2006/06/26(月)05:09
沖縄が好きな人に・・・
数日前、会員になっているWWFから一通の手紙が届きました。
「2006・夏 ご寄付のお願い
100万年の自然遺産 世界に誇る南西諸島の自然を守るために」
南西諸島ってどこだかわかりますか?
九州から台湾まで、約1300キロにわたって点々と連なる
大隈、トカラ、奄美、沖縄、八重山諸島といった島々の総称です。
(日本トランスオーシャン航空はかつて南西航空という名称でした。
この名称変更について池澤夏樹さんがエッセイで嘆いていました・・・)
沖縄の海の美しさは、ダイバーの間では世界的に有名です。
美しい海、豊かな自然、固有の生き物。
まさに日本が世界に誇ることのできる大きな財産だと思います。
その南西諸島の自然は今、危機に瀕しています。
以下、WWFのサイトからの抜粋です。
島々からのSOS!
世界的にもその豊かさが知られる南西諸島の自然。しかし今、沖縄や奄美の島々では、その貴重な生態系がさまざまな危機にさらされています。
島という環境そのものが、外来種や気候変動など、外部からの影響に対して非常にもろいことに加え、公共事業に大きく依存した地域経済が、たとえ不必要であっても、開発を次々と認めざるをえない事態を招いているためです。WWFの取り組み
開発や外来種の侵入、化学物質汚染、そして米軍基地。小さな島々に、耐えきれないほどの重圧がかかり、自然だけでなく、人の暮らしにも大きな影響を与えています。日本が世界に誇る、南西諸島の自然。WWFは、この南西諸島を、世界中から選んだ、重点的に保全すべき200の自然環境「グローバル200」のひとつにも数え、その保全に力を入れています。
この夏、WWFでは、この南西諸島の自然保護活動への特別支援を呼びかけています。お寄せいただいたご寄付は、白保サンゴ礁、辺野古海域、やんばるの森、泡瀬干潟の保全と、有害化学物質および外来種対策活動に使わせていただきます。南西諸島の自然を守るため、ぜひあなたの力を貸してください。>>詳しくはWWFのサイトへ
今、沖縄は日本の中で、最も人気の高い旅行先、移住先ですよね、多分・・・。
けれども、その人気の源の美しい自然は、
傍観しているだけでは永遠に失われてしまうかもしれない瀬戸際にあるのです。
沖縄は太平洋戦争では、非常に悲惨な戦場となり、終戦後はもっとも長く占領され、
返還後も経済格差に悩み、本土では沖縄出身者へのいわれのない差別すらありました。
私の叔父は沖縄出身で、占領時代に『国費留学生』として本土の大学に『留学』した人で、
色々な苦労をしたようです。
バブル期には乱開発などによって、赤土の大量流出を招き、珊瑚に大きなダメージを与えました。
ここ数年は、海水温度の上昇による珊瑚の白化現象が拡大しています。
美しく見える沖縄は、本当は何度も何度も傷つけられています。
これ以上、沖縄の自然を壊すようなことがあってはいけないのでは、と思います。
(米軍のヘリパッドや滑走路の建設なんて論外!!)
私は自他共に認める南の島好きなのですが、実は奄美や沖縄にはまだ行ったことがありません。
ですので、いつか行きたいと夢をふくらませています。
その「いつか」まで、またそのずっと先まで、南西諸島の自然が豊かに保たれますように・・・。
WWFではこの夏、南西諸島の自然保護への特別支援を呼びかけています。
沖縄が好きな方、夏休みに沖縄に旅行される方、いつか沖縄に住みたいと思っている方、
WWFのサイトを、どうぞのぞいてみてください。
ちなみにWWFというと動物園にあるパンダの募金箱のイメージが強いですよね。
なので、「動物愛護団体」と思われている方も多いかもしれませんが、
動物愛護団体ではなく世界最大の自然保護 NGOです。
WWFの6つのテーマは「森林/淡水生態系/海洋・沿岸/野生生物/地球温暖化/有害化学物質 」です。
月500円という低額から会員になることができます。
500円から1万円まで6段階のコースがあります。
キッズ会員は年間1200円です。
------以下WWFのサイトより--------------------------------
世界に広がるWWFネットワークの一員として活動するWWFジャパンは、
その活動に賛同し、支援してくださる会員を募集しています。
WWFジャパンの会費は月々500円から。
ご自分のご都合に合ったタイプの会員をお選びください。
大きな決心も、大きなお財布もいりません。
みんな自分のペースで自然保護。それがWWFの会員制度です。
--------------------------------------------------------
会員になると定期的に興味深い会報と野生動物の写真を使ったポストカード、
今回のような手紙などが送られてきます。
今、私たちの地球におこっていることを見つめるきっかけに、WWFの会員になってみませんか?
サイトもなかなか見ごたえがありますので、興味を持たれた方はのぞいてみてください。