ペコの日記

いきなりスプラッタな場面から始まるこの映画　→　公式HPストーリーはこちらから

主人公はサトエリふんする　超勘違い女　澄伽
あたしが女優のなれないのは妹のせい、世の中の見る目がないやつらのせいとばかり
プライドだけは誰にも負けないタカビーな女

姉にいびられながらも　ひたすら耐え・・その気持ちをホラーマンガで爆発させる
妹　清深。

ちょっとこの姉妹の関係から　「ゆれる」を思い出しちゃったけど
姉妹の関係はすさまじかったですね～。
あ～女って・・・こわい。

この姉妹の間にはいってブラックな映画をコメディにしてくれてたのが
兄嫁　永作博美さんの待子。
その昔アイドルやってた博美ちゃんもすっかり女優さんになりました。
もんもんともだえ　永瀬夫を襲っちゃうその姿や
呪の人形を作りながら歌う姿・・不気味な中にもかわいさが。
ちょっと存在自体がホラーなんですけど。

なんとも不思議な感覚のこの映画。
登場人物は悲惨な人間なのに　映像はポップで明るかったり
突然　マンガチックになったりで　ちょっと「下妻」や「嫌われ松子」風
ともすれば　後味の悪いこの作品を映像効果で救ってる感じもします。

それにしても　サトエリちゃんはこの役ははまり役ですね～。
こんなバービーのような女の子が田舎にいたらそりゃ目立つわ。勘違いもするわね。
足もしゅっと長くって　胸もぷるんぷるんで、ファニーなお顔で不思議な魅力。
けっこう　好きです。サトエリ。

原作は小説、漫画にもなってるそうで　もとは舞台でもやってたというこの作品
姉妹の関係をブラックユーモアたっぷりに描いたということですが
崩れていく人間関係・・「腑抜けども」っていうのは誰なんでしょうか？
この強烈な二人にはかなわない　なんとなくのほほんと暮らしてる私たちのことなのかな？

「お姉ちゃん、最高に面白いよ。」って清深ちゃん　あんたもそうとう面白いです。
この姉妹・・妹のが一枚上手かも？