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がっつり寝込みました。
実家から母が来てくれています。 頭があがりません。 激しい胃痛と吐き気と原因不明の両脇と御へそ辺りへの差込みが来ます。 水風船が破裂したかのように腸が破裂したのではと思うくらいの痛みです。 意識が朦朧とする中痛み止めを飲むのですが、飲む先から戻してしまいます。 娘がそばに来て「だいぶーぶ(大丈夫)?」と背中をさすってくれます。 「あのね、みーたん(娘)がいるから、もうだいぶーぶよ」 涙が出そうです。 普段はやんちゃくれで暴れん坊の娘が、私の為に水を汲んでくれようとしています。 初めて十二指腸潰瘍をしたのが高校2年生の時。 一度なると何度もなりやすいやすく、十二指腸潰瘍用の痛み止め「ブスコパン」が手放せません(ブスコパンって、ちょっと嫌な名前)。 息子が帰ってきました。 彼はとても思いやりのある子です。 私の調子が悪いといろいろ手伝ってくれます。 それも、「洗い物してあげようか」とは言いません。 「僕最近、洗い物してないから、何だか洗い物をしたい気分になっちゃった。 だから洗い物をしてもいいかなぁ」と私が気にしないように言ってくれます。 そんな息子が、普段はしないようなことをしでかしました。 大人に黙って胃痛止めのブスコパンを2錠も飲んでしまったのです。 大人でも1錠で十分なお薬、大変です。 母が「子供救急相談」に電話してくれました。 市販のお薬はそんなに強くないから大丈夫でしょうとのこと。 でも、何かあればすぐに病院に行ってくださいとも。 どうしようどうしようとオロオロしていると、当の息子は眠ってしまいました。 心臓病で「息が止まってしまったらどうしよう」と気が気でなく過ごした生後1年半までのあの頃の気持ちがよみがえります。 胃痛は変わらずありましたが、息子の寝息をずっと確認しつつ、眠れない夜を過ごしました。 いつもは聞き分けがよく、勝手なことを決してしないこの子、どうして??? 考えました。 彼は、「僕もおなか痛いけど、お母さんしんどそうだから、自分で何とかしよう」そう思ったんだ。 そう言えば、日曜日「僕おなか痛いねん」と言っていた。 2時間ほどお腹や背中をさすってやったけど、その後は自分の痛みでいっぱいになってしまって、息子を顧みてやっていなかった・・・・・。 ごめんね。 気付いてやれなくて、本当にごめんね。 君はまだ6歳、そんなに気を使わなくていいんだよ。 あなたは私の息子、私はあなたの母親、もっと無理を言ったり甘えたりしていいんだよ。 病気はもう治らないかもしれない。 何なら毎年新しい病気が増えて行っている。 だけど、お母さんもっと強くなるって約束するね。 あなたたちのお母さんになれる、こんなにも類まれな幸福に恵まれたんだから、少なくとももっとしっかりあなたたちを守れるくらいには強くなるって、約束するね。 子供に教えられることは、数え上げればキリがありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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