*日本語の美しさを伝える*”言葉は美しい。”約4年程前、ある教育学の教授が私に下さった言葉であり、また自分が日本語を見つめ直すきっかけになったアドバイスが、この言葉である。 大学院の専攻は、言語学のTESOL(英語を母国語としない人達への教授法)と信じて疑いもしなかった時期がある。何年かかけて、日本とアメリカを何度か往復しながら終えた大学は、たかが学士号、されど努力と涙の思い出が一杯詰まっている。留学中の勉強そのものは確かにハードではあったけれど、それ以上に自分自身との戦い、家族のちょっとばかり難しい事態など等を超えて手にした卒業証書を見る度に、よくやった物だなと時として自分を褒めたりもする。 |