6245128 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

奇   知   外   記

奇  知  外  記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Recent Posts

Free Space

にほんブログ村ランキング参加中
↓ 応援クリックお願いします ↓

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 家庭連合へ
にほんブログ村
にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村
にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List

Comments

Calendar

Category

Archives

2021.04.20
XML
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​「人類歴史は復帰摂理歴史」

 一九六五年一二月二六日(日)前本部教会


 堕落した人類の歴史は人間が復帰路程を経て、本然の位置に帰るために歩んで来た歴史であることを、我々は知っています。

 アダムが堕落することによって、神様はカインとアベルを通して、アダム家庭を中心とする復帰摂理をされようとされたのです。ところがカインがアベルを殺すことによって、このみ旨が成らなかったのです。こうしてノア、アブラハム、そしてモ-セと洗礼ヨハネを経て、イエス様のときまで延長されてしまったのです。


 不信と失敗によって延長してきた人類歴史

 イエス様は歴史的に失敗してきたすべてのことを蕩減しなければならなかったのです。条件を立てて全体の歴史、すなわち縦的な歴史路程を横的に蕩減復帰しなければならなかったのです。個人とイエス様を中心にイスラエル民族と国家を中心にして、世界まで蕩減することがイエス様の責任であり、使命だったのです。

 イエス様お一人が完成することによって、アダム家庭において成そうとしたことが完成されるのであり、ノアとアブラハム家庭において成そうとしたすべてのことが完成され、イスラエル民族を率いてきたモ-セの使命が完結し、旧約の歴史を終結させるべき洗礼ヨハネの使命までが完結されたのです。これがイエス様の使命だったのです。

 ですからイエス様お一人が勝利するということは、イスラエル全体に勝利をもたらすことであり、復帰歴史全体の勝利を得ることなのです。そのようになれば世界的なカナン復帰路程を出発することができたのでした。しかしユダヤ民族の不信によってイエス様が全体的な蕩減復帰の使命を完遂できなかったゆえに、このみ旨が再度延長され、今まで二千年の歴史が流れてきたのです。

 それではイエス様の所願が何でしょうか? イエス様の所願は地の上で十字架を負うのではなく、神のみ旨を成すことであったのです。即ち、全世界人類を救済してエデンへと復帰させることであったのです。

 キリスト教徒が今日まで受難の路程をたどって基を築いてきたことは、歴史路程において失敗したすべてのことを、霊的であっても蕩減復帰するためであったことを、我々は知っています。

 今日統一教会を中心に見るとき、統一教会は今まで六千年の歴史をずっと神が摂理されてきた復帰路程を、蕩減しなければならないのです。個人的な問題、家庭的な問題、道徳的な問題、国家的な問題を蕩減復帰しなければなりません。イエス様が国家を中心に成すべきであった全体的な問題を、蕩減復帰するのです。

 神の摂理が今日、韓国を中心に動いているのです。解放前まで神は先知者的な使命をもつ多くの人物を送って、準備して来られたのです。ここには婦人たちを中心に摂理された一面があると同時に、男性たちを中心に摂理して来られた一面もあるのです。神は摂理のみ旨を立てるために、我々民族が知らない、信仰者たちが知らないうちに特別に選んだ者たちを立てられて内的、外的に役事された来られたのです。ですからこの国この民族は、解放後に新しい発展的な内容によって、出発しなければならなかったのです。そしてこのみ旨を伝えるために、統一教会が出発したのです。

 本来、苦難の道を行くことが神のみ旨ではありません。蕩減復帰の基準を立てゆくために、苦難の道を行くのです。この道を行くためにはカインとアベルの立場を、再び再現させてゆかなければ駄目なのです。韓国を中心にして見るとき、統一教会はアベルの立場であり、韓国民族はカインの立場です。ですから統一教会と韓国民族は、カインとアベルが一つになれなかったことを、蕩減復帰しなければらないのです。

 アダム家庭において、カインがアベルを殺すことによって神のみ旨を覆したので、これを蕩減復帰するためには、アベルにカインが屈伏しなければなりません。そうすることによって、天倫が立つ真の父母の因縁がこの地上に成るのです。このような基準を教団的に立て、韓国全体に内外ともにこの基準を立てて、蕩減復帰しなければならないのです。


 六千年の歴史を蕩減復帰すべき統一教会

 このようなことのために、神が神霊的な分野と真理的な分野で準備されてきたので、解放直後に韓国には神霊役事が凄まじく起こったのです。そこには旧約時代的な真理と法と理念をもってでる団体があるかと思えば、新約時代的な団体、即ちイエス様の愛を中心にした神霊なる団体などもあったのです。それのみではなく、これから成すべき新しい理念をもってでる神霊なる役事をする団体もあったのです。

 神の全体歴史路程を見れば、神様は旧約摂理、新約摂理、成約摂理をされたきたので、旧約時代のエデン福地理念と、新約時代のエデン福地理念、そしてこれから来る成約時代のエデン福地理念を中心に、この韓国の地において、各時代の摂理のみ旨に対することができる特別な人物たちを立てて、このような神霊役事を展開されて来られたことを知ることができるのです。

 この三つの分野において、神霊なる役事をした群れは解放を起点としてこの地に新しい役事を起こるということを全部、神様から啓示で受けていたのです。彼らはこのような啓示を中心に一つになり、キリスト教を中心に一つにならなければならなかったのです。

 キリスト教を中心に見るとき、キリスト教内にもカインとアベルがあるのです。カインとアベルがあってこそ成るのです。

 神様は韓国の東側の元山を中心にペクナムジュウ、イヨンド牧師と、それ以外の特別な人々を選んで神の摂理を連結させ、西側においては聖主教団とホホビン集団を中心に摂理されたきたのです。このように三代を経て来たのです。一代と二代までは、準備の時代です。この時は必ず迫害を受けていったのです。社会から指弾を受け、教界からも指弾を受けたのです。

 これはなぜ、そうなのでしょう? 復帰歴史においては、二数を中心に善と悪を分別するために、二番目のものはいつも打たれるのです。必ず社会的な批判と教団的な反対を受けるようになるのです。もしもこの時に汎教団的に歓迎され、社会的にも歓迎を受けたなら、摂理のみ旨は急進展して全国的な摂理の基台を造って、新しい歴史の基台を強固にしたのです。しかしこの時の人々が神のみ旨がどのように動いているのか知らないので、即ち神様が全国を両分して体系的に摂理される歴史を知らないので、目の前に現れた事実だけを見て、神の摂理を理解できなかったのです。

 しかしながら神は責任を負う人々が責任を果たさなければ、必ず後継者を立てて新しい分野を開拓してゆかれるのです。初めはいろんな集団や団体が出てきてこんな使命を成したのですが、時期が過ぎるにしたがって、一つの帰結点に向かって神霊なる役事が起こるのです。

 ですから解放直後に、牧師、長老を中心に大々的に復興役事が起こったのでした。イソンボン牧師、パクチェボン牧師が特別な役事をしたのですが、神が願われる方向と一致する方向に行くことができずに、派が分かれてしまったのです。その後、牧師の時代が過ぎて長老の時代が現れてきたのです。それでパク長老、ナ長老等、長老たちが出てきたのです。ところが彼らも神が摂理される方向に行くことができなかったので執事時代、聖徒時代が現れるようになったのです。ですから特別なみ旨を受けて、特別な摂理に対する人々は、教会に参席することのない立場に落ちていったのです。今日我々はこんな時代的な環境に対しているのです。

 このように神は内的な役事を重ねて来られました。我々の教会もこんな分野において、一端の責任を負って今まで、反対を受けても発展してきているのです。

 先生がこの道を出発して統一教会という看板を掲げたのは、本意ではなかったのです。すでにある団体を基盤として、国家的な新しい主権を確立していって、世界の指導者たちと合議して、この道を出発しなければならなかったのです。


 カインとアベルは頂上で出会わなければ

 これから内的基準において代表的な使命を負う人間と、外的な基準において代表的な使命を負う人間が出会う一時があるのです。言い換えれば、今までの六千年の歴史の頂上で再びカインとアベルが出会うのです。ですからカインとアベルが出会う頂上の場で、蕩減復帰しなければならないのです。

 カインが天道を尊び、アベルのまえに順応する基準を得たなら、カインとアベルが一つになって蕩減の峠を越えて行くことができるのです。

 カインとアベルがこの峠を正しく越えて行ったなら、互いに相対の場に出るのです。このように越えなければならないのですが、カインとアベルがこの基準を成すことができずに、アベルだけが越えて行ったのです。

 本来、先生がこの道を出発するとき、イ博士と手を握って行くことが神のみ旨であったのです。摂理的に見ればそうなっていたのですが、この時既成教会が誤ることによって、横に曲がってしまったのです。こんな事が起こることによってこの道を、そのまま上がって来れなくなったのです。高い基準を失ってしまったので、低い基準に下がったのです。下がるときは必ず最低の場まで下がらなければならないのです。それゆえ直ちに、先生は以北へと行ったのです。以北に行って、再び上がって来なければならなかったのです。

 イエス様がヘロデ王に追われる時、イスラエル民族とユダヤ教が共にイエス様に侍り、ヘロデ王の意思に反対しなければならなかったのです。しかし、彼らが神のまえに立てるべき天的な使命を立てられなかったために、イエス様がエジプトへ行ったように、先生もやはりこのような路程を歩まざるを得なかったのです。それで以北に行ったのです。世界的な怨讐、共産党を訪ねざるを得ない運命にぶつかったのです。それで先生は最低の獄中生活まで覚悟して、以北へと出発して行ったのです。

 神の復帰摂理から見れば、この時この民族には外的に希望が芽生えているようですが、内的には絶望が芽生え始めていたのです。先生はこの時から最低の瀬戸際の道を経て、試練と苦痛を経て行ったのです。私は第一次の路程で勝利の基盤を築くことができず、第二次の路程を行かなければならなかったので、苦難の道へと行ったのでした。第二次路程とは、イエス・キリストがこの地上に来られ、十字架の道へと行かれたことを蕩減する路程をいうのです。ですから監獄までも、求めて入らなければならなかったのです。


 イエス様の路程を歩んだ先生

 イエス様が死の道へと行かれる時、イスラエル民族が背反し、愛する三弟子までもイエス様に背反したのでした。それゆえ蕩減復帰原則によって、先生が監獄にいる時、イエス様が失った十二弟子のような数を蕩減復帰しなければならなかったのです。こんな立場にあるので先生が監獄に行った時、口を開かなくても第二イスラエル圏内にある霊界の霊人たちが伝道して、その数を埋めてくれたのです。こんな歴史的な因縁を経てきたのです。共産党の厳しい監視を受ける獄中生活でも人知れぬ心情的な団結運動を、神様は責任をもってなされたのです。ここでは目立って伝道をすることができなかったのです。

 しかし先生が口を閉じていても、霊界で伝道してくれたのです。囚人たちの先祖が現れて、監房の何舎、何号、何番まで教え「おまえはこのお方に従わなければならない」と教えてくれたのです。彼らを霊的に結合させて、イエス様の十二弟子と同じ数を蕩減復帰させるべきみ旨があったのです。先生はこのような過程を経た後に、六・二五動乱が勃発するや国連軍が北進する時に、再び以南へと下って来たのです。

 このように先生は第二次の解放の日を迎える基準を立てた後に、以南へと下ってきたのでした。その後、また最低の場からこの道を歩んで上がってきたのです。受難と逆境を経てきて、今まで上がってきたのです。

 このように出発した第二次路程ですから、必ずまた闘争が起こるのです。しかし第二次の時には、何も分からないのです。イエス様がこの地上に来られた時も、何にも分からない中で摂理の基台を継承して、ユダヤ民族の中心家庭であるヨセフ家庭からみ旨を広げ、こうしてすべての上流階級までもみ旨を広げようとされたのです。しかしこのみ旨を成すことができなくて、反対の立場から出発したのです。

 同じように今日統一教会が行く道も、蕩減復帰原則によって、イエス様の時のように悲惨な路程を歩んで、一番どん底から出発しなければならないのです。それゆえ南韓において、教団という教団は全部反対して、全民族が歓迎しない中で、統一信徒たちは最も末端から上がってくる運動をしてきたのです。このようにしてきた一九六〇年までの期間は、ヤコブ路程における十四年の期間に匹敵するので、この期間内に天的な計画を決定しなければならないのです。全国家が反対し、全教界が最高に反対する熾烈な闘いの場において事を成就させなければならないのです。

 平安なる場において蕩減条件が立つのではありません。一つの基準を立てて、天と地から悪を除いて善を立てるべき立場にあるので、一九六〇年代は統一教会におきまして、最高の試練の期間であり、最高に風波に悩まされた時であったのです。こうしてヤコブが十四年期間を経て家庭的な基盤を確定したのと、同じ基準を立てるようになったのです。


 七年路程の中で我々がやる事の意義

 我々統一教会は一九六〇年を中心に七年路程を立て、今まで発展してきているのです。皆さんが行く道は蕩減復帰の道ですから、この民族と数多くの祭壇が反対したのです。これを統一教会員たちが蕩減するために祭物にならねばならず、歴史的が悲しみの道も行かねばならないのです。ですから先生が皆さんを、惨めな道に追い立てたのです。

 我々は三年路程の間に、何を成すべきか? 蕩減復帰の原則によってイエス様がこの地に来て立てようとした、天的な基準を立てなければならないのです。イエス様が立てようとされた民族的な内的使命を決定づけ、外的に立てようとされた天的な基準を立てるべき使命が我々にはあるのです。それゆえ三年路程の期間に、神が求められる子女の因縁を立てなければならないのです。

 そのためにはノア家庭の三人の息子の立場を中心に、三六家庭を編成しなければならなかったのです。三六家庭はアダムからノアまで、ノアからアブラハムまで、アブラハムからヤコブまで経ていって、十二子息を中心とする全体的な摂理の基台を立てるのです。これは過ぎた日の歴史を成そうというのではありません。先祖たちが失敗したことを現実において、横的に一時に蕩減復帰するためのことなのです。これを成すための闘いが、三六家庭を中心に起こるのです。

 この世の人々は祝福を理解することができないのです。祝福を受ける人々はこの世の父母や、因縁のある人々と議論してはならないのです。神がみ旨とされることは、サタン世界のその誰にも分からせようと議論することができないのです。ですから神の特権によって皆さんが行く道を決定づけた後に、初めて招請状を送ったのです。ですから世の中の人が悪口を言って騒いだのです。それで我々が一次、二次、三次の結婚式をする時、外では闘いの場となったのです。結局すべての門を閉じて見張りを立て、結婚式を挙げたのでした。

 先生が世の中の事情を知らずに、この事をしたのではありません。人間の事情よりも神のみ旨がより大きいので、責任をもってこの事をやったのです。神が子女を失った歴史的な恨を蕩減復帰しなければならないので、縦的な歴史を現実に横的に蕩減復帰して、祖先たちの祈願と、先祖たちが立てようとした基準を再び求めるべき立場にあるので、三六家庭を祝福したのです。

 三六家庭を通してアダム家庭、ノア家庭、ヤコブ家庭が始めて地上に連結され、復帰されるのです。これによって今までは過去・現在・未来を通して、因縁づけることができなかった摂理的な因縁が、地上を通して因縁づけられるようになったのです。皆さんは何の話か、理解するのが難しいのです。原理を知らなければ、何の話か一つも分かりません。皆さんもよく分からないこのような事を今、統一教会でしてきているのです。

 アダム以後六千年の間、我々祖先たちが失敗したすべてのことを蕩減するために、統一教会が韓国民族を代表して、この三千里半島において世界史的な運動を起こしていることを、人々は知らないのです。しかしながら神は、このような事をしておられるのです。

 霊界の霊人たちや、地上に生きている人間たちは全部がアダムの後孫です。ところが我々の祖先が一つにならないで、天と地が先祖たちと一つにならなかったために、霊界は霊界として動き、地上は地上として動いているのです。

 それゆえ信者たちが霊界と接するためには、地の上のすべての悪を打ち捨て、分別された立場で至誠を尽くして、生命基準が霊界と接することができる基準まで上がらなければならないのです。でなければ相逢うことができないのです。これが今まで、信仰生活をする人々の苦喪であったのです。

 祝福家庭は地上と霊界を連結させる基台

 いま信仰者たちには、分けられた霊界と地を連結させるべき使命があるのです。霊界が地上に下りてくる自然的な環境を造成しなければ、統一の運勢をこの地上に起こすことができないのです。

 であれば今までの信仰者たちが地上で、そのような活動をしなかった理由が何でしょうか? それは先祖たちが失敗してサタンが讒訴する圏内に閉じこめられているからです。ですからこのようなサタンの権限をうち壊して勝利の基準を立て、地上と霊界を連結させる基台を造らねばならないのです。それで先生がこの使命を完結させるために、三六家庭を祝福したのです。でなければ勝利できないのです。

 三六家庭は人類の祖先と同じ立場です。アダム家庭からヤコブ家庭まてを象徴する人類の祖先なのです。それゆえ三六家庭は数多くの祖先の失敗を、蕩減復帰しなければならないのです。

 それでは、祖先たちの所願が何でしょうか? 祖先たちの所願は皆さんが個体を完成するのみならず、霊界と肉界を合わせた勝利の実体になることです。それでは霊界と肉界を合わせるということは、何を意味しているのでしょうか? 天の霊界は男性を象徴し、地の肉界は女性を象徴しているので、霊界と肉界が分かれたことは、天と地が分かれたことなのです。であれば天の運勢と地の運勢を合わせることができません。過去の祖先たちは相対的な因縁を一つところに結んで、天的な基準を立てて霊界と肉界を統合する条件を立てようとしたのです。ですからこのような役事を先祖たちから受けるなら、これを受けた人間は直ちに分かるようになるのです。

 アダムとエバが失ったことを、カインとアベルが復帰すべきだったのですが、彼らが互いに争ったために復帰できなかったのです。ですから我々はカインとアベルが復帰すべきことだけではなく、カイン夫婦とアベル夫婦が復帰すべきことまで、復帰しなければならないのです。

 祖先のまえに二人の息子の家庭型を編成すべき摂理的なみ旨があったので、これを立てるために三六家庭の二倍である、七二家庭を立てたのです。

 縦的な歴史路程におきまして、アダム家庭で成せなかったことを、カイン・アベル家庭が完結すべきなのが完結できなかったのです。即ち、蕩減条件を立てるこができなかったのです。ところでカイン・アベル家庭型である七二家庭を祝福することによって、延長されてきた縦的な摂理が平面的に、一つの基準点において勝利の基準を立てることができたのです。

 第一次三家庭聖婚式(一九六〇年四月一六日)が終わるや自由党政権が滅んだのです。祝福があった後、一週間以内にこんな事が起こったのです。そして二次の三三家庭聖婚式(一九六一年五月一五日)が終わるや民主党政権が滅んだのです。これらは神奇な事ではないのです。神のみ旨に反対したので、そうなる他はないのです。このように我々は三政権時代を経てきたのです。

 三六、七二家庭を立てることによって、縦的なカイン・アベル型の理念的基盤が、全部地上に造成されたのです。その次には平面的に縦的家庭型を復帰しなければならないのです。この家庭はアダム家庭を復帰するための型です。

 イエス様の十二弟子の十二数を十倍にした一二〇数は、平面的な世界を代表している数です。それでこの一二〇門徒と同じ数を合わせるために、一二〇双を祝福したのです。

 イエス様の一二〇門徒を代身する一二〇家庭は、世界的な型です。この人たち自体に世界を統治して、世界を支配できる権限があるというのではなく、世界の代表型として、世界的な蕩減時代を立てることができる基台がなったということです。それで一二〇家庭を立てることによって、神が世界的に訪ねて来ることができる基準が立ったのです。ですから国連加盟国が一二〇国家を越えたなら、その時が末世だといえるのです。


 皆さんを一九六〇年から七年路程に加担させた理由

 一二〇家庭が決定されたということは、一〇〇余か国の運勢を左右することができる天的な因縁が決定されたということです。今は誰も統一教会が行く道を遮ることができません。どんなに世の中が騒いで銃剣を振りまわしても、統一教会が行く道は遮られる道理がないのです。

 統一教会が政府に登録されるとき、政府では大きな争いが起こったのです。その時が一九六三年でした。先生はこのような日が来ることを知っていたので、これに対備する天的な基準を立てなければと考えたのです。それで外国宣教を準備したのです。

 これはアベルが拘束されるなら、カインを立てて蕩減復帰する準備をするためであるのです。昔にはカインがアベルを殺したのですが、今は外国を中心にカイン的な祭壇を編成してアベル祭壇を受け、アベル祭壇を救うことができるのです。このような世界的な因縁を結ぶために、追われに追われても外国に宣教師を送ったのでした。冒険をしてアメリカに三人、日本に一人を送ったのです。

 我々は反対する自由党治下において成長してきたのです。自由党は統一教会がなくなるとは思っても、このように発展するとは知らなかったのです。このように成長するまでは血のにじむ歴史と、皆さんが想像できない内容があったのです。

 こんな時であるほど、必ず国家的な蕩減があるので、ここに対備するための内的な準備をしなければならなかったのです。このような責任を感じて、アメリカと日本に宣教師を送り、ドイツまでも宣教師を送ったのです。こうして我々教会の登録が問題視されたときに、すでにアメリカ連邦政府に統一教会が登録されていて、日本にも登録がされており、世界民主主義の先頭国家であるアメリカでも統一教会が歓迎されているのに、韓国で反対して登録を問題視したなら、国家的な恥になるからです。

 それでは政府が慌てないというなら、我々が見くびれないことを知らしめるのです。こんな天的な因縁があるゆえに、皆さんたちを五五〇〇人以上動員して、地方へ送って啓蒙するようにさせたのです。皆さんが地方に行って道知事や、群主、または面長から数百以上の表彰状を受けたことは、大変に良いことです。皆さんが血の涙の苦労と闘争をしたので、地方の人たちが我々統一教会を擁護する段階にまで入ってきたのです。

 それではどうして皆さんを、六〇年から七年路程に加担させたのか? なぜその前から加担させないで、六〇年度から加担させるかということを、知らねばなりません。復帰歴史は蘇生・長成・完成の三段階を経て行くようになっているのです。七数を中心に、三段階を経なければならないので、二一数(三×七)を過ぎてこそ、その基盤が築かれるのです。ところで蘇生期、長成期までは堕落によるサタンの侵犯を受ける期間なのです。父母の立場にある人間が堕落したので蘇生、長成の期間は父母が担わなければならない使命があるのです。

 父母が立てなければならない試練と苦痛の基準に、子女たちは参与できないのです。子女たちは三段階において、完成段階に当たる七年期間に復帰の道を行かねばならないのです。この期間はサタンの侵犯を受けることのない基準を中心に、復帰の道を行くことができる期間なのです。この七年期間に皆さんが苦労することは、蕩減の内容になるのではなく、皆さんの実績として残るのです。


 摂理的に国家的基準に来ている韓国教会

 自由党、民主党、共和党は堕落したアダムとエバと天使長の立場です。原理的に見れば自由党はアダム型であり、民主党はエバ型です。ですからパクスンチョン女史が民主党党首に当選したことも、一理があるのです。その次に、共和党は天使世界型です。勿論彼らも反対する立場にあるのですが、統一教会を支持して協助する段階に入ってくるのです。復帰の因縁を結ぶことができる時代に入ってきたのです。

 ヤコブとエソウが相逢ったことと同じように、国家的な基準を越えて統一教会と韓国政府が相逢うようになる時が来るのです。やがてこのような段階へと越えてゆくのです。

 復帰摂理の第一次段階と第二段階が結びつく時代が来れば、第三次段階の道を出発しなければなりません。即ち、世界的な舞台を中心に、世界的なカナン復帰のために出発するのです。モ-セがカナンの地を回復するために四〇日間の探偵をしたように、今日先生も世界探偵に出て行かなければならないのです。このように四〇か国家を連結させなければならない摂理的な内容があるので、今年一月二八日を期して、世界巡回に出たのです。元来は六〇年度前に、自由党のときに行こうとしたのです。

 我々の国は摂理的に見るとき、国家的な基準である二次基準に来ているのです。この二次基準において、勝負をつけなけばなりません。この民族の運命を打開できるかできないかが、我々に懸かっているのです。ここにおいて我々は勝利の道、即ちこの民族が行くべき新しこをとって行かねばなりません。この道が七年路程の血のにじむ闘争の道であることを、知らねばなりません。このような道を行くなら、この民族と相逢う時が来るのです。また摂理的に見ても、この国が新たに発展するためには必ず統一教会と相逢わなければなりません。

 そのためには青年層や大学生層、または軍や公務員階層が、我々と連結されなければなりません。このような階層が我々と連結できる因縁が成ってこそ、世界的に天的なみ旨を推進することができるのです。

 今日江原道において起こっている事が、普通の事ではないことを皆さんは知らねばなりません。

 キムジュンリョン一家殺害事件が起こったことは、神の摂理であると見るのです。北韓において対南工作活動を強化させて、強力なる行動によって出た事実も、これからの天的な運勢を立てるための神の内的な摂理なのです。勿論サタン世界で作用したことではありますが、これは天的な基準を立てるための基台を造ることです。キムジュンリョン一家殺害事件によって、与党と野党がすべて江原道を反共模範道に指定して、反共闘争を強化しなければならなかったのです。江原道から模範道になって漸次、他の道まで拡散してゆかなければなりません。

 このように反共を強化させ、一九才から五五才までのすべての男性も反共組織を編成して、教団までも反共闘争を強化してこそなのです。こんな時局なのに政府には反共闘争に対する理念的な対案がないのです。それで治安局や情報課では大変なことになったと騒いでいるのです。計画は立てているのですが、精神的な武装をする何らの内容もないというのです。これを我々はすでに知っていたのです。

 それで統一教会理念でなければ駄目だと考えて、江原知事を通して、群主を通して、面長と里長を通して、我々の反共理念を広めて標榜し、江原道全体を席巻しているのです。


 韓国が解決しなければならない問題

 我々がもう少し研究して組織的な体系を得て火をつければ、反共連盟が自然に我々の影響を受けるのです。その次にはアジア反共連盟に連結するのです。これがこれから我々か行くべき道であることを、知らねばなりません。

 それでは我々の勝共運動が江原道から起こる原因が、どこにあるのか? 一列になって行ったのが全体が後戻りしたら、一番後の人が先になるように、江原道が我々の国で最も惨めな道であっても、摂理的に見れば最も近こであるからです。

 また江原道には軍隊がいます。我々が願うことは、これから統一教会思想によって六〇万大軍を武装させることです。それで北韓までも思想的に押し上げるのです。北韓が最も大きな問題です。六〇万大軍なら東洋、天地に恐ろしいものがありません。

 もしも韓国が今から約二〇年前、解放直後に統一教会理念を受け入れていたなら、先生は今のアイゼンハワ-大統領やジョンソン大統領以上なのです。。しかしそうならなかったので、世界を料理すべき責任が天的な摂理の中に残っているのです。このような使命において、韓国の地でのみ血の涙の闘争をしているのが憤ろしいのです。

 これからの世界はどのようになるでしょうか? どうしようもなく、復帰路程を歩んで行くのです。先生が言う通りになるので、統一教会員たちが先生の言葉を恐ろしがるのです。先生は神のみ旨を中心に今日まで、皆さんを率いて来たのです。

 いずれこれからはこの民族が世界の先端に立って、世界史的な運動を左右するのです。現在こんな時代的な環境になっていることを、皆さん知らねばなりません。

 今から大韓民国が、解決しなければならない問題は何でしょうか? 共和党がしている大統領選挙、国会議員選挙、勿論これらのことも問題ですが、これは重要な問題でありません。これよりもさらに重要な問題があるのです。今回のUN総会においても、韓国問題を議題に取り上げて、国連軍の監視下での南北韓総選挙問題を論議していました。今までは北韓傀儡政府がこれを拒否したのです。しかし南韓内に地下組織を強化させて、自分たちのすべての目的と計画を間違いなく成就するという確信が生まれたときには間違いなく「選挙をやろう」となるのです。

 それでは我々はどう対備するのか? これが気掛かりです。統一教会が案じることは、これにどう対備するかということです。ですから自分の大統領の選挙よりも、さらに急がれることは、南北韓総選挙に対備するための、国家的な運動を展開することです。

 これを準備するために昨年、三次に渡って復興団を編成したのでした。少なくとも一二〇の群、三六〇以上の面を対象に、思想武装をさせて、また氾社会的な思想運動を起こして鍛練させ、訓練させようというのか先生の計画なのです。このようにして今までの観念を覆すなら、アメリカに入って活動する時が来るのです。

 我々統一教会員は共産主義の唯物史観に対する批判を、徹底してやらなければなりません。こうして南北韓総選挙問題がでたとき、統一理念を中心に北韓を全く押さえ、勝利の結果をもたらす功を立てなければなりません。このようになれば世界を復帰することができる基台が造られるのです。それで日時が急がれるのです。


 日本において活動する統一教会

 ですから国家的な問題点を提示して、これを解決してゆくことが統一信徒の負うべき、責任と使命であることを知らねばなりません。

 先生が日本から帰るとき、痛快に思ったことがあったのです。現在日本においてもアジアにおいても、共産主義が大きな問題の焦点になっているのです。理念主義的な共産主義はソ連から現れたのですが、行動主義的な共産主義は労働者、農民を中心に起こったのです。とても組織的に動いているのです。これから日本のすべての面を支配しようという政治家には、共産主義者たちとどのように闘うかということが、問題になっているのです。今日本は思想的に再武装する時間を造らねばなりません。思想的に再武装すべき時に来ているのです。

 ですから今、統一教会が飛躍的な発展する時代が近づいているのです。我々は世界情勢と日本が処している立場を、彼らが認識するようにさせなければなりません。そのために今、猛活動をしているのす。

 今回、先生がチェポンチュン宣教師と共に世界巡回をして帰ってきました。チェポンチュン宣教師は日本に継続して留まりたかったのですが、先生が止めたのです。日本にどんなに留まろうとしても、パスポ-トの問題のために駄目だからです。

 日本政府が統一教会の動きを常に注視していたことは、先生が知っています。これから東洋には東洋の運命に合った執権者が出てくることも、先生は知っているのです。

 今日本にどのような事が起こっているのか? 日本にある五六の大学に、我々統一教会の原理研究会があり、学博士たちがその背後で統一理念に対して研究していることが起こっているのです。そして共産主義の学生たちと、統一教会原理研究会に参与している学生たちが闘争しているのです。この闘争において、ある大学の共産主義の学生たちがそっくり統一教会に倒れ込んでしまったのです。これが問題になって、共産党員たちが統一教会に来て全部追跡調査して、反旗を掲げたなら大騒ぎになったのです。それで東大から京大及び東北大等、すべての大学で問題になったのです。原理研究会が大会をやるごとに、共産党の手先だ何だと大騒ぎです。

 日本の当面の問題を担うべき日本教会

 日本統一教会は共産党と闘わねばなりません。闘って死ぬ恨があっても、闘わねばなりません。そのようにして共産党を統一教会原理の御言によって全部、つき崩すのです。このようなことが起これば、新聞を見ても分かるでしょう? 世の中に知らしめるのです。 日本の警察当局が統一教会に対して内偵して見て、統一教会が韓国で現れ、韓国政府に反対されたことを知って、感動を受けたのです。

 先生が気分が良かったことが何でしょう? 韓国で出た統一教会が日本ではかまわないという大学の五〇〇余名の賢く若い学生たちが入って活動したということです。今日本の人々が信じている創価学会は、一時的な宗教観を中心に頽廃的な国民性をつくっているのです。これが大きな問題です。これは本当に迷信なのです。

 宗教というものは人格を完成するためにあるものです。ところが彼らはこれを信ずれば楽に食べられ、安楽に暮らせるというのです。これが目的です。楽に食べて安楽に暮らせて病気を治してあげるということは、宗教ではなく迷信なのです。これが問題です。千三百万人にもなる大きな群れがこの創価学会に襲われて入り、このことをしているのは大変なことです。

 日本の当面の第一の問題は共産党であり、第二の問題は創価学会、そして第三の問題は青少年です。

 これから国家全体の運命を左右する青少年の倫理問題、即ち社会倫理問題において、日本は絶望的です。ですから国策上、問題にならざるを得ないのです。

 日本の国民は今まで宗教を、非現実的なものと認識していたのです。こんな状況において創価学会が出てきて、政府と国会にまで問題視され、日本国民全体が関心を持つようになったのです。こうして日本でも宗教の力が偉大であることを悟って、宗教に対して関心をもつ段階に入ったのです。今この時が伝道するのにとても良い機会なのです。それで久保木日本協会長に、創価学会と立正佼成会の中心人物たちに会って、また言論機関の中心人物に会って、我々のみ旨を伝えて彼らと闘って勝てと言ったのです。

 今日日本において宗教が社会的な問題になり、国家政策的な問題になっているのです。このように宗教が社会的に重大な問題になっているので、宗教責任者としてこれを傍観することができないので、これを打開するために我々は闘うのです。闘うなら結局、誰が勝つでしょうか?


 反対されながら摂理的基盤を積んできた

 先生は一九六四年一二月三一日と、一九六五年一月一日両日にわたって、七か所の聖地を立てたのです。このような基準を立てて、国家的基準において個人復帰、家庭復帰、宗族復帰をし始めたのです。我々は神が取ることができる個人的勝利、家庭的勝利の基台、宗族的な勝利の基台を得なければなりません。ここでの宗族は統一教会の祝福家庭を意味するのであり、民族はこんな宗族によって成された統一民族を意味するのです。これから我々は統一民族を編成しなければなりませんん。

 ですから韓国において、カイン・アベルが闘う天的な位置と中心を蕩減して、立てなければならないのです。このような使命分野に向かって総進軍しなければならないのが、七年路程になすべき使命であることを知らねばなりません。

 今宗族基準、民族基準を立て、国家基準を立て、世界的な時代に越えるべき時が来たのです。今は一国家の思想が、その国家に局限される時代ではなく、世界的な問題になる時代なのです。それゆえ今日統一教会に対する天的な意義が、どれほど大きいかということを知らねばなりません。我々は今まで堕落した世の中に足を置いて、摂理的な基盤を積み上げてきたのです。

 七年路程を中心に見るとき、この七年路程が終わると同時に、統一教会は世界的なカナン、即ち世界的なイスラエルに向かって進軍しなければならないのです。それでそれに対する準備をするために、先生が四〇か国を順訪する時、一四か国に統一教会宣教部を設置したのです。我々の舞踊団とうまく連結させて、内外から合致させたゆくのです。今回の海外公演でも、我々の舞踊団がとても良かったのです。神の加護で、神の加護で、我が舞踊団、万歳です。そこへ目の青い人々が押しかけて来たのです。これは我々の背後におられる神様が、このようにされるのです。

 我々は神のみ旨を成すために行かなければなりません。問題が深刻なのです。悪なる人間が善なる人間を打てば、その責任を誰が取るのか? 悪なる人々が取るのです。もしも彼が傷を負うときには、損害賠償を請求するのです。統一教会は今まで数多く打たれてきました。統一教会が損害賠償を請求しなければ、天法はこの民族と数多くの反対者に損害賠償をさせるのです。

 百万ほどに反対すれば、百万ほどの損害賠償だけをするのではなく、何千万倍の賠償をしなければなりません。その反対に統一教会が世界史的な使命を遂行しなければ、しなかったことに比例して、損害賠償をしなければならないのです。

 悪口をたくさん言われれば、その悪口がむしろ福となって返ってくることを、皆さんは知らねばなりません。どんなに悪なる人間が善なる人間を打ったとしても、善が悪を支配して、悪を滅亡させる時が来るのです。これが天理の原則です。

 悪は善を打っても、結局は悲しみに終わるのです。その代わりに、その代価として彼らが持っている福をもって蕩減復帰して、与えなければならないのです。

 三千万民族が統一教会文先生を、追い出すために苦労しているのです。自由党、民主党が苦労して、革命政府も苦労しているのです。しかし統一教会が受難の道を歩むなら、悲惨な道がこの国、この民族のまえに及ぶということを知らねばなりません。

 先生が近頃、ヨセフのことをよく考えるのです。ヨセフがエジプト人に売られて哀れな身の上になったでしょう? しかし神が加護して下さり、エジプトの総理大臣になったでしょう? その後に凶年に入って、自分の兄弟たちが訪ねて来て百度も謝罪して涙を流したのですが、その時ヨセフは自分を売り払った兄弟たちを怨讐と考えなかったのです。復讐して殺すような兄弟の立場で、彼らを歓迎したのです。このヨセフを思って先生は、常に神のまえに感謝する心でいるのです。

 既成教会の牧師や既成教会員が、我々に反対しているのです。ある一時、統一教会員たちが復讐することのできる時が、きっと来るのです。しかし彼らの首を切って復讐するという考えは捨て、耐えて行かなければなりません。何の話か、分かりますか。悪口を言われることも、悪いことではないということを知らねばなりません。悔しくも鞭打たれ、追われる事実が過ぎたら、福となるのです。

 ですから今から統一教会の運勢は、国家を経て世界的な運勢へと伸びるのです。もしもこの国この民族が受け入れなかったなら、世界が受け入れるのです。これから世界の万民が両手を挙げて歓迎する歓呼の声が、三千万民族の胸々に轟く日が、必ず来ることを確信するのです。

 そんな日を迎えるために、韓国にみな勝利の基台を造る聖地を選んで決めたのです。聖地決定は蕩減復帰の原則によって、また神の創造法度に従ってすることなのです。


 復帰歴史は人を捜し求めるための歴史

 それでは神の創造法度がどのようになっているのか? 神様は万物を創られてからアダムとエバを創ったのです。こうしてアダムとエバをして、万物を神に連結させようとされたのです。これが創造の法度です。

 人間が個性を完成して神と心情一体を成して、その基準で万物を愛して神のまえに孝誠の道理を尽くしたなら、堕落はなかったのです。しかしアダムとエバがこのような基準を立てずに堕落することによって、神のみ旨と反対の立場に落ちたしまったことを、復帰してゆくのが今までの摂理歴史であったのです。

 ですから神は今まで万物よりもまず、人間を捜し求めるために役事されたのです。今までの歴史は、人間を捜すための歴史だったのです。

 このように神様は個人から家庭、宗族、民族を捜すために摂理して来られたのです。しかしながらその民族はアベル的な民族ではなく、カイン的な民族型なのです。このような民族を造って、ここに真の個人、真の家庭、真の宗族、真の民族、真の国家、真の世界的な理念を代弁することのできる一つの中心として、メシアを送られるのです。

 こうしてメシアはサタンが奪っていった神の祝福を、再び捜し求めてくるのです。

 神様が世界に下された祝福を相続するには、蕩減復帰の原則によらなければならないのです。神が祝福された福をサタンが奪っていったので、この福を相続するには神の側により近い、アベルを通してでなければならないのです。これが天理の原則です。

 それゆえ神様は、イスラエル民族とユダヤ教を立てたようにキリスト教、即ち第二イスラエルを立てて、メシアのまえに相続することによって、外的な基準を内的な基準に蕩減復帰されようとするのです。また兄と弟の位置を取り替え、弟に天地のすべての権限を与えようとされるのです。このようにするのが復帰摂理です。それゆえこの使命を完結すべき責任があるので、我々は神を中心にこの使命を成さねばならないのです。


 聖地決定の意義

 今日統一教会がやろうとしていることが、何でしょうか? それはまさにイエス様がこの地上に来られて成そうとされたことです。それではこの地上に来られ、やろうとしたことが何か? イエス様はイスラエル民族を中心に、ユダヤ教をアベル的な基準で立てて、カイン的なイスラエル民族を復帰しようとされたのです。今日、統一教会はユダヤ教の立場であり、韓国民族はイスラエル民族の立場で選ばれたのです。

 イエス様がこの地上に来られて求めた個人完成、家庭完成、宗族完成、民族完成の基準即ち、神が求められた家庭と、宗族、民族的な基準を、今日我々が広げてきたのです。それで一二四双を韓国各地に配置して、聖地を選んで決めたのです。この聖地を中心に一体的な因縁をもって行って、使命を果たすように頼んだのです。

 このようになれば個人的な使命を成すことが基準となって、世界史的な全体の責任を中心に世界と連結する勝利の時代が訪れてくるのです。それで先生はソウル地域に東、西、南、北の四大聖地と中央聖地、そして本部等の七つの聖地を選んで決めたのです。このようにして世界と連結される勝利の時代が来るや先生は、一九六四年一二月三一日と一九六五年一月一日を期して、七つの聖地から土と石を持って、外国に行く準備をしたのです。 この土と石は何でしょうか? アダムが堕落することによって、神様はアダムだけを失ったのではなく、世界を全部サタンに奪われたのです。しかし今は神が訪れる勝利的な基台が造られたので、地に訪れることができる時代圏内に入ったのです。それゆえ聖地の土と石は、神が臨在することができる基台となるのです。それで聖地を宣布したことを、皆さんは知らねばなりません。

 それでは神と人間と聖地が一致すれば、どのような因縁が起こるのか? 堕落する前のアダムとエバが復帰される基準が立つのです。聖地を選択することは、エデンの園で失った人間と地と万物を復帰する地を得て、人間を求めて神に対することができる焦点を決定するのです。

 また、聖地を決定すればどのようなことが起こるのか? アダムとエバが堕落する前には、霊界があったのですか、なかったのですか? その時は霊界がまさに天使世界なのです。天使世界はアダムとエバが早く完成して、神の愛を受けることができる生活圏内に入ることを所望としていたのです。天使世界はアダムとエバに協助して、アダムとエバが神の子女となり、神を中心とした家庭を成して、神の愛を受けることができる平和の基台を成すことを所望としたのです。それゆえ聖地は神から祝福を受けた家庭と同じ聖別された所として、そこに霊界が協助することができる所なのです。

 これが決定されているにもかかわらず、人間がそれに応えられないのです。どのような困難があってもその場を守ってゆくべきなのに、その責任を皆さんが果たしていないのです。私が祝福してあげた家庭たちが、発展してゆく統一教会のまえに責任を果たしていないのです。これを今回巡回して、切実に感じたのです。そして私が始めたので、私が再び責任を負わねばならないことを、切実に感じました。

 しかしながら先生は天理の法度に従ってゆく統一教会の歩みにおきまして、ただ一人でもみ旨に従って動く人間がいるなら、率いて行くのです。

 霊界を動員させることができる聖地

 これから民族的な運勢と共に、世界的な運勢が歩調を合わせてゆく時が来るのです。ですから先生が韓国のソウルで選んだ聖地を、世界的に接ぎ木することをするのです。国内のみならず、世界的に接ぎ木するのです。韓国の聖地を世界的に接ぎ木することは、何のためでしょうか? 世界を韓国の地として造るためなのです。蕩減復帰の原則によって、サタン世界に行って聖地を決定すれば、その所が韓国の地になるのです。なぜ韓国の地になるのか? 天的に見るとき、聖地のみを選んでおけば、そこが韓国の地になっているからです。

 このように聖地を選んだ基盤の上で、神が愛する息子・娘を送るなら、神に侍ることができる基盤が築かれるようになるのです。このようになれば霊界が協助しないわけにはいかないのです。

 世界各国を順訪しながら聖地を選んで決めて、統一信徒たちを早く早く配置しなければならないと考えたのです。そこに配置する人たちを復帰されたアダム・エバの基準に立てて、今まで霊界が接することができなかった基準を蕩減させるのです。であれば地上において、横的な闘いを展開することができるのです。

 天使が堕落させたので、天使がこの地上に来て、サタンを追放しなければなりません。これが蕩減復帰の原則です。霊界を動員して、地上からサタンを追放するのです。

 今まで一〇五か国に聖地を決定したのす。これによってこれらの国に、すでに韓国の沃土が生まれたのです。このように見るとき、韓国は富者でしょう? 韓国は世界で一番の国になったのです。一〇五か国に沃土がある国がどこにあるでしょうか? これを管理する人間が、統一教会文先生です。これは笑い話ではないのです。聖地を祝福することによって、国家主権が神の側に倒れ込んでくるのです。

 先生は韓国の山川を涙のあふれる心情で、誰よりも愛したのです。また世界も愛したのです。ですからアメリカに行っても、四〇日の間に四八州の巡回をやったのです。アメリカ全地にも私ほどアメリカを愛した人間がいないのです。アメリカの歴史の中で、四八州を回るのに四〇日でやった人はいないのです。四〇日の間に四八州を回るのですから、どれほど一生懸命でしょうか? 本当に急ぐ時には、時速一一五マイルまで駆けたのです。 アメリカの地を巡回して、私がアメリカの主人だと考えたのです。「アメリカの地はわが地だ。反対する者は反対しろ」という思いで回ったので。こんな心を抱いて往き来したのですが、誰が何というでしょうか? しかしながらただ往き来するだけで終わったのではありません。往き来するだけでは終わらなかったのです。

 私は誰よりも、アメリカを愛していたということです。なぜか? アメリカの地はアメリカの地である前に、神の地であるからです。アメリカの人々の先祖が何百年か前に入ってきて、占領したので彼らの地になったのであって、私が占領したらどれほど良かったでしょうか?(笑い)


 勝利のために実践すべき三つのこと

 天下万物が自分を憎む主人を願うでしょうか? 娘さんたちはどんな夫を願いますか?自分を最も憎む人を願いますか? 違うでしょう? 最も愛する人を願うでしょう?「はい」愛、愛が良いというのをみれば。心が根っこごと引き抜かれて入ってくる愛の密度が通じるなら、よくは分からなくても本当に素晴らしのです。

 皆さんはどんな主人に侍りたいですか? 昼でも夜でも、最も愛してくれる人に侍りたいのです。

 来年の元日まで、一週間になりました。今から特別誠精を尽くして、世界の数多くの民族に後れをとらない皆さんになってくれることを望みます。

 我々が七年路程期間にやることをみな合わせれば、地が一つになる条件が立つのです。この条件が立つということは、どんな意味か? それは経済的基準が天の側に回復して入ってくる時になるということです。即ち、経済的な基準、物質的な基準を回復する基準が成立するということです。物質的な基準を回復するということは、統一教会がこれから財政的な基準が、からりと開ける時代圏内に入るということです。であれば皆さんに、自家用の一台づつあげたら良いしょう? 統一教会食口たちに自家用の一台づつ買ってあげるのも大変なのです。道がぎっしり混んで通うことができないからです。だからあげないというのではありません。(笑い)

 三〇億人類を引っ張るなら、わが後ろに倒れ込むという信念をもって行かなければなりません。心情を立てるときには、統一教会にかなう者はいません。こんな信念をもって、この人類を理念的に制覇する皆さんにならねばなりません。婦人たち、自信ありますか? こんな一念を持っているので、統一教会の理念は凄いのです。神様までもが驚く理念を我々は持っているのです。

 その次には、誠精を尽くして忠誠をなして三〇億人類が全部動員されたとしても、我々に付いては来れないという信念を持たねばなりません。神のために忠誠をなしても、誰も我々を凌駕できないとするのです。その次、善なることにも世界人類が付いて来れないほどに先に立たなければなりません。世界三〇億人類が付いて来れないほど、先頭に立って前進して行くのです。

 この三つだけやれば、勝利は決定されるのです。問題はどのくらい続けて行けるかということです。何十年行くのか、でなければ何年行くのかということは、皆さんの努力と持久力に左右されるのです。分かりますか?

 第一は「理念的に制覇せよ」第二は「誠精と忠誠において誰よりも先になれ」第三は、「善なることに最高に先になれ」です。この三つだけもって実践すれば、これからの勝利はすでに決定されたも同然です。結果は持続する力と期間、そして努力に従って左右されるのです。勝利を得るのは皆さんの努力いかんによって、七年が五年に短縮されることもあり、一年に短縮されることもあるのです。こんな観点で皆さんが世界復帰途上においてこの大きな使命に責任を負い、一生懸命に駆ける勇士にならねばなりません。なるのですか、なりませんか?(なります)それでは今晩、すべてが成るのです。約束をするなら事が起こるのです。それでこれを復帰の条件として立てるのです。


 ごはんに飢えても人類のために貯金せよ

 先生は我々の教会がある所に行くごとに、これからアベル的な存在の基台を復帰しなければならないという祈祷をしてくるのです。先生はこのための摂理的な計画によって聖地を選択してきたのです。聖地を決めることは経済的な復帰のための基台を造ることでもあるのです。それゆえ各所にみなアベル的な財政支援をしなければならないのです。それで先生が各国に行くごとに先生の名によって貯金をしているのです。アメリカに行けばアメリカのお金で、日本に行けば日本のお金で、ドイツに行けばドイツのお金で預金通帳を造っておいたのです。

 先生の名によって預金するということは、子供が父母から万物に対することができる心情的な因縁に、同参できる特権を付与されたのと同じなのです。

 皆さんが先生が行く道に同参するということは、世界史的な誇りなのです。これは今日物質復帰のための、アベル的な祭壇を積むのに重要なる条件になるのです。それで国ごとに預金通帳を造っておくのです。

 アメリカに行って四〇か州を巡回して、韓国に帰って聖地祝福のために七二か所を巡回したのです。元来は二一日間にすべきなのですが、一六日間に条件だけ立てて先日の二一日に回ったのです。先生は近頃どんなことにも、強行軍なのです。

 巡回途中で全羅道光州に行った時、雪が降ったのです。雪がとてもたくさん降って風が吹きつけたので、すべての交通が遮断してしまったのです。光州からヨンアンを経て帰ったのですが、夜の十二時に到着したのです。交通が遮断されてどうして行くことができるでしょうか。警官が道の要所を守って立っていて行けないのです。しかし「どけ! あなたらに捕まるものか」と考えて押し退け、光州まで戻ったのです。

 これから先生の名によって天的な誠金を集めてアベル的な祭壇を造り、これを中心に世界復帰に必要な基盤を構築しなければなりません。このようなことを考えながら巡回して本部に帰ってきたので、本部からこのことを始めなければなりません。

 全世界の我々統一教会食口は、このような運動をしなければなりません。今はアメリカの食口に、韓国の食口がすることです。韓国がアメリカよりもお金はありませんが、お金が問題ではありません。誠精を集めなければなりません。

 我々は昼食を食べなくても、人類のために貯金しなければなりません。今日多くの人々が貯金をしています。個人のために貯金をする人もあり、家庭のために貯金をする人もあり、自分の会社のために、自分の国家のために貯金をする人もいます。しかし統一理念を中心に世界問題のために、天と地の公的な基準のために貯金をするのは、歴史以来我々が初めてです。このどえらいことを我々がやるのです。

 こんな条件を立てることによって、これから韓国経済を支援する世界的な財閥が相当に関心を寄せるようになるのです。国際的な運勢が韓国に入って来るのです。こんな背後のみ旨があるので、聖地を選択したことを皆さんは知らねばなりません。


 韓民族が一つになることによって世界が復帰される

 今日先生が行くべき復帰摂理路程に二つの峠が残っているのですが、一二〇か国にこのような基盤を決定しておけば、一つの峠だけは越えるのです。これがこの一つの峠を越える天的な因縁になることを、皆さんが知らねばなりません。これを決定しておくことによって、明年からは統一教会が動けば動くほど発展するのです。なぜそうなのか? 明年が七年路程の六年目にあたる年だからです。六数はアダムとエバが堕落した数です。アダムとエバが七数過程を越えらずに失敗した恨が結ばれた数なのです。しかし蕩減復帰のためのすべての天的な蕩減条件を、世界的な舞台の上で立てたので、今日我々が一致団結して動くなら、すべての面で飛躍的な発展をすることができるのです。

 このような発展のために始まった運動が、今江原道で起こっている勝共運動であることを知らねばなりません。この運動が全国的に拡散する契機を造って、総団結して勝敗を決定づけなければなりません。このような時期が来年か再来年であることを知って、この民族を生かすための先鋒に立つのです。このような時代的な運勢が我々の前に近づいていることを、肝に銘じなければなりません。

 皆さんは先生がこれまで築いた天的な計画が、どんな時代入ってきたかということを、大体分かったのです。

 神のまえに立てられた韓国民族がみ旨を受ける日には、世界復帰の遺業を担って成し遂げることができるのです。韓国民族だけが一つになれば、世界復帰は簡単なのです。このような運勢に合わせて、これから統一教会がどのように発展してゆくべきかに責任を負って指導する使命が先生にあるのです。これを皆さんが分かって、ここに歩調を合わせるため、あらゆる誠精を尽くさねばなりません。

 今回地方から来た修練生たちも、外国の青年たちに負けたら駄目です。地方に行って見れば、ざわついているだけで中身がないのです。そんなぐわいでは駄目です。修練を受けて帰ったら、そうであってはなりません。ここでの修練は洗脳工作ではなくて、心の革命心情の革命を起こしてくれるものなのです。我々の力を合わせて世の中のため、統一のために精一杯やってみるのです。

 皆さんはこれから統一教会の青年としての義務と使命が、どれほど大きいかということを知らねばなりません。全世界を神のまえにお返しできる時代的な環境が展開しているのです。先生がもしも皆さんであれば眠ることもしません。我々はどうしてこんな時代に生まれたのか? 星まわりが良いのか悪いのか分かりませんが、とにかく得意の時に生まれたのです。神は世界を活動舞台にして行ける環境を造っておいて、我々を待っておられるのです。また世界の数多くの民族が我々を呼んでいるのであり、世界の数多くの民が我々に会うために列をなして待っているのです。皆さんはこの期待に応えて報いる、天的な義務と使命を担う先鋒者となるのです。このように分かって熱心にこの期間を送ってくれることを、お願いします。

 韓国教会においても、この時代に韓国の地にメシアが来るという啓示を受けているのです。新しい時代が近づいて来ているのであり、これを外的に連結させるための新しい恩恵の歴史が始まったことを、先生は皆さんたちにすでに話したのです。今からの歴史はある傾向へと流れて行くのです。世界的な責任を背負うアベル祭壇として、全世界の青年男女に負けないよう、努力してくれることをお願いします。




一休さんのような機知(トンチ)ではありません。

奇知=人とは異なる知恵
すなわち神様の知恵

世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。
↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021.04.20 18:26:41
コメント(0) | コメントを書く
[文鮮明先生み言葉選集(講演文)] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.