2006/11/27(月)16:08
韓国人の思い Ver.1 【国と国籍と彼女と私】
国と国籍と彼女と私
私はほとんどの教育を韓国で受けている。
私が学生時代を過ごしていた80年から90年代はまだ冷戦時代の真っ只中でソ連やアメリカや西ドイツ東ドイツがいがみ合っていた。
韓国と北朝鮮も同じであり、当時の韓国の一番の敵は赤である北朝鮮だった。
私たちは共産主義がどういう思想で北朝鮮がどういう国か知る前に徹底した反共教育で育てられた。
毎年6月25日が近づいてくると反共の映画を学校で上映されてみんなでみたり、反共ポスターや作文を書いてた。
私も義務的にポスターを描いてよくわけもわからず賞をもらったことがある。
同じ民族でも北朝鮮も北朝鮮人も憎むべき対象であり、とても恐ろしいものだった。
でもその事を疑問に思い始めたのは大人になって日本に来てからだった。
町で買い物をしてると白と黒の韓服(チマジョゴリ)をきた女の子達と遭遇した。
韓国でもなかなか見られないそのモノクロの韓服をきた女の子達の姿は強い威圧感と印象をあたえた。
私はその謎の子達の正体を知りたく知人に聞いてみた。
するとそれは北朝鮮学校に通ってる子達だというのだ。
私はかなりのショックを受けた。
近くて一番遠い国である北朝鮮は恐れの対象であり、その国の子達を日本の町で遭遇するなんて考えても見なかった。
馬鹿な話だが北朝鮮人は北朝鮮だけにいると思ってた。
転載元: 小さい韓国と日本