したのちには、以前のように神様と対することができなくなってしまったのです。さらには、堕落したアダムの子女であるカインとアベルは、神様の血統を受けることができず、サタンの血統を受け継ぎました。

​したがって、イエス様は、ヨハネによる福音書第3章3節で、「よくよくあなたに言っておく。だれでも新しく生れなければ、神の国を見ることはできない」と言われました。人間は、血統的に誤った愛によって、誤った生命をもっている自分自身であることを自覚しなければなりません。人間は、自分たちが愛の怨讐であり、生命の怨讐であり、血統の怨讐の位置にいるという事実を、この上なく恥ずかしく思わなければなりません。​

神様は、今日の世界でフリーセックスやホモセックスが乱舞していることを御覧になって、言葉にできない悲しみと苦痛を感じていらっしゃいます。しかし、怨讐の息子、娘を自分の息子、娘よりも、もっと愛さなければならないというのが神様の立場です。投入して忘れ、また投入して忘れながら、失ってしまった息子、娘を再び取り戻そうとするのが、神様の救援摂理です。

堕落した人間を救い出すためには、それよりももっと強い生命力を投入しなければなりません。堕落し、偽りの種で腹中に妊娠した子女を見ながら、悲しみ、心を痛める神様がどれほど哀れでしょうか。そのような子女が繁殖し、今日の60億の堕落した人類となったのです。

人間は本来、3時代を通過するようになっています。母の腹中時代は水中時代であり、地上世界は土と水と空気の時代であり、死後の世界は愛の時代です。胎児が母の胎で栄養をもらって育つのと同じように、人間の肉身は、地球星で万物を食べながら成長するのです。それで、人間は、地を母のように愛さなければならないのです。

霊界は、太陽の光のような光が、いつも光り輝いている所です。太陽は常に昼です。霊界もこれと同じです。霊界での愛の光は、変わることがありません。

朝でも夜でも、北極でも南極でも、愛は変わることがありません。そのような真の愛に満ちあふれた世界が霊界です。霊界は、春夏秋冬の季節を通じて実った収穫物を貯蔵する倉庫と同じなので、地上世界の人生が結実する所です。

人類の真の父母として来られる再臨のメシヤ

復帰歴史路程で、これまで神様の直接的な真の血統が連結され、真の生命をもって出生した人は、イエス様しかいません。これまで堕落した人類の中で、地上や霊界で、神様の直接主管圏に入っていった人は一人もいませんでした。それで神様は、これまで独り、孤独な悲しみの歳月を過ごしてこられたのです。したがって、人間も悲しく、万物も悲しい世界となってしまったのです。

それで神様は、信じることができる一人の人、すなわち、血統を浄化させ、真の生命に重生させ、神様の真の愛を受け継ぎ、解放の主人になることができる一人の男性、メシヤを求めてこられたのです。皆様も御存じのように、アダム以降、旧約時代の歴史は、メシヤを迎えるための選民の歴史でした。準備された選民、イスラエルを通して、イエス様がメシヤとして来られ、万民をイエス様の家庭と接ぎ木し、真の血統を世界化しようとされたのが神様のみ旨だったのです。しかし当時のユダヤ民族の不信により、イエス様が十字架にかかって亡くなることによって、その歴史は再臨理想として残されました。

したがって、再び来られる再臨主は、人類の真の父母の立場で、再び真の愛の家庭を取り戻し、天地父母の位置を経て、人類救援摂理を完成しなければなりません。メシヤが出発する起点は、アダムとエバが堕落せずに完成した家庭よりも、もっと神様に栄えある立場で素晴らしく侍ることができる孝子、孝女の家庭にならなければなりません。

メシヤは、真の愛を中心とした父の立場で、真の生命と真の血統を連結し、新たに出発しなければならない人類の理想的な核となる家庭の主人です。ここから、祝福結婚した家庭を連結し、地上天国と天上天国が完成するのです。

したがって、メシヤは人類の真の父母として来なければなりません。来られるメシヤは、サタン世界の愛とサタン世界の血統を否定し、神様の真の愛で連結した、完成した個人、家庭、氏族、民族、国家、世界と天宙を形成しなければなりません。すなわち、真の父母の愛によって、全人類が新たな祝福結婚をすることによって、新しい血統的家庭の相続を受けなければならないのです。そしてこれは、真の愛でなければ道がないという事実を知らなければなりません。こうして、サタン世界の地獄圏を解放しなければなりません。

したがって、全人類は、8段階の復帰過程を経て、神様の子女の立場を取り戻さなければなりません。本来なら、腹中時代を経て、幼児時代、兄弟時代、婚約時代、夫婦時代、父母時代、祖父母時代を経て、王と女王の時代までの8段階を経なければなりません。結局、人間は、神様の子女として王、王妃として、天地の大主人になるという目的で生まれたことを知らなければなりません。

完全に生まれ変わった新しい人になるためには

皆様。このように、私たち人間は本来、成長し、男性は女性に出会って王となり、女性は男性に出会って王妃となり、天の国の王子、王女として、天の国のすべてのものを相続される相続者の位置にまで行かなければなりません。このためには、地獄の底から、8段階の蕩減条件過程を通過して天国まで一体化させなければならないのですが、これは、メシヤとして来られる真の父母の祝福を通してのみ可能です。

このような祝福家庭は、世の中の助けとなる主体的な家庭にならなければなりません。このように、完全に生まれ変わって新しい人になるためには、神様を中心として、絶対信仰、絶対愛、絶対服従を実践しなければなりません。文総裁もやはり、生涯を通じてこれを実践してきました。

神様は、宇宙を創造されるとき、絶対信仰をもって造られました。さらに、神様は私たち人間を愛の絶対的パートナーとして造られました。絶対従順とは、自分自身までもすべてなくして、完全投入することを意味します。

このように投入して忘れ、投入して忘れて、最終的に自分という概念さえすベてなくなる零点に進入するのです。神様は、信仰もすベて注いだので、残ったものは零点であり、愛もすベて注いだので零点であり、純情もすベて注いだので零点です。

しかし、神様の真の愛は投入するほど大きくなるのです。私たちはこのような神様に似なければなりません。愛を否定されても、さらに愛し、投入しても、もっと投入してこそ、怨讐を真の愛で自然屈伏させる位置まで進むようになるのです。神様がそのような道を歩んでこられたのであり、天地父母がそのような道を歩んできたのです。

投入して忘れてしまい、投入して忘れてしまうことを続ける人が中心者となり、全体の相続者となり、孝子の中の孝子となります。家庭の中でも、祖父、祖母をはじめとして10人の家族が暮らすとしても、最もために生きる人が家庭の中心となるのです。

愛国者も同様です。投入して忘れてしまうほど、忠臣、聖人、さらに進んで聖子として決定されるのです。神様は、人類歴史始まって以来、いかなる存在よりも、真の愛を中心として、より一層ために投入して忘れてきたのであり、また、永遠に継続して投入できるので、ために生きる人の王となり、先祖となることができます。

文総裁が導いてきた統一教会が、短い期間に世界的な宗教団体として成長したのも、正にこのような原理原則で努力してきたからです。文総裁の生涯を振り返ってみるとき、総裁が人類救援の道を行くとき、今日に至るまで、有形・無形世界の億万のサタン勢力が反対し、多くの宗教指導者たちが反対し、各国の政権が反対しましたが、文総裁は堂々と彼らのために生きてきたので、いつの間にか、彼らの中心の位置に立つようになったのです。真実を理解できず反対する彼らのために生き、反対する彼らの子女たちのために投入し、反対する政権のために生きていくと、いつの間にか文総裁が尊敬されるようになったのです。

私たちはここで、天の戦法とサタンの戦法がどのようなものであるかを学ぶことになります。すなわち、天の戦略は打たれて取り戻すのであり、サタンの戦略は打って失ってしまうのです。

国際合同結婚式の意義

このような原則のもとで、文総裁は、人類救援のために、五大洋六大州に広がっている五色人種を一つにし、一人の方、神様のもとの一つの世界を実現するために、国際祝福結婚式を挙行し、数千、数万双の若者たちを祝福結婚させてきました。東洋と西洋が結婚を通して一つになるとき、世界で最も大きな文化的葛藤はなくなるはずです。

アメリカ人とドイツ人が結婚し、夫婦が真の愛で一つになれば、怨讐だった二つの国が神様の真の愛によって一つになるのです。さらに、文総裁は、霊界にいる霊人たちまで、真の愛によって祝福してきました。

地上と天上に天国が形成されるためには、霊界にいる霊人たちまでも祝福を通して解放しなければならないのですが、それは、実体の真の父母を通してのみ可能なのです。人類の先祖が偽りの父母として罪悪の種を蒔いたので、メシヤは、人類の真の父母として来て、地上と霊界の全人類を解放してあげなければならないのです。

血統で誤った問題に対する解決は、全知全能であられる神様でさえも、一人では成し遂げることができないのです。もし、神様ができるのであれば、既にずっと以前に解決されていたはずであり、また人間に堕落もさせなかったはずです。しかし、人間に賦与された自己の責任分担に対しては、原理法度の神様は、一切干渉することができないのです。したがって、再び来られるメシヤは、人類の真の父母として来られ、血統を汚した原罪をもつ人間を真の愛によって重生してあげなければなりません。

このような点から、私たち夫婦が主導してきた国際合同結婚式の意味は、単に男性と女性が配偶者として出会うことのみにあるのではありません。本然の神様の生命の種を与えられ、真の神様の子女として生まれ変わるための、神聖で偉大な重生の儀式なのです。このように、蕩減原則を通して個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙的蕩減時代を経て、最終的には、霊界解放と地上解放時代を迎えたのです。

世界が、数千、数万の民族に分かれ、父母、夫婦、子女まで分裂し、宗教圏も、キリスト教、イスラーム、儒教、仏教など四大文化圏に分かれてきましたが、今私たちは、大統一の家庭化時代を迎えました。新約時代を経て、完成時代である成約時代を経て、堕落がなかった本然の第四次アダム圏時代に入ってくるようになったのです。

言い換えれば、今は、国家主義時代が過ぎ、世界主義時代を超えて、天宙が一つの神様のもとで、一つになる時代に進入したのです。さらに地球星が全祝福家庭たちの故郷となり、神様がいらっしゃる天上世界は祖国になり、それが一つになることによって、永遠の祖国光復である地上・天上天国が始まるのです。

真の愛の天宙化は新千年天国の完成

内外の貴賓の皆様。文総裁は、新千年が始まる午前零時に、全世界に送るメッセージを通して「真の愛の天宙化は新千年天国の完成」というみ言を宣布しました。「真の愛の天宙化」という言葉は、天と地を真の愛の家にするという意味であり、新しい千年を迎え、全体世界を通して天国を完成するのです。

天宙は、神様から出発したので、その対象的立場にある愛の家が完成するためには、家庭や氏族、民族、国家、世界が同じ公式的な原理に基づく家を求めて、一つにならなければなりません。国は、家庭が入ることができる愛の家であり、世界は、国が入ることができる愛の家であり、さらに天宙は、世界が入ることができる愛の家です。

その中でも、真の愛の家庭というものは、巨大な天の国の家である天宙の出発点であり、核になります。家庭で夫は、妻の真の愛の家であり、妻は、夫の真の愛の家であり、父母は、子女の真の愛の家であり、子女は、父母の真の愛の家です。

神様の国は、真の自由と信仰、そして理想が実を結んだ花であり、真の愛と真の生命、そして真の血統が定着した真の家庭がとどまる所です。さらには、永遠の真の愛と幸福が満ちあふれた千年王国時代が始まる所です。これまで文総裁が主唱してきた天地安息圏の中心は、神様が共にいらっしゃる真の男女が結合した家庭なので、真の家庭の価値を説き明かしてきました。したがって、私たちは、聖書で言うエデンの園をこの地球上に具現させなければならないのです。

今、新たに迎えた新千年は、6000年間の救援摂理が完結され、創造理想を中心とした本然の天の国が建設される時です。旧約と新約の約束が成就される、成約の時代です。

二度と涙がなく、死亡がなく、哀痛の声が聞こえない、新しい天と新しい地を意味します。水晶のような澄んだ生命水を代価なく分け与えられる、条件のない真の愛の時代を言うのです。霊界と地上が一つに通じ、天上と地上に神様の国が成就される時代です。生きていらっしゃる神様の直接王管圏が、復帰された長子権、父母権、王権を通して、全体、全般、全権、全能の新時代を開く時です。

以上のように、地球星は人類の故郷であり、霊界は人類が完成、到達しなければならない永遠の祖国を意味するのです。最後に「一人の神様のもとの一つの国」を越え、「一人の神様のもとの一つの天宙」として、天の父母を中心とした地球星大家族主義の世界が形成される時です。したがって、私たちは、神様と人間の根本関係である父子の関係を心に刻み、「天宙」すなわち霊界と地上を「私たちの故郷と祖国」として創建するために、積極的に先頭に立ってくださるようお願いいたします。

重ねて、この場を訪ねてくださった全世界の指導者の皆様に感謝し、四海同胞がお互いに真の兄弟姉妹となり、平和と自由、そして正義があふれる新しい千年王国が始まることを願いながら、み言を終えようと思います。皆様の国と家庭に神様の祝福が共にあることを祈ります。ありがとうございました。




一休さんのような機知(トンチ)ではありません。

奇知=人とは異なる知恵
すなわち神様の知恵

世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。
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Last updated  2020.05.16 22:32:36
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