2004/02/16(月)13:17
最初の5分
初対面の出会いでは、相手に対する印象は最初の5分位でほぼ決まってしまう気がする。そして、その印象はなかなか覆らないだろう。仕事仲間として長期に付き合う場合は時間と共に第一印象は薄れ、適正な判断ができるようになるが、それ以外の場合は第一印象は重要だと思う。特に営業時の初回訪問や、面接などでは失敗すると次はない。更に、人間は最初に感じた印象を確認する、という習性があるので、最初にマイナスの印象を与えてしまうと、それ以降の会話の中ではネガティブな発言だけを聞き入れて「やっぱりダメな奴だ」と判断されてしまう。逆に最初に良い印象を与える事に成功すれば、自然と会話は弾むし、少々ネガティブな事を言っても良いように解釈され、聞き手はプラスのキーワードばかりが頭に残り、最初に受けた印象が正しかった、と結論付けようとする。仕事柄採用面接に立ち会う事が多いが、だいたいの面接は最初の5分で決まってしまう。出足で躓くとリカバーはなかなか難しい。当然リカバーして場の雰囲気や自分への印象をひっくり返す人もいるが稀だ。面接にフォーカスすると、第一印象を上げる最も効果的な方法は、姿勢、動き、言葉使いだろう。まず面接会場(部屋)に入るときは背筋を伸ばしてテキパキと歩く。そして、最初の挨拶は相手より早くハッキリと名乗る。この時大事なのは語尾までハッキリ言う事だ。面接時の会話も語尾までハッキリ言うかどうかで印象がだいぶ変わる。また、会話の最後は「です」「ます」「ました」で括り、言い切る事だ。「~なんで・・」「~ですかね・・?」などと曖昧な表現は極力避けた方がいい。緊張すると、わかっていてもなかなかできないものだが・・。