奇妙な惑星 ～Peculiar Planet～

ウーピーパイ（Whoopie Pie）をいただいた。

最近、大流行りのお菓子である。



パイと言っても、

いわゆる普通のパイ菓子とは似ても似つかないお菓子。









しっとりとしたチョコレート（またはパンプキン）味の

スポンジケーキの間に

マシュマロクリームとバター（またはショートニング）を使った

軽くて甘いバニラクリームがはさまっているこのお菓子は

ちょっと前では、

ニューイングランド地方と、メイン州、それから

ペンシルバニア州やオハイオ州一部以外では

見かけなかったものなのだが

ここ最近、猫も杓子もウーピー、ウーピーと

お菓子屋さんにも、スーパーマーケットにも

並び出した。



１９３０年のお料理本にすでに載っていたそうなので

歴史はかなり古い。

マンハッタンの住民には新しいお菓子だけれど

それを知っている者にとっては、

懐かしのお菓子なのだそうだ。





と、ここまで書いて、ふと気付いたのだが

日本のエンゼルパイやらチョコパイは

このウーピーパイを元にして作ったのではないか

という気がしてきた。



ウーピーパイのほうがエンゼルパイよりも

ケーキっぽいけれど

コンセプトは似ているし

作り方によっては、スポンジ生地が

柔らかめのクッキーのような店もある。



そして何よりも

「パイ」と名付けているところがアヤシい。



ウーピーパイには「パイ」という名前がついているけれど

アメリカ人でも、

ウーピーパイを知っている地域のヒト以外は

こういうお菓子のことは決して「パイ」とは呼ばないからである。



もちろんこれは勝手な想像ではあるが。




追記：勝手な推測を書きましたが

　　　真相が解明されたので

　　　４月２４日の日記をご覧ください。