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カテゴリ:詰将棋・フェアリー・作図
![]() 橋本孝治氏の「イオニゼーション」、昭和60年度の看寿賞長編賞受賞作の789手詰です。本作で用いられた『駒位置変換』がそれまでになかった画期的な機構でした。この『と金送り』+『持駒変換』+『駒位置変換』に『馬鋸引き』を掛け合わせて生まれたのが史上第1位の1525手詰「ミクロコスモス」です。 橋本氏自身は「ミクロコスモス」よりも「イオニゼーション」の方が好きだと言っています。その心は本人以外に知る由もない事かも知れませんが、何となく創作した過程における作者の気持ちのようなものが伝わってくるような気がします。「イオニゼーション」にはシンプルな純粋さのようなものがあるような・・・・・・ 今回から数回にわたってこの作品を(恐れ多くも)解説していきたいと思います。何しろ長手数ですから・・・・・・ ▲9四成桂 △8五玉 ▲8四と △7五玉 ▲7四と引 △6六玉 ▲5六と △同 玉 ▲5五と寄 △6六玉 ▲6五と △同 玉 ▲6七龍 △6六香 ▲6四と右 △5五玉 ▲5七龍 △5六歩 ▲5四と右 △4五玉 ▲4七龍 △4六歩 ▲4四と右 △3五玉 ▲3七龍 △3六歩 ▲3四と引 △2五玉 ▲2七龍 △2六歩 ▲2四銀成 △1五玉 ▲1四成銀 △2五玉 ▲2四と △3五玉 ▲3四と左 △4五玉 ▲4四と左 △5五玉 ▲5四と左 △6五玉 ▲6四と左 △7五玉 ▲7四と左 △8五玉 ▲8六歩 △同 飛 ▲8四成桂 △9五玉 ▲9七香 △9六桂 ▲同 香 △同 飛 ▲9四成桂 △8五玉 ▲8四と △7五玉 ▲7四と右 △6五玉 ▲6四と右 △5五玉 ▲5四と右 △4五玉 ▲4四と右 △3五玉 ▲3四と右 △2五玉 ▲1七桂 △同成香 ▲2四成銀 △1五玉 ▲1七龍 △1六歩 ![]() 74手目の局面です。出だしはと金を引いたりして趣向舞台を作っていきます。13手目6七龍に6六香と香の合駒をします。そして順に右に追いながら龍を右に1つずつ移動させて歩の合駒を発生させていきます。 一旦に左に戻って桂を入手してまた右に追い、74手目となり六段目に合駒の壁が出来上がりました。歩がズラリと並び、端に1枚だけ香がある・・・・・・これが前代未聞の『駒位置変換』の舞台で驚くべき長手数を生み出したのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.22 18:10:52
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