中庭から

　波が引き、干潮ということもあって、浜が広くなっている。
一昨日行った海水浴場は人工浜で埋め立てて作られたものだったけれど、目の前にある浜は石浜。
大小さまざまな大きさの石がごろごろしております。
で、石をめくるとちっさいカニがピャッ！と姿を消してしまうのだけれども。

　浜を歩くたび、フナムシがまるで私に追い立てられるようにぱーっと散っていく。
微妙ながら姿は似てなくもないぶり虫には、耐えきれないほどの嫌悪を抱くというのに、フナムシにはなんという感情も抱きえない。この差はなんだろうか。
　調べるとぶり虫は、家の中に現れる種類は数種のみで、他は屋外に住む種類がほとんどなんだとか・・・だからなんだって言う話だけど。
その数種をどうにかぁーっ！！と叫び出したいくらいなのだが。
　・・・余談ですね。

　石浜散策　開始。

この辺に貝（ウミニナ）やヤドカリが潜んでいるはず。
　で、発見！！

ちっさいけれど、足先が白く、触覚が黒と白の縞々、ホンヤドカリ。
かなり元気がよく、愛らしい。フナムシもこっそり写っています。
目の届くところには、これ以上大き目のヤドカリは見つからなかった。
捕まえて、見るだけ見てから海に帰しました。
飼えないし。「たつ」は飼いたがったけど・・・
「もう　しまくんいないから、いいんじゃない？」
と言っていたが。
　無理だよ。大体がまず、連れ帰れない。

　引き続き散策していて、見つけたのが・・・これ。

　うにです。
こんなところにいるんだーっ！？とびっくり。
しかも、小さい。直径３ｃｍくらい。

背側口側、とひっくり返して写真を撮ってみました
　図鑑に載っている限りの写真で見ると、バフンウニらしい。
分布は北海道南部より九州までの日本固有種であり、潮間帯の石の下または礫の多いところに群がって棲むとある。
まぁ、該当するといえば該当するな～
　「たつ」に海に帰すように言うと、ボールのように投げた。
達者でねぇ～としか言えなかった。

　その後は「たつ」ご希望の貝殻探し。
「たつ」は貝殻が好きなんだそうです。
面白いのが見つかるといいのだけれども。


　参考図鑑はこちらっ

原色ワイド図鑑（CD抜き）　　【0922PUP2】
　お高価いけど、オススメです。