こんばんは!
先日仕事で奈良に行った際、
少し早めにウチを出て~奈良国立博物館へ行ってきました!
その理由は…
9月28日(日)まで開催中の
「西国三十三所~観音霊場の祈りと美」を観るためです。
普段あまり美術館や博物館に縁がない僕なんですが…
偶然にもテレビでこの特別展が開催されているのを知り、
そしてこのポスターにもなっている「千手観音坐像」を見て、
「何かすごい!」と感じ…。
バリに行く前に、ぜひこの「千手観音坐像」を観とかなければ!と思い行ってきました。
今回の特別展には…
花山法皇の一千年ご遠忌を記念して三十三所の各霊場に伝わる~
国宝・重要文化財の仏像や掛け軸、巻物などが展示されているんですが、
そもそも~西国三十三所って何って話ですよね!?
四国八十八ヶ所(四国遍路)と同じく、
この西国三十三所も良く知られた巡礼の道として有名で、
奈良時代に長谷寺を開いた道徳上人によって始められた巡路だそうで、
その後、花山法王の中興を経て広がったと伝えられています。
そして霊場が三十三所に定められたのは…
「法華経」に説かれる観音菩薩が三十三の姿をあらわして
衆生を救済するという三十三身の教えに基づくと考えられているそうです。
なんか難しい話しやな!って思われるかも知れませんが、
簡単に言えば~
昔は僧侶の修行の1つとして行われていたのが…
霊場の信仰が浸透するにつれ~
民衆にも広がり、旅や社寺詣での流行とともに多くの参詣者で賑わうようになったそうです!
そんな西国三十三所の国宝・重要文化財の数々。
いや~すごかったです!
ホンマに行って良かったと思いました!!
展示されている~
千手観音坐像や十一面観音立像、毘沙門天立像などの仏像の数々は…
「これをホンマに人が作ったのか?」と思うほど、
それぞれに魂が宿っているように思いました!
よく、作り手が丹精込めて創る作品には…その人の魂が宿ると言いますが、
それとはまた違い、もともとそのものに魂が宿って生まれてきたように感じました。
そして~普段社寺などで拝観する仏像は
背面を見られることが少ないと思うんですが、
この特別展では…四方八方360度からじっくりと観ることが出来ます!
人と同じく、仏像も背中を見ていると…その人(仏像)自身を物語っているようにも感じました。
このようないろんな気づきを感じながら…
1つ1つゆっくりと観て回っているとあっと言う間に2時間が経ち、
その間何だか神の領域にいるような、
フワフワした不思議な感覚でした。
皆さんもぜひ奈良へ行かれた際は、
9月28日(日)まで開催されている
「西国三十三所~観音霊場の祈りと美」を
観に行ってみてはいかがでしょうか?
奈良国立博物館(近鉄奈良駅から徒歩15分)
0774-22-7771
http://www.narahaku.go.jp
開館時間 午前9時30分~午後5時
休館日:月曜日(9月15日は開館、16日は休館)
一般1200円(前売り1000円)
高校・大学生800円(前売り600円)
小・中学生500円(前売り300円)
*ちなみに10月18日(土)~11月30日(日)は
名古屋市博物館にて同じ内容で特別展を開催されるそうです!
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