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カテゴリ:PC・ネット将棋・ゲーム・道具・玩具
先日指したソフトとの将棋です。
どうでもいい将棋だと思っていたのが、後になって布団の中で詰手順とか考えていると眠れなくなってきて……再現しようとしたら、どうも歩の数が合わないような気がするのですが……こんな事なら棋譜を保存しておけばよかったと後悔しました。 某ソフトですが、最強クラスの物とは比べ物にはなりませんが、まあまあ強くて手を焼いています。 時間が無制限なので(どうも自由対局以外は時間の設定が出来なくて、融通の利かないゲームだと思っています。負ける時は必ず粘りまくって駒を捨てまくった挙句に1手詰まで指すという、あまり質が良くない方です)、いくらでも腰を落として考えようと思えば考えられるのですが、我ながら方針が一貫していないいい加減な指し方でした。 図は、完全に押さえ込んでいた所から動いてみたら、読んでいない手を指されて包囲網が破れてしまった、といった状況です。 ▲4四歩 △同 飛 ▲4五歩 △2四飛 ▲3二龍 △4六銀 ▲1五歩 △5一金 ▲3一龍 △6二銀 ▲4三角 △4七桂 4四同銀でもそれ程自信はなかったですが(流石に瞬間角得なので悲観的だったかも)、2四飛とぶつけられてしぶしぶ3二龍。4六銀と先に銀を取られて、角か金のどちらを取るか迷いましたが角の方を。この後の3一龍は実にいい加減な手で、とても正しい手だとは思っていません。4一歩と受けられるとまずかったような気がします。 6九金の形だったらなあ、と思っている所へ4七桂がきました。 ▲4八角 △3七歩成 ▲同 角 △同銀不成 ▲2五歩 △4二歩 ▲2四歩 △4三歩 ▲3二歩成 △4八銀不成▲4二と △6一金 ▲2一飛 △4六角 2五歩と突いても2二飛と銀を取られてどのみち1枚損をします。どこで角を取らせるべきか迷いましたが、3七歩成、同角、同銀とは「はあ、こんな手でいいのか……」とボヤきながら指しました。 4二歩と指されて角2枚と飛1枚の交換です。2二の銀は場合によっては3三から活用するつもりでしたが、結局最後まで残ってしまいました。 先に4四歩を入れるか迷いましたが、単に3二歩成。 脅しをかけたつもりの2一飛に平然と4六角。何だか足元を見られている気分です。 ▲9五歩 △同 歩 ▲9三歩 △同 香 ▲8五桂 △3五角打 この端からのアヤのつけ方は、あまり読まずに指しています。3一龍も相手に委ねたような感じの手ですが、ここも似ていると言えば似ています。 3五角打でいよいよ自玉に詰みが見えてきました。この局面は9五香で簡単に良いだろうと思っていたのが、9四歩と受けられると容易でない事に気付きました。 ▲6一龍 △6八角成 ▲同 金 △6一銀 ▲同飛成 △6八角成 ▲同 玉 △5七金 ▲7七玉 △7九飛 1一銀と香を取ろうかとも思いましたが、 露骨な5七銀成に6九香が受けにならない事に気付きました。 よくよく読んでみると6一龍と行けるのではないのか、と思いました。直感的にそれは詰みだと思っていましたが、どうやらこれで勝っているのではないのか、と。 しかしこの手は大会で30秒の秒読みとか切れ負けで残り5分とかそういった状況では指せないと思いました。いや、思い切って行くのかも知れませんが。コンピューターに対しても怖い手です。 6一龍と指して、ソフトの反応を見ると直ぐには指さない。やはり詰みはないな、とカンニング的に自玉の安全を確認していました。 6八角成を入れて6一銀とは変わった手順だなと感じました。5七金と打たれて、逃げ方が色々あるなと思いましたが、何となく上へ。そして7九飛と打たれて、ここでも勝ち方が何通りもあって迷いました。 ▲7八銀 △7一金 ▲9四桂 △同 香 ▲9三角 △同 桂 ▲同桂成 △7三玉 ▲7一龍 △同 銀 ▲8五桂 △8四玉 ▲9四成桂 △同 玉 ▲9三金 △8四玉 ▲9四金打 △8五玉 ▲8六歩 まで 何を合いしてもよさそうだし(金は流石に使い辛いですが)、8六玉とかわしてもいい。人間相手なら8六玉を選んでいたでしょう。 しかし7五金、同歩、同飛成、9七玉、9六歩、8八玉、9七歩成以下しばらく手が続きます。ソフトの癖で必ずそれをやってくるだろうと思いました。それよりも合いをすれば早く手番が回ってくるという、ただそれだけの理由で合駒をしたのでした。 そしてようやくの受けに回る7一金。ここで若干の違和感を覚えました。が、その時は深く考えずに詰ましに行きました。 今その違和感の正体が分かりましたが、それは詰むのに7八同飛成のようにいつもやる手数伸ばしをしなかった事です。それを考えると、8六玉とかわしても7五金と打ってきたかどうか分からない事になります。 さてここからの詰手順ですが、9四桂でも9三桂成でもどちらでも詰みだろうと思っていました。 9三桂成以下の一例を挙げると、同玉、9五香、9四歩、同香、同玉、9五歩、同玉、9六香、同玉、8六金、9七玉、8八角、9八玉、8九角、同飛成、同銀、同玉、9九飛、という珍しい手順もあります。 本譜の9四桂の方が分かり易いだろうと思ったのですが、9三同桂成に7三玉を軽視していました。 単に8五桂でも、以下8四玉、9三成桂、同玉、9五香、8五玉、8六歩で詰みだろうと思っていたんですが、どうもこれがおめでたい感覚のようでした。 7一龍と金を補充出来る事に気付いて、単に8五桂でもどちらでも良いと思いながらの7一龍だったのですが、後になって単に8五桂の後を読んでいると、これがなかなか詰まない…… それが眠れない原因となったのでした。 今見ると8五桂、8四玉、9四成桂、同玉、9五香、8五玉に8六歩ではなく8六香で以下9五玉、9六歩、9四玉、8五角、9三玉、9四金、9二玉、8三金、同玉、7四角、同玉、7一龍、7三金、7五歩、6三玉、7四金、5三玉、7三龍の順で詰んでそうですが、ちょっとこれは持時間のある将棋で指せるかどうか……という感じです。 くだらない将棋に局面図を多用してしまいましたが……色々考える材料はあるようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.08.31 16:17:51
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