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奇   知   外   記

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2021.07.17
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「今後私たちが成すべきこと」(その2)

<1からの続き>


 世界的な女性の前にアダムとして来られる主

 同様に、人間が成熟するようになれば、父母の下を離れなければなりません。女性は夫に従わなければならないということです。そうでしょう。皆さんは成熟しましたか、しませんでしたか? みんな成熟しましたね。この前も「祝福してください」と言ったでしょう。人間は成熟すると、新郎新婦になって夫婦としての因縁を結び、その次は神様の愛を受けて、息子娘を生んで、初めて神様の創造原理に即した父母の立場に立つことができるのです。そうでしょう。神様の喜ぶことのできる人間、神様の愛を濃く受けることのできる人にならなければなりません。

 今まで愛してきたことは、すべて落第なのです。息子としても落第であり、妻としても落第であり、母としても落第なのです。では、これを何代にまで引っ張らなければならないでしょうか。いっぺんに落第したのを引っ張り上げなければなりません。そして、誰と関係を結ぶかというと、神様、アダム、エバがトップの立場でもって再び会わせなければならないのです。

 それで再臨の主は、世界的な女性の前にアダムとして来られるのです。この世界にどんなに多くの人がいたとしても、みんな世界的な男性の結実体であり、世界的な女性の結実体なのです。これを復帰基台において総合してみると、世界の人類は一人の男性と女性の結実体という結論が出るのです。

 そして、その男性はどういう男性かというと、本然の堕落しなかったアダムではないというのです。このことを、男性たちははっきりと知らなければなりません。本来の堕落しなかったアダムの後孫としての血統を受け継いだ男性ではないのです。天使長の血統を受け継いだ不法な男性として登場したというのです。気持ちが悪いですか? そのようになっているので、気持ちが悪くても仕方ないのです。復帰時代において、男性も、女性もそのままであっては復帰できません。復帰原則がそのようになっていないからです。

 人間が堕落した反対の経路を通って、復帰していかなければならないのです。それゆえ、男性は堕落前の天使長の形に、女性も堕落前のエバに逆転して入らなければなりません。男性は天使長型であり、女性はエバ型なのです。彼らの結実として、このような実を結んだのですが、今は世界的に実を結ばなければならない時なのです。種を蒔けば、蒔いたとおりに実を結ぶようになっているのです。アダムとエバも同じです。堕落したアダム・エバと同じような人間として再び実を結ぶのです。このように見た時、男性はアダムの立場であり、ヨセフと同じ立場であり、女性はエバの立場であり、マリヤと同じ立場なのです。

 そこで問題になるのはメシヤなのです。メシヤとは何かというと、堕落しなかった完成したアダムとして来られる方です。そこで全世界の女性たちが、エバが三代にわたって失敗したことを復帰しなければ男性たちを復帰する道はないのです。分かりますか。

 もちろん男性たちも息子になれなかったし、夫にもなれませんでした。しかし、女性たちが復帰されなければ、男性たちの復帰される道がないということです。先に女性が問題になったために、女性はこの三代の問題を抱えて、心情的に引っくり返して復帰しなければなりません。これが問題なのです。

 それで統一教会に入ると、何が起こるかといえば、先生に対して、みんな「お父さん」と呼ぶのですね。そうですか、そうではありませんか?(そうです)。本当にそうですか? そうでなければ、「お父さん」と呼べる男性を探さなければなりません。本当にそうですか! お父さんと永遠に一緒に住みたいですか、住みたくないですか?(住みたいです)。このような考えがなければ、みんな整理して家に帰りなさい。

 エデンで失われた神様の娘の心情を復帰

 最後の日には、最後の宗教を中心とした一つの大王が現れなければなりません。その大王が誰かというと、メシヤなのです。そうでなければ原理原則に合いません。皆さんは父母であるメシヤと出会って、心から、世の中の因縁をすべて切って、いっぺんに越えなければなりません。天使長との因縁を通してもたらされた娘の感情、妻の感情、母の感情をすべて捨て去る革命的な心情の道を立てなければならないのです。そうでなければ生きる道、行く道を探すことができないのです。

 統一教会に入ってくると、それが可能なのです。それは、先生の祝福を受けたからです。先生は世の中で一番悪い人として名前が通っていました。しかし、霊界に行ってみると、先生が若い時に出会った様々な人たちが多くいたのです。私があるアパートに住んでいた時に戸を開けて入ってきて、私をつかんで「救ってください」と言った女性がいました。先生は、そのような女性たちを利用して、男性として成功しようとする考えは持っていません。先生は神様が信じることのできる立場をパスした人なのです。何があっても倒れることのない習性を持っているので、神様は先生を呼んで、使わざるを得ないのです。

 純粋なる女性たちを立てて、あらゆる面においても心情的に堂々と責任を持つことのできる男として公認できる何かを持っているのです。どんな美人が先生に言い寄ってきても、先生を誘惑することはできません。

 このようなことを見ても、統一教会の人たちの最高の関心は先生なのですね。先生に対して関心がありますか、ありませんか? ある人は手を挙げてみてください。恥ずかしがることはありません。恥ずかしがれば復帰ができないのです。先生に会えば先生に対して「お父さん」と呼びたくなるでしょう。先生がそれを教えてあげたのですか? 先生は何も言わなくても、皆さんが先生に対して「お父さん」と呼びたがるのですね。原理がそのようになっているためです。そうでなければ偽り者です。ですからそのようにならない人は整理して帰りなさいということです。帰れば、霊界の善なる先祖たちが、「この者め、おまえはなぜ静かにしているのか」と言いながら、夜寝る時に首を締るのです。ですから、どんなに目が痛くても、先生が恋しくて、恋しくて、先生を思うと、いっぺんに走ってくるのです。不思議なことです。ですから皆さんが霊的な体験をすると、先生を探して来ざるを得なくなるのです。動物でも、その内容が分かれば、メスはオスを探して、死の境地も越えて行かざるを得なくなるのです。

 先生が分かるようになれば、自分の父、夫、息子、娘が嫌になるのです。それは霊的に清い人ほど、自分の先祖の功績が多いほど早く感じるのです。統一教会の先生のみ言を聞いて、自分でも知らないうちにそのようになるのです。一番の関心事が先生になるのです。息子娘のような心で先生が恋しくなり、先生に会いたいと思うのです。

 それは心だけではなく、心霊的な面においてもそうなるのです。科学的なのです。先生はこのようなことを偽りで言うのではありません。ですから統一教会の人たちは、父母兄弟がおり、夫がいても、自分の家に先に帰るのではなく、必ず教会に寄ってから帰るのです。市場に行って物を買っても、家に帰る時には必ず教会に寄って帰るのです。このようなことが起こるのです。心が先に立つのではなく、体が先に立つようになるのです。

 そのような立場で、堕落しなかった本来の基準を、心と体が戦う立場を通りすぎる体験をするのです。皆さんはそのような体験をしたことがありますか? そのような体験をしてみましたか。自分の家と言う時に、それは自分の妻、自分の夫、自分を生んでくれた父母の家を言うのではありません。先生が懐かしいという心情になって、心情一体にならなければなりません。

 先生と心情一体になって、エデンの園において失われた神の息子の心情を復帰しなければなりません。どこまでもそのような心を持っていくようになれば、先生が現れるのです。先生を忘れることのできない、先生が頼りであり、自分を救ってくれる者となるのです。そのような境地に入らなければなりません。

 先生を懐かしいという心がどのくらい強くなるのかといえば、昔自分を愛してくれた人が来て、歌を歌ってくれても嫌な気持ちになるほどにです。それほど心情が一つに集中されるのです。そういうことがいっぺんに起こるのです。愛を失った存在ですから、愛で結ばれなければなりません。そうですね。娘になることができなくて堕落したので、堕落しなかった娘になるためには、再び天地に実を結ばなければならないのです。

 ほとんどの皆さんは、夢の中で先生と会ったことがあると思います。先生と会おうと思えば、いつでも夢の中でも会えるのです。そのように、皆さんは先生と度々会わなければなりません。霊的にも先生の指導を受けなければ、それは零点です。先生と会いたいという心があれば、先生と会えて、公式的に指導を受けられるようになっています。本来、公式的に先生と会えるようになっているのです。

 全世界に広がっている統一教会の人々がこのようにして先生の指導を受けているということは、世の中の組織にはないことです。過去、イエス様と会おうとすれば、七年、二十年と真心込めてお祈りをしなければ会えなかったことです。たとえイエス様に会ったとしても、十字架上で血を流しているイエス様の姿だったのです。どんなに悲惨なことだったでしょうか。その姿しか見ることができませんでした。理想世界のエデンの園で踊ったり歌ったり、花畑で遊んでいるようなイエス様の姿は絶対見ることができなかったのです。

 皆さんはそのように精誠を込めたことがありますか、精誠を込めていますか? 精誠とは、どんな精誠でしょうか、お祈りさえしていればよいのでしょうか? 自分自身のために食べて、自分勝手に生きるために歩き回っているのでしょう。

 霊的心情復帰の現象

 だんだん心情が高くなって、息子として成熟すれば、その次は、心情的因縁を中心として相対を定めなければならないのですが、世の中には相対がいないのです。ですからしかたなく、先生を中心として霊的に探していかなければなりません。エバが霊的にサタンと関係を結んで堕落したために、霊的に心情復帰の内容を経ていくのです。

 それで先生は、皆さんを連れて歩き回りながら見物させるのです。ある時は花の指輪をはめてあげ、ある時は結婚式場で、結婚式の様子を見せてあげるのです。これは、個人的な考えを持ってはいけないのです。エバが妻の基準を失ったので、心情的に復活させるためなのです。そのような心情的な基盤が整っていなければ、霊的な心情基準を通して天使長を復帰することができないからです。エバが天使長と堕落した後で、アダムを誘惑して堕落させたからです。二人の男性と堕落したからです。これと同じく、皆さんもそのような形を経なければ復帰することができないのです。それで皆さんも祝福を受けて、初めて復帰された立場に入るのです。

 男性が前に立つようになってはいません。女性が前に立つようになっているのです。男性たちは何の話か分かりますか?(はい)。先生は皆さんに対してどのようにしなければならないかというと、心情的に接ぎ木をしなければなりません。女性たちが堕落したために接ぎ木してあげなければならないのです。良い息子になるために、良い妻になるために、接ぎ木してあげなければならないのです。

 今回、日本に行ってみると、日本の食口の九十九パーセントが、夢の中で先生と会ったということでした。それは韓国よりも優れているということです。彼らは単純であるけれどもみ旨に対して深刻な立場、先生に対して深刻な立場に立っているということが分かります。

 夫は、自分の妻に対して「先生に対して、そのような考えを持つな」と言ってはいけないのです。夫たちは寂しいけれども、しかたがないのです。夫たちが手紙を送ったり、電話をしたりして、「帰って来い」と言っても、統一教会の女性はその言葉を聞いてはいけないのです。結局心情的に接ぎ木できないものを、接ぎ木してあげなければなりません。ですから、先生は神様の前においてアダムのように愛されて、完成された男性の資格を持って来なければならないのです。

 先生がそのような原則的な基準に立っているために、今堕落圏内にいる人であってもそのような天の心が分かるのです。本性の行くべき道を知ることができるのです。自動的に先生についていくようになっています。先生は、幹となり枝となる人たちを一回見ると分かるようになっています。先生を無視すると大変なことが起こるのです。皆さんはサタン的な心情的因縁を通してサタンの子女になったので、先生との心情的な因縁を通して神様の子女にならなければなりません。

 皆さんは復帰の歴史においてエバのような立場です。しかし、同じ立場であっても皆さんは許されることができるのです。歴史を通したカイン・アベルがいるために、皆さんは救われることができるのです。もしカイン・アベルがいなかったならば、絶対救われることはできません。カイン・アベルのない男性たちは結婚することができません。これから、世の中の男性たちはみんな男やもめになるようになっているのです。

 今までの宗教では、男性に対して生殖器の不完全な男になれということなのです。そのことを、パウロはどんなに強調したことでしょうか。

 神様はカイン・アベルの復帰歴史を綴ってきたのです。ですからカイン・アベルとして絶対的に一つにならなければなりません。絶対服従の因縁を持たなければ、祝福家庭に入ることができないのです。そして、世界的なアベルは誰かというと、来られる主なのです。先に世界的に良くなる国は、カイン国なのです。そのようなカイン世界の前にアベルとして生まれた方がつまり、メシヤであり、そのメシヤを中心として天使長を復帰しなければならないのです。

 天使長がアダムを屈伏させて打ってきたことを、反対に復帰しなければなりません。メシヤは堕落しなかったアダムの因縁を持って来られる方です。本来人間が堕落しなかったならば、神の前に理想的な祝福を受ける理想相対理念を持つことができたのです。ですから、神様の前に帰ってくる立場に立てば、祝福を受けることができるのです。受けることができますか、できませんか?(できます)。

 しかし、そのままではできません。カイン・アベルを復帰しなければなりません。カイン・アベルを復帰して、神様、アダム、天使長の順序になるのです。これが原理なのです。そのアダムの身代わりとして来られた方がメシヤであるから、メシヤの前には絶対服従しなければなりません。どれほど服従すべきかというと、自分の財産、息子娘すべてを捧げなければなりません。堕落によって天使長が、万物と息子とその家庭をすべて奪っていったことを全部復帰しなければなりません。

 ですからサタンが、「嫌だ」と言っても一緒に、三回ずつ、追っかけて、はいつくばってでも、すべてをもらってこなければならないのです。そのような男性になれば、彼は完全に復帰したカインの立場であり、堕落しなかったカイン的な長生期完成級のアダムよりも上の立場に立つために、祝福を受けることができるのです。これが統一教会の結婚なのです。アベル・カインとして絶対服従の因縁を持つことができない人は、祝福家庭に入ることができません。それで今回先生の命令に従わない家庭は切ってしまうのです。これが原則なのです。分かりますか?(はい)。

 今までそのような立場に立った男がいないのです。女性たちも、何かの病気であればしかたがないけれども、今回の動員に応じなければ、先生と何の関係もないのです。女性が動員に応じない家庭は関係ないのです。このような原理原則を皆さんは知らなければなりません。

 李牧師、分かりますか?(はい)。この原理から逃れることはできないのです。「私は原理講義の責任者であるので、知りません」。これが事件の始まりです。これは、恐ろしいことなのです。今重要な話をしているのです。これを知らなければなりません。教えてあげる時に、はっきり受け止めておくことです。

 今までは何をしても良かったのですが、これからは原理どおりに生活しなければなりません。そのようにしなければ許されないのです。どんなに弁解しても、先生もしかたがないのです。先生も勝手にすることはできません。原理どおりに生きなければならないのです。カイン・アベルを復帰しなければなりません。個人復帰、家庭復帰、国家復帰、世界復帰と、このように大きくなっていくのです。これを天からみると、個人、家庭、国家、世界の四つなのですが、段階的に見ると三段階なのです。

 今までの歴史は、個人から出発して家庭基準まで探して来るのであり、その基盤の上にメシヤが来られるのです。完全に個人から家庭を、勝利的に治めることができる外的な基盤を拡大させてこられる方がメシヤなのです。家庭的な基盤を立てて、その基盤を横的に、国家に、連結させるのがメシヤの使命なのです。そして、その国家的な基盤を、世界的に連結して、勝利するのがメシヤの使命なのです。イエス様は国家基準で世界を分けてきたのですが、再び来られるメシヤは、世界的な基準から天宙へと一段階を越えていくのです。

 ですから、霊界を早く解放しなければなりません。これが最後なのです。そうして個人、家庭、国家、世界、この四点が三段階に広がるのです。それゆえ、皆さんは、個人的にメシヤの前に絶対服従しなければなりません。個人的に絶対服従し、命をささげなければならないということです。

 誰にささげるのかというと、メシヤにささげなければなりません。アブラハムがイサクを供え物としてささげたようにささげなければなりません。皆さんはそれができますか。羊は主人のために首を切られても、どんな苦痛も我慢するのです。それが重要なのです。でなければ、皆さんは復帰されません。

 皆さんは個人的に絶対服従しましたか? メシヤが審判する基準は何かというと、個人的に絶対的服従したかということです。そして、先生によくすると同時に、息子、娘にもよくしなければならないし、自分の妻に対してもよくしなければなりません。三段階でよくしなければならないのです。これからは家庭を中心として、家庭の囲いにならなければ個人が安息できません。

 その次は、家庭的に絶対服従しなければなりません。それゆえ、皆さんは子供の教育をよくしなければなりません。祝福家庭の子女たちが首を横に振ってはいけないのです。そのようなことが起これば、これが問題になるのです。復帰歴史は、縦的な歴史を横的に復帰することになるのです。

 縦的歴史は旧約時代、新約時代、成約時代なのです。成約時代は父母の時代であり、新約時代はイエス様、つまり息子の時代であり、旧約時代は供え物、つまり万物の時代なのです。そしてこれらが横的になっているために、自分の家庭を中心として息子娘すべてがここに引っかかるのです。ですから家庭が主体の前に、必ず一つにならなければなりません。先生の家庭を中心として、皆さんの家庭が必ず一つにならなければならないということです。

 それで今回の動員も同じです。イエス様にも個人的三年路程がありました。個人的三年路程を通して、み旨を成就する立場に立つためです。それは、縦的、横的に「家庭はすべて絶対服従せよ」ということです。ここに負債を残せば、それを再び成すためには三倍以上の力が必要になるのです。何の話か分かりますか。家庭的に絶対服従して、その次は国家的に服従しなければなりません。国家的に一つになれなければ、世界的に行くことができません。天国にも行くことができません。

 ですから、一つになって絶対服従するという鉄則の基準を持って、これを伝統にしなければなりません。これが審判の基準になるのです。それ以上にならなければ国家基準にまでいくことができません。

 ところが、途中でやめてしまう人がいるのです。祝福を受けた家庭が責任を果たすことができなければ、これから祝福を受ける人たちに対して僕の位置を免れることができないのです。何の話か分かりますか。私はこのような恐ろしい話はしたくないのですが、そのようになるのです。

 サタンまでもが讒訴するのです。「私は長生期完成級の心情基準でサタンになったけれども、お前は完成期完成級で父母の心情の基準にまでいって、心情的に堕落したではないか」と讒訴するのです。そして世の中の乞食たちが来て命令する時も、それに絶対服従せざるを得なくなります。

 もし、そのような人たちが子供でも生んでみなさい。その子供たちは乞食の子供たちにあれこれ引っ張られながら、僕のような扱いを受けるのです。使命を果たせなければ、そのようになるのです。原理がそのようになっているのです。

 三年期間の必要な理由

 これから原理が立法化されて、世界的になる時が来るのです。そのようになれば立つ場がないのです。先生が遠いところにいると考えないでください。世界は今、先生を中心に左右されるようになっているのです。

 ところで教会長たち、教会に責任を持っていながらも、世界のことを知らないので、統一教会のみ旨がいつ成されるだろうかと思っているでしょう。皆さんがいなくても、私一人でもみ旨は成されるのです。もう少したって、国家的な蕩減をする時は、人々が一度に統一教会に集まって来るのです。その時、あまりにも数が多くて蕩減復帰するのに頭が痛いのです。分かりますか。その時、皆さんは教育がよくできなければなりません。

 男性たちはカイン・アベルの問題があるために蕩減復帰をして、復帰されたアダムの立場に立たなければなりません。その立場はアダム級の立場です。カインとアベルは、原理的に養子の立場を通って、直系の子女の立場に立つようになるのです。そして初めて息子の立場を継承して、オリーブの木に接ぎ木されて、オリーブの木の実を結ぶことにより原罪のない立場に入るようになります。それによって本然の子女の立場を受け継いで、天国に入ることができるのです。

 カイン・アベルは、一つになって誰を復帰しなければならないかというと、エバを復帰するのです。順序から見て、父母の復帰ではなく、エバの復帰なのです。それはカイン・アベルが愛の種を通して、母のお腹を通して分かれたからです。

 復帰時代において、先生と皆さんはカイン・アベルを復帰した立場に立っているのですが、皆さんはカイン・アベルだけの復帰ではいけないのです。では、何をするべきかというと、エバを復帰しなければなりません。その次に、母を復帰するのです。母が再び生んでくれたという過程を経なければならないのです。それを通して、別かれなかったという血統を復帰することができるのです。

 血統はどこから始まるかというと、愛を通して母のお腹から始まるのです。父を通して、母のお腹に植えられるのです。それゆえ、母を通さなければならないのです。母を通す道を経なければ復帰ができないのです。そこで女性たちは皆、母の使命を成さなければなりません。ですから三年間絶対服従しなさいということです。先生を通して心情的に受け継いだすべてを負債のないように、喜びとして切り換えなければならないのです。

 三年期間がなぜ必要かといえば、先生を通して、先生の心情基準に接ぎ木するためなのです。三年間、自分を通してではなく、母を通して接ぎ木するようになっているのです。ですから女性たちは絶対服従する期間の三年路程を経なければなりません。そうしなければ、サタン世界で生まれた皆さんを復帰する道がないのです。そのような内的な条件、外的な条件を先生がすべて一致させたので、皆さんを祝福してあげられるのです。

 ところで、私たち統一教会の人が皆、経なければならない一つの重大な問題があります。それは神様の治める国がないということです。サタンより上に立つことのできる国がないために、神様が神様としての権威を立てて、天下を治めることができないのです。神様の国が成立する日には、サタン世界を七倍以上、十倍以上審判することができるのです。スターリンが問題ではありません。何の話か分かりますか。ですから来られる主は、歴史上における最高の栄光の価値を持って来られる方です。

 成約聖徒の使命

 先生が今進めていることは、国を探すために、個人から家庭、家庭から氏族、氏族から民族を編成することです。それで、民族としての祝福をしてあげたのですが、その祝福は大韓民国にのみではよくないのです。世界のいろんな国家にも祝福してあげなければなりません。それで七次祝福までに、世界の十か国を平面的に結んでいこうとするのです。

 それでは、皆さんが蕩減復帰していくにおいての根本問題とは何でしょうか? それは旧約を完成し、新約を完成し、成約を完成することです。成約の完成は、全世界が神様の統治圏内に入っていくことです。旧約時代は万物を復帰する時代であり、新約時代は神の国の民を復帰する時代であり、成約時代は神の国の主権を復帰する時代なのです。

 世界主権のすべてを復帰しなければなりません。世界の民を復帰しなければならないのがイエス様の使命であり、世界の万民を一つの国の民として復帰しなければならないのがキリスト教の使命であり、世界を一つの主権に復帰しなければならないのが再臨主の使命なのです。旧約時代は万物を復帰するための世界的な条件を立てる時であり、新約時代は世界の万民を復帰するための基盤を世界的に整える時であり、成約時代は世界を一つの主権に統一させるための時なのです。

 主権を復帰するためには、その国土を解放し、その民と一つになって、神様の代わりに立たなければなりません。これが主権復帰なのです。国土と国民、万物と人が、神様の代わりに一なる父母を中心として、完全に一つになったその立場が天の国を代表した地上の主権であるということです。

 神様が探し求めている主権は、この世の主権ではありません。旧約時代は万物復帰時代、新約時代は子女復帰時代、成約時代は父母復帰時代なのです。家庭を見てもそうなのです。国家、世界を見ても、旧約時代は万物、地、つまり国土復帰時代に該当します。新約時代は国民復帰時代なのです。そして、成約時代は主権復帰時代に当たるのです。家庭を見ると、自分の所有物と、子女、父母があり、これを拡大したのが国家です。国家には国土、国民、主権があります。したがって、主権を持つ父母の立場は、神様の代わりであるということをはっきり知らなければなりません。イエス様が死ぬことになったのも、国家を探すことができなかったからです。

 それでは今日、統一教会が探し出すべき道は何でしょうか。その道もやはり同じなのです。何を探していくかというと、悪なる主権を打破し、善なる主権を復帰することです。これが本来の統一教会の使命です。

 皆さんは、先生が今までカイン・アベルの使命を果たしてきたということを知らなければなりません。先生は今まで皆さんに対して何をしたかといえば、カイン・アベルを復帰する使命をやってきました。個人的なカイン・アベル、家庭的なカイン・アベル、氏族的なカイン・アベル、民族的なカイン・アベル、国家的なカイン・アベルを復帰する使命をやってきました。

 復帰はカイン・アベルがなくてはならないからです。個人的なカイン・アベル、家庭的なカイン・アベル、氏族的なカイン・アベル、民族的なカイン・アベル、国家的なカイン・アベルがなければなりません。それゆえ、南北が分かれなければなりません。カイン・アベルなくしては復帰ができないのです。いっぺんにカイン・アベルを復帰したならば、一息に主権復帰が成されたのですが、それができなかったために、再び繰り返されなければなりません。

 ですから、個人から出発して、個人的な蕩減路程、つまり個人的なカインを屈伏させて勝利した路程を経なければならないし、家庭的にカインを屈伏させて勝利した路程を経なければならないし、子女的なカインを屈伏させて勝利した路程を経なければなりません。このような路程は誰かが教えてあげてできるものではありません。先生自らが成してきたのです。

 神様の作戦

 このような意味において、今回の三次路程は歴史的な責任を遂行する重大な時期なのです。これは世界史にない出来事です。面白いことに、私がワシントンに行って集会を開いた時、ニクソンも中国に行って毛沢東と会っていたのです。すべてそのようにピッタリ合うようになっているのです。一方は神側に行って、一方はサタン側に行くのです。これは偶然の一致ではありません。摂理的なみ旨の中で公式的な原則によって動いているのです。このように一致できなければ、蕩減路程を越えていくことはできません。

 それゆえ統一教会は、これから天の国の堂々たる主権を探し求めて、どのような国にも、宗教にもない思想と理念を持って、全世界の宗教と国家を収拾しなければなりません。それで各国に、宣教師たちを大使として送るのです。宣教師たちを国民が歓迎し、大統領が屈伏するようになれば、その国はいっぺんに復帰することができます。個人復帰、家庭復帰、氏族復帰は必要ないのです。頂上からいっぺんに復帰されてくるのです。三つの国がそのようになれば、皆先生の言うとおりになります。一瞬に復帰できるようになります。

 今まで反対してきた者が、再びカイン・アベルの形をつくって、個人復帰、家庭復帰、氏族復帰、民族復帰をしてくるのです。今先生は、キリスト教が果たすことのできなかったことを再びやっているのです。今までキリスト教が犯した過ちを蕩減しているのです。反対を受けながらも、絶えず打たれながら、奪ってくる作戦をしてきたのです。神様は六〇〇〇年間も、そのことをやってこられたのです。そのように、私たちも打たれて奪ってくるのです。サタンは打って奪われるのです。サタンは打って滅びるけれども、神様は打たれて滅びる立場から、復帰してくるのです。サタンは打って奪われる作戦、神は打たれて探してくる作戦をするのです。戦法が違うのです。

 それで統一教会は今まで打たれて迫害されながらやって来ましたが、今や国を屈伏する時が来たのです。アメリカも統一教会に反対して来ましたが、必ず屈伏する時が来るのです。日本も屈伏する日が来るのです。それゆえ、統一教会の人たちは鉄のような信念を持って、後孫たちがその先祖たちを世界の前に敬うことのできる立場に立たなければなりません。そのような立場を失っては何にもなりません。

 十年勉強しても、今、水に流されてしまってはいけないのです。それゆえ皆さんは、天下が滅びるような立場でも先生のような信念を持って、一致団結していかなければなりません。信念を持って最後まで残れば、先生が結論をつけるのです。これが先生の作戦なのです。

 メシヤの使命

 大韓民国でも今は様々な迫害を受けていますが、統一教会と一つにならざるを得なくなっています。交差するようになっているのです。世界が交差するようになり、国家が交差するようになり、社会が交差するようになり、家庭が交差するようになり、個人が交差するようになっているのです。サタンの血と、サタンの主権が交差するようになるのです。そこで、サタンの血統が問題なのです。

 第一に血統の交差がなければならないし、第二に主権の交差がなければなりません。この二つが問題なのです。個人はサタンの血統になっており、国家も悪なる主権によってできています。ですからメシヤの使命も、第一に血統復帰であり、第二に善主権復帰なのです。統一教会はこのことをしようとするのです。悪主権の世界を打倒し、善主権の世界に復帰しなければならないということです。どんなに善なる血統的基準に立っているとしても、悪主権内においては何も復帰することができないのです。

 アダムとエバも、純粋な神様の息子娘になることを願っていたのですが、彼は堕落しましたか、しませんでしたか? 堕落しましたね。堕落したのは、死ぬ立場に入ったということです。今もその死ぬ立場に入っているのです。ですから我々も、どんなに復帰された神様の息子娘の立場になったとしてもサタンが悪主権を握っている限り、祝福を受けた群れたちも首を切ることができるのです。気を付けなければなりません。

 今や時が来たために、このような内容をはっきりと教えてあげるのです。今まではサタン主権内から逃れることができなかったために、このようにやってきたのです。この二つを解決して、悪主権から逃れなければなりません。そこにメシヤの使命があることを、皆さんは知らなければなりません。

 それでは統一教会で祝福を受けた人々は何かというと、血統が転換された群れであるということです。血統を転換させるのが祝福なのです。皆さんは血統転換されましたか?(はい)。しかし、まだ悪主権内にいるのです。これを復帰しなければなりません。そのためには、先生を中心として個人的に絶対従順しなければなりません。

 三天使長と同じ立場が三家庭なのです。その三家庭で、劉協会長の立派な点は何かというと、足が不自由であっても先生に絶対服従したことなのです。また金元弼も先生に絶対服従します。金栄輝はどうですか。この人々は純粋なのです。このように一つにならなければなりません。

 個人的にそのような基準に立ったならば、その次は家庭的に一つにならなければなりません。この三家庭が一つにならなければ個人的に被害を受けるようになり、家庭的に被害を受けるようになり、氏族的に被害を受けるようになります。さらに先生の家庭にまで被害が及ぶのです。それゆえ、この三家庭が重要なのです。

 このような問題を考えた時、常に血統復帰において相対的な責任を果たさなければなりません。血統的な因縁を展開させるために、心情的に一代を通して根をつくり、幹をつくらなければなりません。これが教会長たちの責任なのです。教会長たちが悪口を言われてはいけないのです。何の話か分かりますか。批判されてはいけないということです。また、批判をしてもいけないのです。カインがアベルに対して批判すれば、サタンなのです。

 復帰歴史は、個人を復帰し家庭を復帰しなければならないために、先生は一九六〇年の聖婚式の前に三弟子の約婚式をしてあげました。そして先生の聖婚式を挙げ、次に三十六家庭の祝福式をしてあげました。そのように、家庭も一つにならなければなりません。

 その次は何かというと、個人がプラスになるとしても、それより大きいものの前にはマイナスの形にならなければなりません。個人的に二つになれば、より大きなカインに対して一つにならなければなりません。それが国家であれば、その国家に対してマイナスになって、一つの世界になるのです。発展の原則がそのようになっているのです。ですから、一つの原点から大宇宙まで、このような作用によって発展していくのです。このような原則を皆さんがはっきり知っていれば、非難という言葉は成立しないのです。

 存在、作用、発展の原則

 発展するためには、必ず自分より優れた立場を求めていかなければなりません。よりプラスになるところから作用するのです。マイナスになるところからは作用しないのです。皆さん、そうですか? 二人が一つになってこそ発展があるのです。二人が一つにならなければ絶対に発展はあり得ません。これが宇宙の鉄則であることをはっきり知らなければなりません。

 一つになるには、互いにプラスになることのできる価値を発見しなければなりません。マイナスになって一つになることが原則であれば、この世はなくなるのです。小さくなる原則で一つになれば、この世は逆になるのです。ですから、そのような原則はあり得ないのです。発展のためには主体と対象の関係が必要なのです。

 今日、存在が先か力が先かという時、存在の主張性は皆知っているのです。しかし存在するためには力がなければなりません。つまり存在が先か力が先かという時に、存在が先であるというのですが、力があってこそ存在があり得るのです。存在するものは見ることができますが、力は見えないのです。力は精神力の象徴なのです。

 それゆえ、唯物論者たちは「物質が根本である」と言うことができないのです。存在それ自体は力であるけれども、力は見えないのです。存在するためには力がなければなりませんが、力はそのまま出ることができないのです。絶えず作用するところから力が出るのです。つまり力があるためには作用がなければなりません。

 それでは作用を続ける力の原則とは何かというと、一人では作用することができません。必ず主体と対象がなければなりません。これが鉄則なのです。主体と対象が作用するにも、そのまま作用するのではなく、主体と対象の立場より、良いものが発見されてのみ作用が可能になるです。これが原則なのです。

 プラスとマイナス各々五つがあれば、これは合わせて、十一、十二になることのできる何かがあれば作用するのです。そのように作用すれば新しいものが創造されるのです。より大きなものがあれば作用するけれども、一つであれば、一つの作用のみでストップして、ある環境にとどまって終わってしまい、分解作用をするようになります。これが宇宙の原則なのです。ですから、主体と対象が授け受けることにおいても、それより勝れた他の何かを発見するところからのみ作用が起こるのです。そうでなければ作用しないということです。

 科学の実験において、ある元素と元素を一つにするために、薬を加えたり様々なことをしても一つにならないことがあります。一つにしようとしてもマイナスになるのです。作用するようになれば、互いにマイナスになるために絶対に作用しないのです。神様も絶対に作用させないのです。それが原則なのです。しかし、ある元素同士は思いもしないのに、作用するようになります。互いに作用し合って、必ずより大きなものに形成していくのです。よりプラスの立場になるために作用するのです。これが原則なのです。宇宙の形成の原則なのです。今日まで、我々はこのことを考えることができませんでした。

 例えば、美男美女がいたとします。彼らはすぐに仲良くなるかもしれませんが、互いにマイナスになるということを知るようになれば、一つにはなりません。しかし互いにプラスになるということが分かる時には、一つになるなと言っても、一つになるのです。命がなくなることがあっても、その命よりも大きな価値を得るから、死の道をも越えていくのです。

 カイン・アベルの復帰も宇宙の生成発展の原則

 世の中のすべての万物もそうなっているのです。国家も互いに融和して繁栄すればよいのですが、マイナスになる点があれば一つにはなりません。皆さんがここに来たのは、先生を見てマイナスになるため来たのでしょうか。もし、マイナスになるならば、先生が来なさいと言っても来ないのです。一度会って、二度会って、三度会えば、どんなに来るなと言っても来るようになっているのです。これは宇宙の存在原則なのです。

 ですからカイン・アベルの復帰は、その原則に従って行うのです。創造原則がそのようになっているので、家庭を復帰するにも、主体と対象が互いにプラスになる時に一つになるのです。カイン・アベルが互いに損になれば、一つになりません。同じように皆さんも、このような真理を聞いて、個人復帰はもちろん、家庭復帰、天宙復帰ができると分かったので私に従って来るのですが、もし利益がなければ従って来るでしょうか? 来ないというのです。創造原則がそのようになっているために、皆さんは私について来るのです。

 カイン・アベルの復帰も同じです。個人を見ると、体と心が闘っていますが、この体と心が完全に一つになれば、完全なるプラスになるのです。また、男性がいれば相対的な女性がいるはずです。そして男性はその女性と一つになるようになっています。夫婦になるのです。夫婦になって子女を生むのです。その子女が夫婦の前にマイナスになってはじめて家庭が成されるのです。家庭が一つになれば、家庭の前に氏族がマイナスになって一つになるのです。そうなると新しいプラスになるのです。次に、氏族を中心として民族がマイナスになって一つになっていかなければなりません。このように拡大していくのです。これが復帰原則です。カイン・アベルの蕩減復帰の原則なのです。

 それでは、体と心が一つになるためにはどうならなければならないでしょうか。まず犠牲にならなければなりません。互いにプラスになろうとしてはいけないのです。それで、体が犠牲にならなければならないのです。自分を犠牲にすることが利益になるのです。これが神様の作戦なのです。この作戦を広げようということです。相手を殺す立場に立つのではなく、まず自らが死ぬ立場に入っていくのです。自分が死ぬまいと思って相手を殺す立場に立てば、二人とも死ぬことになります。ですから神様は、相手を殺す代わりに自ら死んであげるというのです。これが復帰の歴史なのです。

 作用がなくては、アメーバーより大きな存在が現れません。より大きな存在が出るためには、必ず作用が起きなければなりません。そこに、より大きな力が連結されなければなりません。つまり力が連結されるためには作用しなければならないし、作用するためには主体と対象の関係がなければなりません。主体と対象は、マイナスになるところには絶対に作用しないのです。プラスになるところでのみ作用するのです。それで主体と対象の関係は、必ず相対的な関係によってできているのです。

 ですから、アメーバーが発展しようとすれば、発展することのできる他の何かのマイナスか、また他のある主体と、授け与える行動作戦をしなければなりません。そうしなければ何も出てこないのです。第二の力が必要であるということです。

 その次に目的が必要です。方向性が必要なのです。ですから、進化というのは自分勝手にするのではなく、まず方向がなければなりません。方向には、終着点がなければなりません。これが目的点でもあり、その目的観がなければなりません。これが問題なのです。その次に力なのです。

 力の公式的な原則を見てみると、このような公式なのです。(先生が黒板を使用される)入力と出力が同じにはならないのです。運動すれば消耗が起こるのです。作用して出る力は常に小さくなるはずなのです。進化論者は作用して出る力がより大きいと言うのですが、そのような公式はありません。そうなると、この世の中は引っくり返されてしまうのです。そのために第二の力が必要です。

 では、第二の力はどこから補うことができるでしょうか。より大きな目的を達成するために、第二の力の介入が成立するのです。第二の力は主体と対象が一つになる立場から可能なのです。主体と対象が一つになって、より大きな力が出て来るのです。それゆえ、神様が主体と対象の発展的な相対関係を備えて、新しい目的の価値を提示した結果より大きな発展をするのです。創造原則がそのようになっているので、小さい物質から宇宙が形成されるのです。

 それは面白いことなのです。二人が対立して戦って一つになるというのです。すると女性と男性が毎日戦って、朝にはより発展するでしょうか。喧嘩をすれば互いに損害を受けて後退するようになります。世界に歴史的な戦いをして強くなった国があるでしょうか。

 既成教会と一つになって国家的な復帰の基盤を備えなければならない

 それでは、統一教会が今行っていることは何かというと、血統転換なのです。まず個人的な血統転換、その次に氏族としての血統転換をするのです。今や統一教会の氏族が編成されたのです。氏族といえばヤコブの時に十二支派でした。三代までいけば氏族になるのです。同じように我々統一教会は、いま祝福家庭としては七代なのです。七代の統一氏族になったということです。先生の家庭を中心として、プラス的な相対関係を整えて統一氏族をつくったのです。

 統一氏族は、韓民族を中心として復帰しなければなりません。カイン・アベルを復帰しなければならないのです。統一氏族の前に、カイン・アベルの蕩減復帰の形が既成教会なのです。それで皆さんに、既成教会を伝道しなさいと言ったのです。既成教会の牧師たちのところに、長老たちのところに行くようにと言ったのです。既成教会を伝道しなければなりません。既成教会を中心として、命懸けで真心を込めて責任を完遂すればいっぺんに越えていくのです。ですから既成教会に対して、責任を持って伝道することを急がなければなりません。

 統一教会は今まで伝道してきたのに、なぜ伝道が進まないのでしょうか? それは、原則から離れたからです。原則に合うように伝道しなければならないのです。皆さんが伝道に行く時に、私は既成教会を伝道しなさいと言ったでしょうか、一般の人を伝道しなさいと言ったでしょうか? 既成教会の牧師を訪ねて行っても、「あの牧師は私よりも優れて、私は聖書も知らないのに」と考える必要はありません。そうであればあるほど行かなければならないのです。そうしましたか、そうしなかったですか? そのようにすれば必ず道が開かれるようになります。

 その家に行って家政婦をするとしても、自分の家のように、自分の家族のように考えなければならないのです。その家はカインが管理する家ではなく、アベルが管理する家であると考えなければなりません。それが完全に逆になっているのです。原理的ではないのです。難しいけれども、そのようにしなければなりません。そのようになれば、いっぺんに入って来るのです。分かりますか。道が開かれるようになれば、いっぺんに回っていくようになっています。この民族の死ぬか生きるかという問題が、既成教会にかかっているのです。

 統一教会と既成教会が一つになれば、プラスになるのです。プラスになって、その次には三千万民族を中心としてマイナスにならなければなりません。これはユダヤ教とイスラエル民族との関係と同じなのです。

 私たちと既成教会が一つになって、大きなプラスになってより大きな民族を中心として、マイナスになって、完全に一つにならなければなりません。そうなれば南は自動的に復帰されるのです。初めて国家的なプラスが形成されるのです。

 一つの血統を結んで、一つの子孫を中心として、結ばれた国家になれば、北は問題ではありません。人口的に見ても同じなのです。何の問題もありません。既成教会を中心として、「宗教連合」を前に立てて、一般の宗教を一つにするのです。共産党があるために、宗教が一つになるのです。このような良い条件の中にあるのです。それで週刊宗教社を通して今までそのようなことをやってきたのです。キリスト教を先頭にして、宗教の新聞をつくって、宗教の怨讐である共産党に対抗して、各宗教団体の責任者たちを集めて勝共戦線、アジアの反共戦線をつくるのです。すべての宗教や国家を越えて、アジアの宗教に対しての機動性を発揮するのです。中共も問題としない防御線をつくろうとするのが先生の計画なのです。それで『週刊宗教』をつくったのです。

 そのような基盤を外的環境において立て、内的なキリスト教を動かせば、いっぺんに反共という枠の中で連結されるようになるのです。共産党がある限り、宗教人たちは皆首になるということが分かるからです。例えば、北において天道教がすべて抹殺されたということを知っているので、北が攻めてきた日には皆殺しされるということが分かるために、防御線を張るようになっているのです。それで我々は、その背景を拡大させていく作戦を準備しているのです。救国的な国民運動を行っているのです。昼も夜も、救国的な国民運動を行なわなければなりません。共産党に勝利しなければなりません。

 私はその話を聞いてとても良い気持ちでした。統一教会の群れは、心配せずに農村に行って昼も夜も国民運動をしなさいということです。国を救わなければなりません。皆愛国者にならなければなりません。

 全国的に国民運動を展開しなければならない時

 この前私はアメリカに行き、「街頭で宣伝するように」と言ったのですが、そのようにやった人は手を挙げてみなさい。今、我々は国民運動をしなければなりません。分かりますか?(はい)。

 国会議員たちは選挙の時のみ国民運動をするのですが、我々は選挙期間でなくても長期的に運動するのです。国民の前に影響を与えよう。大学の学者たちに影響を与えよう。キリスト教の牧師たちに影響を与えよう。そのような総括的な目的を持って、環境を動かして一つの目標にゴールインさせなければなりません。

 先生は今回の第三次巡回路程において、統一教会にお金がなくても、お金を使わなければなりませんでした。何の話か分かりますか。復帰の途上において、ヤコブがエサウを物質をもって屈伏させたように、今まで我々を無視した人たちが、すべて先生について来るようにしておかなければなりません。今回、そのようなことを行ったのです。このようにしてアメリカも助けてあげました。イギリスも助けてあげ、ドイツも助けてあげ、イスラエルもイランも助けてあげたのです。また中国も助けてあげました。六か国を助けてあげたのです。

 第三次時代は、そのようなことをしなければなりません。先生がボタンさえ押せば、いつでも行動できる機動隊をつくっておいたのです。アメリカの機動隊、ドイツの機動隊、イギリスの機動隊、日本の機動隊、みんな先生が指導するのです。この機動隊を中心として、三年以内にアメリカも一〇〇〇名以上を伝道し、一年以内に日本も二〇〇〇名を伝道するのです。

 今回、私がアメリカに行って、アメリカの上院議員たちをテストしてみました。そして、「あなたたち、反共思想を持たずに親共思想を持っていればアメリカは滅びる。そのようなことをやってはいけない」、と言ったのです。
 ミスター・ムーンがアメリカに行ったので、アメリカの上院議員が二つに分けられました。社会的にも分けられてしまったのです。これから問題が起こるのです。

 活動基盤が整えられたアメリカの統一教会

 このようにして、先生の噂が広がっているのです。『ニューヨーク・タイムズ』紙にも、十万ドルの懸賞広告を載せました。それで、「上院議員たちがミスター・ムーンに一度会いたいと言うけれども、時間がないから会ってあげることができない」と答えたのです。それでも会ってみようとするのです。そのようにして、今こそ神の権威を立てて、最高のキリスト教文化圏であるアメリカの頂上を押えておかなければなりません。これは、誰も知らなかったことです。先生と、サタンと霊界だけが知っていたのです。

 面白いことには、霊通人たちが「先生、今回巡回に行けば何かが起こるでしょう」と言うのです。私は「何のこと、何もないんだよ」と言って、何も話してあげませんでした。先生に対してただ手を挙げて民衆が大騒ぎして歓迎し、霊人たちが先生について回ったり、どんなにしてもそのようにはなれないだろうと思ったのです。しかしそのことのために、先生は前もって準備してきたのです。準備して働いてきたので、皆知るようになるのです。これは、教会長にも分からなかったのです。教会長と相談してやることではないからです。

 先生が公的な立場でアメリカの食口に、このようなことを行うと話をすれば、皆目を回して、「もう一銭もお金がなくなって、どうしたらいいだろう」という様子だったのです。そして、「私たちが動かなければ先生もしかたがないだろう」と考えていたのです。私が一回話し、二回話し、三回話しても動かなかったのです。そのようになっていたのです。今までの観念でそのようになっていたのです。それで先生は、直ちにニューヨークのリンカーン・センターに行って契約を結んできました。その時になって、初めて皆目を光らせて大騒ぎになったのです。

 また宣教師の中でも反対する者がいたのです。それで先生は、アメリカに行く時に一大決心をしました。「皆去ってしまっても、五人でも残れば、彼らを中心としてやっていこう」と決心しました。今回、彼らは本当に苦労したと思います。しかし皆頭を振りながら、「アメリカでは、先生のいう通りにやっては通じない」と言うのです。通じなければなお私のやり方通りにやるべしというのが先生なのです。それで、先生は最も善良な金サンチョルを打ったのです。先生に打たれながらも我慢しているその姿がとてもアメリカの食口たちの前に見本になったのです。それでその人を先頭に立てたのです。そうすると、すべての食口が付いてきたのです。

 そのように、先生の願う基準にピッタリと合うようにしておいたのです。内外を一つに貫いておいたのです。気持ち良いですか、悪いですか?(良いです)。世界歴史上において、そのようなことをした東洋人はいません。

 アメリカを復帰しなければなりません。アメリカが復帰されれば、ヨーロッパは自動的に復帰されるのです。それで先生はアメリカで夜も昼もなく話してきたのです。「原理を中心として、復帰摂理がこうであるから、世界情勢がこうなるのだ」と結論づけて、それで「私たちは、このようにして行かねばならないが、行くか行かないか」と言ったら、「行きます」と答えたのです。ですから皆行かざるを得ないのです。間違いなくそのようになっているのです。

 そのように教育してきたのです。その人たちを教育するには、修練だけではできません。ニューヨークからアメリカ全地域に連れて回りながら、雨が降っても、雪が降っても、街頭に立たせるのです。

 私がアメリカにおいての基盤を立てたので、若者たちが集まってきたのです。その若者たちを指導するには、一つの秘訣があるのです。それは、早く引っ張りながら行うことです。宣教師であれ誰であれ、今までのような方法ではいけないのです。アメリカに風を引き起こして、大韓民国をすべて整理しなければならないのです。ですから、機動隊を連れて回りながら、そのようにしたのです。そのようにすれば、何百名も自由に集まって来るのです。

「先生が他の国へ来て、このように通訳を立ててやっているのに、君たちは自分の国の言葉を使いながらそれができないのか」と言って、彼らを激励したのです。そのようにして、完全にアメリカで基盤を立てたのです。

 火がついた機動隊活動

 さらに、「今は伝統を立てなさい」と言ったのです。アメリカでそのような機動隊をつくって活動を始めたので、イギリスにまで、その噂が広がるようになりました。それで毎日のように電話がきたのです。「今先生は何をしていらっしゃいますか。いつ来られるのですか」と。けれども私は返事をしません。それで、先生がいつ来られるのかと度々聞いてくるのです。「今先生は何をしているか、アメリカはどのようになっているか」、ヨーロッパ全体に先生の噂がひろまって、アメリカと同じようになったのです。

「先生がヨーロッパに来られると間違いなく、アメリカで行ったとおりになされるだろう」と準備しておいたので、先生はイギリスに行って機動隊をつくりました。イギリスも、お金がないのです。ですから、私がセンターをつくってあげました。それからドイツに行って、九人乗りのマイクロバスを六台買ってあげました。さらに、八人乗りの移動式キャラバンを六台買ってあげました。

 今やすべてに火が付いたのです。「ドイツ人はアメリカ人に負けるな」と言うようになったのです。第二次世界大戦の時に負けたことを蕩減しなければならないのです。「イギリス人はアメリカ人に負けるな」と、イギリスは独立戦争でアメリカに負けたので、アメリカ人と競争させたのです。

 また、日本に行って、「ドイツ、アメリカに負けるのか」と言ったら、「負けない」と答えたのです。アリのように背は小さいけれども、蜂のように大きな人たちに負けないようにと、今名古屋で六〇〇名の機動隊員が修練を受けています。それで、六〇〇名を二十人乗りのマイクロバスで二十八台編成したのです。 

 先生は生きている間に、世界的に伝統を立てておかなければならないので忙しいのです。それで、毎月先生に報告するようになっているのです。このようにして、世界的に私たちの機動隊が出発しました。これから毎年、人数が増えると思います。アメリカは三年以内に二〇〇〇名でもって、一五〇台のマイクロバスを買うつもりです。バス一台が二〇メートルだとすると、長さ三キロメートルの行列になります。ニューヨークの街でバスをストップさせれば、宣伝にもなるのです。

 ニューヨークの街にこのように車を並べておいて、車に装置したマイクを出して、宣伝するのです。考えただけでも気持ちがよく肩が上がるような感じがしますね。そうですか、そうではありませんか? 男性たちはそうだとしても、女性たちはどうでしょうか。女性たちも同じなのです。

 来年はアメリカに四〇〇人が行くのです。先生の言ったことを成し遂げることができなければ、大変なことが起こるのです。伝統を立てて、今世紀においてそれを遵守できないとすれば、大きな問題になるのです。アメリカができなければ、それ以上のチームをヨーロッパにつくらなければなりません。来年一年間にイギリス、ドイツ、ヨーロッパの各国から八〇〇名をアメリカに送る約束をしたのです。

 機動隊をつくって熱心にラッパを吹くのです。これから、子供たちの舞踊団もそこに入るのです。先生はすでに世界的な基盤を整えたので、これからはだんだんと大きくなっていくのです。この十月には、私はまたアメリカに行かなければなりません。「世界科学者大会」を行うためです。世界経済人協会をつくらなければなりません。

 第三次世界巡回期間中に成したこと

 今まで新しい理想世界、経済世界を夢見てきた経済学者を先生は十五分間の話でノックダウンさせました。これからの世界経済全般の問題点を話してあげたのです。その経済学者が、「あなたは経済学をどのくらい勉強したのですか」と聞いてきたのですが、私は経済学を勉強したことはありません。彼らにおいて一番難しいことは何かというと、人権問題と思想の問題をどのように扱うかということなのです。国と国が争いながら、主導権を握ろうとして、互いに利益を奪い合えば権力闘争になるのです。それゆえ、自分の国を中心とした思想的立場をいかに超越するかということが問題なのです。

 それには、新しい思想がなければなりません。それで先生は、その人たちに「準備をしなければなりません」と言ってきました。三月には「世界経済人大会」を行うつもりです。その時は、私が基調演説をしなければなりません。このように、先生は世界的なことをやっているのです。ですから、韓国にだけ住むことはできません。韓国を離れて、私は世界各国を行ったり来りしなければならないのです。しかし、韓国からビザをもらうことは、一年、十二か月かかっても難しいのです。ですからしかたなくアメリカに定住して、しばらく韓国には行ったり来たりするのです。

 私は巡回に出発する時、「これからは、世界的な活動基盤を立てて帰って来る」と公的な席で話しました。きょう、そのごとく基盤を立てて帰って来たのです。先生は韓国に対してすべての使命を果たしました。日本に対しても責任を果たしました。中国に対してもすべての責任を果たしたのです。

 今回、久保木会長を通して、蒋介石が五月上旬に私と会いたいと申し込んできました。「今は会わない」と私は答えました。私はすべてに責任を果たしたのです。蒋介石は久保木会長の言うことだけで十分なのです。しかし、私は五月に会ってあげることを約束しました。先生の大韓民国に対する責任は、これから幾人かの韓国政府の人々と会ってあげることです。それで、先生の韓国に対する責任は果たしたということです。皆さんが先生の言うとおりにやってくれれば、韓国は滅びることがないのです。北がどんなに攻めてきても、南を呑み込むことはできないのです。

 一九七五年から第三次七年路程が出発するために、三年前から基盤を立てなければなりません。その基盤を整えることができなければ、世界的な第三次七年路程で勝利圏を収めることができないのです。ですから、一九七二年からの三年間で準備することを定めたのです。三年間で峠を越えなければなりません。先生は今年中に、第三次路程を通して、大韓民国を世界と連結する責任を果たさなければならないのです。今まで大韓民国で整えた基盤を中心として、アメリカや世界の重要な国家に相対的基盤を整えて、帰って来なければならないのです。これが、第三次世界巡回路程なのです。

 ですから今や、各国で機動隊の風が吹いているのです。来年の十月になれば、ヨーロッパ全域に機動隊がつくられるのです。日本にも機動隊がつくられるのです。韓国には機動隊が必要ですか、どうですか? 他の国がみんな整えた後に、見に行くだけで十分でしょう。

 来られる主が成すべき使命

 先生が韓国にいるので、韓国は威張っているけれども、先生が韓国にいなかったらどうなるでしょうか。取るに足りない存在になるのです。女性たちはそう思いますか?(はい)。男性たちはどうですか?(そうなります)。

 これほどに先生を苦労させてきたならば、今や先生を解放してあげなければなりません。今まで先生がやったことは何でしょうか? 本然の先生の使命を果たすことができなかったということを、皆さんは知らなければなりません。先生は本然の使命を果たしたのではなく、息子の使命を再蕩減してきたのです。イエス様ができなかったこと、ユダヤ教ができなかったこと、キリスト教ができなかったことをすべて蕩減してきたのです。ですから完成時代には、旧約時代に失敗したことを蕩減し、新約時代に失敗したことを蕩減しなければなりません。

 第三次アダムとして来られる主が勝利したアダムとして現れるためには、第一次アダムの実体蕩減復帰、第二次アダムの実体蕩減復帰をしなければなりません。世界的に蕩減復帰しなければならないのです。
 それでは、第一次アダムの失敗は何でしょうか? 心と体が分かれたことです。つまり、心と体が分かれて、天と地が分かれたことです。そのような人間始祖がこの地上に現れたので、そのような子孫が生まれたので、終わりの日を迎えるまでは、新しい春が訪れないということです。アダムが堕落してそのような人間となったので、皆さんもそのような人間になったのです。個人として分かれなければならないし、家庭として分かれなければならないし、氏族として分かれなければならないし、民族として分かれ、世界的に分かれなければなりません。今がそのような時なのです。

 その次に、第二次アダムの失敗ですが、第二次アダムは何をしたのでしょうか? 第二次アダムであるイエス様が何をしたかといえば、個人的に思想を残そうとしたのです。宗教理想を残そうとしたのです。あらゆるものを個人的に蕩減して、新しい宗教理念を中心とした思想を残そうとしたのです。世界的な思想を残すために来られた方がイエス様なのです。また、イエス様は国家を形成するために出発したのではなく、世界的な思想を残すためにイエス様が来られたのです。このような立場から見た時、イエス様もアダムが堕落することによって体と心が分かれたことを、世界的に収めなければならないのです。

 さらにイエス様が死ぬことによって蒔かれたことを、世界的に収めなければならないのです。イエス様が死ぬ時、十字架を中心として右の強盗と、左の強盗と、バラバがおりました。今は、それが世界的に現れる時なのです。右の強盗は右翼であり、左の強盗は左翼なのです。ここにおいて右翼と左翼が始まったのです。左の強盗はイエス様を否定しました。イエス様と神様をすべて否定したのです。人類の二番目の子女であるイエス様を中心として、そのような現象が起こったのです。そのことを世界的に収める時が終わりの日なのです。
 それゆえ今日、世界的に二つの群れに分かれる現象が起こるのです。右翼はキリスト教文化圏であり、左翼は共産世界であり、バラバが回教文化圏なのです。この回教は、宗教の本質から外れているのです。一方の手にはコーラン、一方の手には剣を持っています。これは攻撃的、サタン的なことなのです。ですから回教は内的なサタンであり、共産世界は外的なサタンなのです。この二つが一つになる時が終わりの日なのです。これらが一つになって、攻撃してくるのです。

 右の強盗は、「私たちは死んで当たり前の人間である」と言ったのですが、左の強盗は、「神様はいない。イエス様はなぜ神様の息子であるか」と言ったのです。それと同じ結果をキリスト教は成立させなければなりません。神様は、民主世界の代表国家でありキリスト教の代表国家であるアメリカを祝福して、共産党を越えるためにあらゆるものを与えられました。それゆえ、アメリカは共産世界のすべてを退けることができたにもかかわらず、それをしなかったのです。右の強盗とイエス様を証することができなければ、楽園に行くことができません。同様に、これからアメリカは共産世界を退けることができなければ、天国に入ることができず、その門は塞がれてしまうのです。

 民主世界は今そのような立場に立っているのです。今の時代は、死んだイエス時代ではなく復活されたイエス様の再臨時代なのです。キリスト教文化圏を中心として新しい再臨の思想が現れなければならない時代なのです。復活したイエス様とキリスト教が一つになって、内的外的に一つになって、共産党と戦わなければならないのです。これをキリスト教が成せなかったために、その戦いが残されているのです。

 先生が一九六五年に、アイゼンハワー・アメリカ大統領と会った時に、話した内容もこのことなのです。「共産党は我々の恩讐です。宗教を中心にして共産党を打ち破るために、援助してください」と言ったのです。その時、宗教を一つにできたならば、世界的な宗派の責任者を結んでおいたならば、「共産党は宗教の恩讐である」と宣伝しながら基盤を立てたならば、神様の行く道は復帰時代において、苦労の道ではなかったのですが、これを成すことができなかったのです。その時、もし共産世界と戦って勝利するようになれば、共産世界は必ずバラバ圏と手を組んで、自由世界を攻撃するだろうと話したのです。今、正に、そのようになりました。

 世界的な使命遂行の先頭に立つべき韓国

 このような観点からみて、私たちが成すべきことは統一教会を中心としたキリスト教の結成運動です。これが先生の第三次世界巡回路程以降の使命なのです。先生がアメリカで活動するようになれば、韓国は心配ありません。

 今は間接的な戦法なのです。このような作戦をする時代に入ってきているのです。ヤコブはエサウに対して懐柔作戦を取ったでしょう。霊的に天使長を屈伏させましたね。それでエサウはヤコブを打たなかったのです。これが今日、結実段階に入っているのです。今、共産世界とアラブ圏が手を組んでいます。ですから、今日のキリスト教と統一教会の使命がどんなに大きいことでしょうか。このようなことは、先生でなくてはできないので、先生が先頭に立って、世界のかじを取るのです。それで、新しい活動のために機動隊をつくって、総進軍するのです。

 キリスト教は、自分たちのみがよく食べてよく生きながら、「我々は統一教会に負けてはならない」と言いながら、私たちのために刺激は受けても、私たちについて来ることはできないのです。刺激を与えて、私たちに従って来るようにして、私たちが若者たちをみんな吸収する作戦をしなければなりません。そのために新しく出発したのが機動隊作戦なのです。アメリカもそのようになり、イギリスもそのようになり、ドイツもそのようになり、日本もそのようになっているのですが、主体国である韓国は、それを見て回るようになっているのです。

 先生の願いは、復帰歴史において、日本、イギリス、ドイツ、アメリカの四つの国を一つにすることです。この四つの国を一つにし、その中に韓国が入れば、世界は私たちの手中に入ってくるのです。そして、その中心になるのがアダム国家です。アダム国家はどこかというと、恨みの多い韓国なのです。

 先生は五十歳になるまで、皆さんと共に青春時代を過ごしてきました。アメリカにおける世界的な基盤はすでに整えました。アメリカに行って、たった一年間でこのように基盤をつくってきたのですから、今や世界的な男になっているのです。なのになぜ、一番遅れている韓国の人と共に、このようなことをしなければならないのでしょうか。考えてください。

 その間、二十一日の断食など、あれこれ報告を受けたのですが、報告することは良いことです。しかし、戦って勝利したにもかかわらず、戦わなかったよりも良くないという場合、そのような戦いにどんな意味があるでしょうか。何の話か分かりますか。

 三年間、伝道生活をしながら戦ってきたのですが、その結果、むしろ神様が食べさせてあげなければ生きることのできない立場になったということです。皆さん、そのような立場になったでしょう。すべてを明らかにしてみましょう。十年の歳月の中で戦ってきたのですが、戦わなかったことよりも良くないという時には、戦いの実績があっても、「ああ、お前は不合格だ」と言うのです。世界の人々をすべて食べさせることができるくらいの戦いを成したならば死にませんが、そうでなければ、その戦いはやらなかったのと同じです。

 皆さんは、先生が「三年伝道をしなさい」と言ったのですが、「私は家族を捨て伝道したので、先生が何かをしてくれたらいいのに…」と首を上げ、あごを上げるようなものです。それと同じです。それでは五か月間何をしたのですか。どのくらい実績を上げましたか。何人を伝道しましたか。ここに参加する教会長たち、何をしましたか? 話して見なさい。

 みんなやりますとは言ったけれど、この実績は何ですか! このような実績がありますか? 何で首をたれているのですか。人間は率直でなければなりません。先生に首をたれることは許されないのです。首を真っすぐに立てて、先生を見て、「誤ちを犯しましたと」言いながら、涙を流しながら、許しを得なければなりません。なぜ首をたれているのですか。三年の間何をしましたか。答えてみなさい。三年の間伝道しましたね?(はい)。(修練をしました)。修練も同じです。修練は何のためにしたのですか。

 信仰の主体国としての責任を果たすべき韓国

 皆さんは、これから急激に衝撃的なことが訪れることを恐れなければなりません。世の中は冷たいのです。なぜ先生を見て喜んでばかりいるのですか。もし、先生がどこかに飛んで行ったらどうしますか。今や先生の年齢からみてもそうなのです。先生が満六十歳になる時、第三次七年路程が終わるのです。

 この期間に歴史的な引っくり返しがあるのです。二〇〇〇年のイスラエル歴史は、今日の統一教会の二十年の路程なのです。先生一代を中心として蕩減復帰する時代なのです。たとえ死んでも蕩減復帰しなければならないことを、生きて蕩減復帰するという歴史的な運命を経ていくのです。最後に一人で残るような立場に立っても、その峠を越えればそこから勝利を収めることができるのです。我々はその道を今行っているのです。今や世界的にすべてがそのようになっているのです。外国の食口たちが韓国へ来てみんなを評価するのです。

 先生が久保木会長に、「韓国に行って何を感じたのか」と聞いてみると、彼は素晴らしくよく評価していたのです。それで、彼は本当に責任者になる人物だなと思ったのです。久保木会長が言ったことは、「三十六家庭のアダム家庭である、一番目の家庭はこうであり、二番目の家庭はこうであり、三番目の家庭はこうでありました。七十二家庭のこの人はこうであり、その家庭はこうであり、七七七家庭はこうであります」と、みんな結論を出したのです。

 皆さんは居眠りをしていますが、世界の人たちは、もうすでに評価しているのです。ですから、「私は韓国から来た」と威張ってはなりません。先生は民族主義者ではありません。再臨主は天の国の心情を中心とするものです。私は日本に対しても話しましたが、天の心情は国家を越えるのです。

 ですから、聖人たちは皆世界主義者なのです。イエス様も世界主義者であり、釈迦も世界主義者であり、孔子も世界主義者でした。そうでなければ、世界万民を抱くことができないのです。天は世界的です。国家を越えたところから出発するのが、天の心情の基台なのです。悪主権を勝利した善主権から天の心情が、地上の人情と合わさって基盤になるのです。

 皆さんは先生についてきましたが、国家的勝利基盤の上に立って天の心情の因縁を求めて来たのかという問題を考えた時、備えができていないということです。天の心情に従っていく者は天の心情に残り、人情に従う者は人情で終わるのです。今はそのような時なのです。このような話を聞くとちょっと寂しいですか、寂しくありませんか? 本当は寂しいでしょう。はっきりと「寂しくありません」と言えなければなりません。神様は世界を復帰することにおいて、足りない子女を犠牲にできないのです。足りない者がアベルになることはありません。

 世界的この時代において、韓国はアダム国家として世界的なアベルであるために、アダム国家の権威を持った皆さんが、世界の国家群の前に立たなければならないのです。結論は既に出ているのです。他の国家よりも優れなければならないのです。

 皆さんは主体国の国民として優れていなければなりません。ですから、皆さんはこれからお金のことを問題にしてはなりません。草や木の根を掘って食べながらでも、果たさなければなりません。この戦いは最後の峠でありどうしても恥じることがあってはいけないのです。冬に薄いジャンパーを着てでも戦い、彼らの前に負債を負ってはなりません。ですから、今回先生は世界の人々の前に、みんな負債を負わせてきました。分りますか。今回先生は、すべてを世界の人々にあげてきたのです。皆さんも人に何かしてあげられる基盤を立てなければなりません。主体国の皆さんが、負債を負ってはいけないのです。負債を負いますか、負いませんか?(負いません)。

 すべての態勢を改善しなければなりません。統一教会の責任者たちは態勢を改善しなければ、民族の恨みを免れることができません。祝福家庭も同じです。もし祝福家庭がそのようになったとしても、先生は責任を負いません。私は、原則的な面から責任を果たせなかったとは夢にも考えていません。韓国が責任を果たすことができなければ、日本と交代させることもできるのです。

 反省しなければならない韓国

 アメリカは、新しい法律をつくることができます。各州ごとに法律をつくることができるのです。それは良いことだと思います。その法律がアメリカ全地域に広がっていくと、それを連邦政府が見習うようになっているのです。それで、アメリカに投入しようとしているのです。韓国でできなかったことの恨みを、アメリカで晴らそうとしているのです。

 その時は、先生の子供たちみんなを連れて行くのです。そして私の信じることのできる人、私の手足になる人、間違いない人たち七十人を連れていく考えです。そうなると、韓国も同じ立場でついて来ることができるのです。でなければ、世界主義者だと言えないのです。

 皆さんは先生が韓国を離れる時、先生の代わりに韓国の責任を持たなければなりません。皆さんが韓国の責任を持たなければならないのです。韓国が滅んでも世界が救われるならば、韓国は復帰できるのです。韓国のみを守っていて世界が滅びるようになれば、その時はすべてが滅びるのです。それゆえ、より大きな世界的な聖戦に向かって出発しなければならない時代的な使命が、この先生にあるのです。大韓民国 が滅んではならないので、最小限でも復帰できる基盤を立てておかなければなりません。私が大韓民国に生まれたので、そのような基盤を韓国に残しておかなければなりません。

 再び帰った時に、権威を立てることのできる基盤を残しておかなければならないのです。それゆえ、今まで大韓民国のために血と汗を流してきたのです。もし、アジア作戦が不利になれば後退作戦をするのです。それは単なる後退ではなく、より高次限的な前進作戦なのです。国家を中心として戦ったので、民族のレベルに落ちてはいけないのです。しかし、世界に向かって戦う責任を持とうとする時は、神様は「やあ、時が訪れた」と言いながら、いくらでも参加することができるのです。

 外国の人々の尊敬を失ってはなりません。それはなぜかというと、皆さんが願えば機動隊をつくりますが、皆さんが今のようなままであれば私は相対しないというのです。これは、皆さんが決意しなければなりません。私がやってあげることではありません。願うならばやってあげますが、願わなければやめてもいいのです。皆さんやりますか、やりませんか?(やります)。

 男たちは何人を伝道しますか?(一〇〇〇名です)。ここにいる人たちはみんなで何名ですか、教会長と言われる人たちは何名ですか?(一七〇名です)。班長を除けば何名ですか?(一七三名です)。一七三名が、一人当り七名伝道しなければなりません。一人が七名ずつ伝道すれば、三×七=二十一、七×七=四十九、一×七=七、七名ずつ伝道すれば少し残りますね。各教会長は七名ずつ集める自信がありますか? 自信のある人は手を挙げてみなさい。どのくらいいるか見てみましょう。一人もいないということですか? この者たち! そのような計画のために皆さんを動員したのです。いっぺんに、世界的な権威を立てることのできる面子を立てておこうと動員したのです。

 今まで皆さんが責任を果たせなかったので、再びそれを果たさなければならないのです。私は金元弼に、「今まで同情してあげる先生だったが、これからは、厳しい先生になる」と言ったのです。同情すれば、二人共滅びるのです。一人でも滅びないためには、厳しくせざるを得ないのです。切る時は切らなければならないということです。冷たくすべき時には冷たくしなければ、二人共滅びるのです。

 今回私が日本に行ったのは、み言を語るためではありません。「世界的運勢を日本に吹き入れてあげる」と言ったので、何か良いことでもあるかなと思って集まってきたのですが、先生はその場で機動隊をつくりました。それをつくらなければ大変なことが起こるのです。それで私は、「四倍化運動をしなさい」と言ったので、四か月の間に二・六倍に増えました。み言を聞けばみんなそのようになるのです。みんな恐ろしいけれども親わしいというのです。やることがさわやかだというのです。ですから、外国の食口に負けないという覚悟で臨みなさい。

 それで韓国にいる皆さんは、先生が「伝道しなさい」と言ったのに、伝道しましたか? 伝道した食口がいますか、いませんか? 女性たち、伝道しましたか、しませんでしたか? 返事をしてください。実績が必要なのです。報告を聞きましたが、実績の話は一つもありませんでした。外国では、科学的根拠と実質的な原則によって報告するのです。世界に出た時、私は恥ずかしくなります。ですから機動隊をつくらなければなりません。そのようにするという男たちは手を挙げてください。

 私が金浦空港に到着した時に雨が降りました。それは恵みの雨ではなく、韓国の悲しい涙の雨だと考えたのです。良い日がないのです。今は忙しい時なのです。今までは基盤を立てることに苦労しましたが、ここで最後の戦いをして、条件を立てておかなければ私たちは外国の食口たちに負けるのです。日本の食口たちの前に顔を上げることができなくなります。

 今回日本に行って来た人は手を挙げてください。日本の食口たちに勝てそうでしたか、勝てないようでしたか? 見ればすぐに分かることです。

 それでは、これから機動隊を編成しなければなりません。七〇〇名を動員するのです。そうしなければ権威が立たないのです。少なくとも六〇〇名は越えなければなりません。皆さんはそれ以上伝道しましたか。七〇〇名いれば韓国の道が八つありますから、八掛ける九で七十二になり、一道を九十名ずつにすることができるのです。ソウルを入れると九つになります。七〇〇名を動員しましょう。

 統一教会の人が行くべき運命の道

 私たち統一教会の人の行くべき運命の道がいかなる道か、はっきりと知らなければなりません。個人から家庭、家庭から氏族、氏族から民族、民族から国家を越えて行かなければなりません。国家を越えて、世界を越えて行かなければなりません。大韓民国を中心として見ると、これからは、政府も私たちを支持する段階に入ってきているのです。今や韓国が主体的な立場で未来世界の前に影響を及ぼすことのできる道は、統一教会をおいてほかにありません。このような事情において、これから私たちは誰よりも強力な機動性を発揮して、既成教会を復帰しなければなりません。

 既成教会を復帰すれば、国家も復帰できるのです。カイン・アベル復帰歴史において、個人的カイン・アベルがなければ、個人的蕩減復帰ができないのです。家庭でもカイン・アベルがなければ蕩減復帰ができません。氏族もカイン・アベルがなければ蕩減復帰ができないのです。今、我々統一教会は氏族復帰型です。私たちがアベル的氏族であり、既成教会はカイン的氏族なのです。これを復帰しなければなりません。

 これを一つにするのが我々の行くべき目的地なのです。そのようになった時、全国家的な宗教界を吸収することができるのです。その運動をするのが、『週刊宗教』なのです。今までそのようなことをやってきましたか。宗教が一つになる方法は何でしょうか。金日成が絞ってくればくるほど、宗教が一つになるため、国家的方向が決まるのです。ですから宗教者は、勝共理念で武装されなければなりません。

 それで、南北のカイン・アベルがあるのです。北韓では金日成に対して父と言うし、皆さんは先生に対して父と言うのです。対立しているのです。ですから実力対決で、私たちが優れた立場に立たなければなりません。数は少なくてもそれが問題ではありません。北韓の共産党が一つになっている以上に、私たちは信念を持って完全に一つにならなければなりません。彼らは金日成が命令さえすれば昼も夜もなく、三十八度線を越えて来る準備ができているのです。死んでもやろうとするのが共産党なのです。

 ですから皆さんは、それ以上にやらなければなりません。それ以上にやらなければ、復帰ができないのです。何の話か分かりましたね。女性たち分かりましたね?(はい)。今度先生がヨーロッパに行って、「共産世界のモスクワで地下運動をしなければならない」と言いました。そのようなことを準備をして、基盤を整えてきたのです。皆さんは、東ヨーロッパのソ連の衛星国家から先生に供え物を贈ってくる食口がいるということを知らなければなりません。彼らは今銃剣の前に命を懸けて、死ぬか生きるかという立場に立っているのです。これ以上詳細な話は省略します。

 皆さんは、命を懸けて殉教の道を堂々と行くことのできる覚悟、新しい国家のために犠牲になることのできる覚悟をして、先生に相談する食口たちがいるということを知らなければなりません。ですから、そのようなことを知って指導する先生はどんなに深刻なことでしょうか。

 日本の共産党も先生のことをよく知っており、朝総連も先生のことをよく知っています。私が日本にいた時、朝総連から「文先生が来られたのですか」という問い合せが来たのです。いっぺんに分かってしまうのです。私たちは世界の先頭に立って、世界的な共産党に対立しているのです。まるで昔のダビデとゴリアテのような状況なのです。天下の危機一髪という途上にあって、誰も神様を信じて命を懸けて出る人がいない時、羊飼いのダビデがゴリアテの前に一人で立ったことと同じ状況なのです。その時、神様がダビデの代わりに立っていたことは皆さんもよく知っているとおりです。ですから皆さんも、そのようにしなければなりません。我々統一教会の祝福家庭は今、国のない民なのです。国のない民はどうなるのか、いつも心配なのです。

 国家的機動隊活動法案

 このような観点から、私たちの教会的使命を見た時、これからはアメリカを中心として活動しなければなりません。そのような希望のある者は英語を勉強しておきなさい。日本にいる幹部たちも三年後にはみんなアメリカに連れて行こうと思っています。韓国にいる幹部たちはパスポートを取るのが難しいのです。それでしかたなく、日本が先頭に立つのです。それで、アメリカを中心として全世界を救う運動をしなければなりません。早い内に強力な基盤をつくらなければなりません。

 これからは、アメリカ全域に勝共要員を派遣しなければなりません。CIA局長やFBI局長など、共産圏に対する専門家たちを教育するのです。そのようにして、世界的に民族を統一し、共産党を防ぐ作戦をするようになれば、必ず彼らが後援するのです。このようになれば、世界統一十字軍の旗を立てていくところには、上院議員たちがみんな集って来るのです。このようにしなければ世界を救う道がないのです。今その準備をしているのです。

 私たちは諦めることではなく、早いうちに韓国でも国家的基準を中心としての強力な体制を整備して、頂上に向かって突進する作戦をしなければなりません。我々が七〇〇名、二〇〇〇名を動員して、一度に二五〇名ずつ活動すればどうなるでしょうか。昼も夜も休まずにラッパを吹くのです。

 それで各国においての緊急問題が何かといえば、いかに指導者を輩出するかということです。修練所をつくって教育するつもりはありません。機動隊を中心として教育するのです。移動修練所なのです。一班、二班、三班に分けて、六か月以内に原理試験をパスできるように教育するのです。パスできなければ一時延長して、一年は見てあげるのです。それでも原理試験にパスできない人は、落第者となるのです。

 それで一班、二班、三班に分けて、創造原理班、復帰原理班、堕落論と再臨論班で、二か月に一回づつテストを行い七十点以上取るように教育して、一班は二班へ、二班は三班へ、三班は一班へと回りながら二か月、二か月、二か月で、完全に原理をマスターさせるのです。そして一班は機動隊生活をしながら経済の責任を持つのです。総務的な責任を持つのです。生活すべてを担当できる訓練をさせるのです。その次の班は、原理の全般的な面を教育して訓練させるのです。いろんなシステムを訓練させるのです。その次の班は、渉外と伝道をするのです。最高幹部の人々を渉外して、言論機関を伝道するのです。責任者は全体を一度に動員するのではなく、三人が一組になって巡回しながら行うのです。そのような訓練をしなければなりません。

 そうして、自分の使う経費はすべて自分で負担しなければなりません。この機動隊には、新しい人がいつも四十名はいるようにしておかなければなりません。そして復興会は、すべて原理講義をするのです。原理講義は機動隊要員の修練ともなるのです。修練と同じ心でもって講義するのです。機動隊要員一人は、一般の人を三人連れて来るのです。このようにして四十名になると、一二〇名は集まるのです。地方に行って、このような運動をするのです。

 機動隊が毎週移動するためには、一週間以内に一人を伝道することができなければ、一年五十二週の間、一人も伝道できないという結論が出るのです。一週間ごとに移動するので、一週間の間に伝道できなければ、この機動隊は一年に一人も伝道できないという結論が出るのです。それゆえ、一週間で一人伝道するという運動を広げなければなりません。

 まず三人と因縁を結んで、その中から一人を伝道するのです。一日に三人ずつ伝道すれば一週間で二十一名になります。新しい人を一週間に二十一名は連れて来なければなりません。一日に三人ずつ新しい人を連れて来るのです。昨日連れて来た人は、きょうは自分一人でも来れるようにしておいて、新しい人を三人連れて来なければなりません。そのような運動を広げるのです。そのようにすれば、一週間に出会った二十一名の中で一人を伝道することは問題ありません。

 伝道の専門家にならなければなりません。二十四時間伝道するのです。日本の統計資料によると、そのようにして普通四パーセントが食口になるそうです。ですから、一日に一人は伝道できるということになります。一日に一人が三時間以上伝道をすれば、三十日で九十時間になります。そうでしょう。もし、一週間に九十時間だとすれば、一日に十二時間以上伝道しなければなりません。男性も女性も、朝から晩まで伝道しなければなりません。一人が一日に三時間ずつ伝道すれば、一か月に一人を伝道できないということはあり得ないのです。

 『原理講論』を読ませること

 このような観点から、一日十二時間以上はみ旨のために走らなければなりません。一週間に一人伝道の運動をするのです。日本では今そのようにしています。でなければ、機動隊は一年の間、一人も伝道できないということになるのです。また機動隊が移動する時には、伝道した人にポストカードを送って、いつどこに行くと教えてあげるのです。そのように連絡をしながら伝道をするのです。

 これから食口は、一人が原理の本を三十冊買わなければなりません。日本では『原理講論』を原価であげることにしました。これからは地方の有志に本を貸してあげるのです。一か月に一冊ずつ貸してあげるのです。一か月で一冊の本をみんな読むことができるのですが、皆さんが一生懸命に勧めれば二週間で読ませることができます。何の話か分かりましたね。

 これからは、皆さんが宣伝する時代です。子供たちがいれば、「必ず読む価値のある本ですよ」と宣伝をして、貸してあげるのです。『原理講論』三十冊を持って、一日に一冊ずつ貸してあげて、一冊ずつ回収するのです。一年たてば三六〇冊になります。三六〇名が『原理講論』を読むということになるのです。そうでしょう。さらに二週間に一冊ずつ貸してあげるようにすれば、七二〇冊で、七二〇名の人が原理の本を読むようになります。

 日本では、原理のみ言を聞いて食口になった人は四パーセントなのですが、原理の本を読んだほうが、多くの人が食口になるのです。『原理講論』を読んで理解できる人が統一教会に入れば、その人はいっぺんに中心食口として活動することができるのです。しかし原理を聞いただけで入って来る人は、そのようにはなれません。

 今、韓米文化自由財団は全国民に対して、募金のための手紙を送っています。それによると、一〇〇通送れば二パーセント以上の返事が来るそうです。しかし原理の本を読んで感銘を受けた人たちは、それ以上だとみているのです。私たちが直接訪ねて、真心を込めて伝道すれば、それ以上の効果が現れるだろうと思っているのです。もし一パーセントだと考えてみてもどのくらいですか。

 また、原理の本を貸してあげるにしても、そのまま貸してあげるのではありません。途中で感想を聞いて、良いという人たちには本を売るのです。そして原理に関心のある人たちの親戚や、お母さんお父さんに、「お話をするのでみんな集まりなさい」と言って、原理の本を一冊ずつ配ってあげるのです。このようにして講義を続けながら、一週間とか二週間ですべて読むようにして、そこで「どこまで読みましたか」と、解釈してあげながら勉強させるのです。

 このように講義をする所が十か所ぐらいになり、十名ずつ集めて集会を開くことができれば、自分の父母、姑と舅に「きょう私が講義をしますから、一度一緒に行きましょう」と言うのです。舅が「今まで家庭生活はしないであれこれ悪い噂があったけれども、いったい何の話なのか」と言えば、「良い話ですから一緒に行ってみましょう」と言うのです。舅が反対すれば、その舅に原理のみ言を語るのです。原理の話をするのです。すると、「私の家の嫁は本当に立派だ」となるのです。

 一週間もみ言を聞けば、後援するなと言っても後援するようになります。このようになれば舅の誕生日に、パーティーを開きながら「今私のしていることは間違っているのですか、正しいのですか」と言ったら、「正しい」と言うようになっています。こうして誕生日のパーティーに村の人たちを集めて、親戚の中の一人を司会者にして講義をするのです。そうして家庭全体を伝道するのです。すると自動的に十人は問題なく復帰されるというのです。

 それで一年に十人を目標にして総進軍するのです。分かりましたね。一万名が原理の本を持って三十名ずつ伝道すれば、三十万人になります。三十万人が三六〇冊ならば一億八百万になります。

 共産党が今日世界を制覇したのは、本をもってやったのです。皆さんは今まで考えてもみなかったでしょう。今まで伝道してきたのですが、本をもって伝道する方向を知らなかったのです。本で伝道すれば、このように膨大な数字が出て来るのです。三千万復帰は『原理講論』で伝道しなければなりません。統計的に見ても、日本の場合も四パーセントが食口になっています。一年に十人を伝道できないということはあり得ないことです。これは科学的数字によっても確かなことです。

 それでは『原理講論』の原価はいくらですか? 原価でみんなに配りなさい。日本はそのようにしました。原理の本を三十冊持っていない人は、統一教会の人ではありません。これは全世界が同一なのです。全世界の統一教会が統一的な行動をしているのに、主体国である韓国ができないと言っては話になりません。まず韓国で伝統を立てておかなければならないのです。

 責任者たちは夜明け前から活動しなければなりません。ただ座って時間だけ潰してはなりません。一日に一人会って、本を一冊あげて、一人からは一冊の本を回収するのです。それはできないことではありません。これをやらない人は祝福であれ何であれ、何もやってあげません。全世界的にこのような風が吹いたのですから、私たちはついて行かなければなりません。先頭に立たなければなりません。先頭に立ちますか?(はい)。

 日本はもう既に『原理講論』を配り始めました。大学生に七五〇〇冊を配りました。大学から早く始めなければなりません。大学で十人が一日に一冊ずつで、一年でいくらですか。三六〇〇人が『原理講論』を読むことになります。そうでしょう。三十名では、一万名を越えるのです。三十名になれば、教授から学生に至るまでみんな読むことができるのです。このような成功の秘訣を、教会長は知らなければなりません。それで一年に十人の伝道目標でやるのです。今後、先生は世界的にどの国が平均的によくやるか見ていくつもりです。

 今回私が日本に寄ってみたら、以前よりも一・五倍食口が増えていました。東京でも今は一〇〇〇名以上なのです。しかし私が行くたびに激しく指導するので、全国的に平均二・六倍が増えたのです。二・六パーセントではなく二・六倍です。分かりましたね。十名の二・六倍は、二十六名です。そのように増えたのです。ですから先生を知らない人が三分の二もいました。先生に初めて会う人が三分の二以上だったのです。

 鹿児島などにいる人たちが東京に来るためには二十四時間、三十二時間も車に乗って走って来なければなりません。先生を一度見るために、北海道からも、二日間もの時間を取って来るのです。日本にはこのような運動が広がっています。皆さんもそれを知って準備しなさい。早ければ早いほど早く達成できるのです。

 地方の有志たち、小学校卒業以上には、みんな『原理講論』を読ませなさい。分かりましたね。皆さんは早く自分のお父さん、お母さん、兄さん、姑、あるいは舅に会って伝道しなさい。全部が『原理講論』を買って伝道しなさい。分かりましたね。漢字を知らない人には、漢字を教えてあげなさい。教えてあげながら伝道するのです。それでは歌を一曲歌って終わりにしましょう。何の歌を歌いましょうか。「園の歌」にしましょう。

 祈祷

 お父様。あなたが探し求めて来られた復帰の限界線が、このように一つの主権国家を立てて、サタン世界が付いて来ることのできない、サタン世界より上に立つ国を捜し求めて来たことを、今日この地上に住んでいる人は誰も知らなかったことを、この時間、私たちははっきりと知りました。

 お父様。この国、この民族がこれから行くべき道を心配するこの時において、救国的な民族運動を通して、この思想を各自の前に伝えてあげなければならない責任が私たちにあることを考える時に、どんなに忙しいかということを私たちはもう一度悟ることができますように。

 全国の状況を見てみると、アジア全体の世界史的な流れを見た時に、統一教団の使命がどんなに重いかということを今や知るようになりました。私たち個人は言葉だけでなく、実戦においても勝利した個人にならなければ、あなたと共に因縁を結ぶことができないということをはっきり悟らしめてください。常に同じ立場からは真の因縁を結ぶことができないということを自ら知っているので、これを拒否し動かすことができないということを、今日、み言を通して新たに認識し、新しく決意しますので、お父様、お許しください。

 かわいそうな統一教団をお父様が育てて来られたので 、これらをして、あなたが願われるみ旨を相続することができますように。それを世界の前に相続して余りある資格を持った人たちになりますように。そのためには、どんな犠牲が伴っても、それを克服しなければならないことが残されている現時点において、強く大胆な信念を持って出ることができますように、切にお願い申し上げます。荒野路程において、疲れたイスラエル民族の力を整えて、カナン七部族を征服しなければならなかったヨシュアとカレブの立場がどんなに難しかったかということを考えた時に、今日、私たちが立っている立場はそれよりもたやすい立場であるということを知って、私たちが自ら強く大胆な心情を持って、自主的な立場を決意する各自になりますように、お父様、切にお願い申し上げます。

 この時間以後の全体にも、自ら共にあってくださるように、再三お願い申し上げます。万万世の恵みと愛が、私たちが計画するすべてのみ旨の上に共にいてくださいますよう、真の父母の御名によってお祈り申し上げました。




一休さんのような機知(トンチ)ではありません。

奇知=人とは異なる知恵
すなわち神様の知恵

世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。
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Last updated  2021.07.17 18:13:56
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