テーマ:食べ物あれこれ(49630)
カテゴリ:きみょうなもの(peculiar)
ニューヨークには「チョコレート・ソーダ」という飲み物がある。
冷たいココアではなく、炭酸の入ったチョコレート味の飲み物だ。 これは、アメリカで一般的な飲み物と言うわけではなく ニューヨーク(特にブルックリン)以外の地域では ユダヤ系移民が住む地域を除いて、あまりみかけない。 チョコレートと炭酸なんて、何だか合わないような気がするし 初めて飲んでみたときも、不思議な感じがしたが 一旦飲み始めると、クセになってしまう味なのである。 上記の写真の瓶入りもあるが、作りたての味にはかなわない。 チョコレート・ソーダの歴史は意外に古く その発明は1890年までさかのぼる。 ブルックリンのユダヤ系キャンディショップのオーナーであった ルイス・オースターが、「エッグ・クリーム」の名前で売り始めたのが最初だ。 「エッグ・クリーム」というその名前にも関わらず チョコレートソーダの材料には卵は使われていない。 その名前の由来は、上にできる泡が卵白に見えるから等 諸説あるものの未だに謎のままである。 その後、全国のユダヤ系のデリやアイスクリームショップ等で売られるようになり 地域によっては「チョコレート・フォスフェート」という名前でも知られるようになる。 チョコレート・ソーダが一番人気のあった1950年代には、 ソーダを作るサイフォンを使い、家庭でも一般に作られるようになり 休日の朝の光景には欠かせないものだったらしい。 ちなみにサイフォンを使わなくても家庭で簡単に作ることができるので 興味のある方は、是非お試しを。 チョコレートと炭酸の割合で味が劇的に変化するので注意。 作り方 チョコレートシロップ 大さじ2杯 牛乳またはクリーム 大さじ1杯 炭酸水125CCくらい チョコレートまたはバニラアイス 適当 ナツメグ 少々 チョコレートシロップと牛乳をよく混ぜる 炭酸水を半分入れて混ぜる アイスクリームを加える。 残りの炭酸水を一気に入れて、 好みでナツメグを振り掛ける。 家庭用レシピには、色々なバージョンがあり レモネードを混ぜるものやら、 ラズベリーやらストロベリーソースを混ぜるものもある。 日本では、サンダーちよさんのお宅で、お召し上がれます。 魅惑の抹茶ドリンクも是非一緒にどうぞ。 注: ●チョコシロップとは、こんな→または、こんな→シロップのことです。 アイスクリームにかけると固まるタイプのシロップや 粉末のココア、固形のチョコレートでは作れません。 ●また「炭酸水」は、無糖の「炭酸水」をお使いください。 「トニックウォーター」では苦くなります。 また、炭酸入りのミネラルウォーターでも、 含まれているミネラルの配合により苦くなることがあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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