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テーマ:将棋について(1290)
カテゴリ:詰将棋・フェアリー・作図
先日あった大会で某プロの指導対局があって、その景品としての色紙に書かれていた詰将棋という事でそれを見た人が15手で詰ましたそうです。 僕は当日その場にいなくて後日聞いた話ですが、色紙には17手詰と書いてあったそうですが、ある人が言うには「15手で駒が余る」。そしてその手順を居合わせた人達で検討したらどうあがいてもその15手で詰むようです。 ▲4四桂 △同 歩 ▲4二金 △2二玉 ▲4四角成 △3三桂打 ▲3二金打 △1二玉 ▲1三歩 △同 桂 ▲2二金 △同 玉 ▲3三桂成 △1二玉 ▲2二成桂 迄 がその手順です。確かにこれで詰んでいます。 某プロは帰ってしまった後で質問のしようがなく、その場では誰も作為手順が分からなかったそうで謎を残したままお開きになったようです。 僕は作為の方は割と直ぐに分かったのですが、この余詰順の方が分からなかったので妙に感心してしまいました。 誰もが「おかしい」とは思っていたそうで、色紙の図は不正確で1筋に攻方の歩があって1三歩を消してあるのか?といった推測もされたそうです。 しかし作為が分からないとなると、「17手が間違いで、本当は15手なのか?」と判断をする人も現れるのかも知れません。詰将棋ファンと将棋ファンの間にあるギャップというものは存在するようで、その図に対する会話のやり取りを後から聞いてみて何となく感覚の『ズレ』のようなものを感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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