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カテゴリ:映画のお話
nanairowebさん 粒太さんのおすすめ (ありがとうございました)
ムン・グニョン パク・コニョン主演 パク・ヨンフン監督(純愛中毒) 「ダンサーの純情」 → 公式HP (ストーリー) 再起をめざすダンサー ヨンセ(コニョン)のもとに 中国から 姉の身代わりとしてやってきた チェリン(グニョン) しかし ダンスが踊れないと知り いったんは彼女を追い出すが 世間知らずの幼い少女のようなチェリンをほっておけず、自分のパートナーとして 育てることに が・・ヨンセの再起を邪魔する ライバルによりチェリンを奪われ そして彼もまたダンスのできない身体になってしまう・・・ チェリン役のムン・グニョンは「秋の童話」でもさんざん 泣かせてくれたけど この映画では 子役から女優としての成長を見せてくれました。 ダンスのレッスンを初めて受ける チェリンは中学生のようなジャージ姿 やがて レッスンを受けるうちに ヨンセのダンスに対する情熱と また彼自身に惹かれて 女の子から大人の女性へとその感情の変化 表情 とっても素敵でした。 ダンスも大変ハードな練習を相当積んだようで 劇中のダンスシーンも見事にこなしてました。 パク・コニョンはミュージカル出身の俳優さんですが 韓国にはまだこんな素敵な俳優さんがいたんですね。 彼のダンスの時の姿勢はとても 美しく もうそれだけでも目を奪われました。 演技もとても自然で ぶっきらぼうのなかにもあたたかさのみえるヨンセにぴったりでした。 初めは ぎこちなく 相手と身体をあわせられないチェリンに 「ダンスの時は自分を愛してくれ」というヨンセ 自分のリズムを感じて欲しいと・・ チェリンはそんな彼の思いに答え そして自分の中でどんどん彼の存在が大きくなっていきます。 ライバルに二人が引き離されても 自分のダンスを見て欲しい・・私はあなたと踊ってるの あなたのリズムを感じてるからと・・ ヨンセは自分の気持ちには気づいていたんだろうけど、もうダンスを踊れない自分は チェリンのパートナーにはなれないと思って身を引こうと思ったんでしょう。 でも、そんなお互いの気持ちを告白する 「偽装結婚」の取調べの場面・・ どんなに彼女を好きだったか・・どんなに彼を愛していたか? 始まりは嘘の関係だった・・でもいつのまにかそれが真実に・・・ あ~もうこのあたりで 完全にやられました。 (偽装結婚は チェリンが韓国にくるための入国の手段だったので・・ こういう事情は中国と韓国の関係が絡んでいるようです) 僕は彼女には何もしてあげられない だから彼女を好きになるのが怖かった そして、わかった あの時が人生で最も美しい瞬間だったことを・・・韓国映画にしては 悲劇したての結末でない ほんとにhappyなストーリーなのに なのに こんなに泣けてしまうんです。 シンプルなのに あまりにもピュアな感情が伝わってくるんです。 どんな 朽ち果てた現実にも きっと天使は舞い降りる(公式HPより) ひとかけらの希望を 与えてくれる そんな映画でした。 なんで これが単館上映なの~。こういう作品こそたくさんの人に観てもらえる シネコンでやるべきです。 ちなみに 私の地元では去年は「韓フェス」あったけど 今年はありません。 というわけで 名古屋シネマスコーレで観ました。 座席50席ほどのミニシアターでしたが なんと補助席(ただの折りたたみイス)まででる盛況ぶり 終焉後 あちこちで「よかったね~」と知らない方から声をかけられ とっても アットホームな感じの鑑賞会でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.21 21:51:38
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