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プロ棋界・プロ棋士・将棋連盟

2019.07.25
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藤井聡太データベース7です。

 第46回将棋大賞、勝率1位 藤井聡太七段 45勝8敗 0.849(2年連続2回目)。升田幸三賞 藤井聡太七段(7七同飛成)(第31期竜王戦ランキング5組決勝、対石田直裕五段戦)。
 第16回詰将棋解答選手権、1位藤井聡太(名古屋会場)98.5点145分。(2位斎藤慎太郎(名古屋会場)96点175分)

 通算131勝24敗、勝率0.8451。

1月24日(木) 第32期竜王戦4組     〇 後手 126手 村田智弘六段(37) 相懸り
1月30日(水)   棋王戦         〇 後手 82手 中村亮介六段(33) 四間飛車
2月5日(火)    順位戦C1 SW6時間 ● 先手 136手 近藤誠也五段(22) 角換わり腰掛銀
2月12日(火) 第69期王将戦一次予選3時間〇 先手 153手 池永天志四段(25) 角換わり腰掛銀
2月16日(土)   朝日杯 準決勝 40歩 〇 後手 120手 行方尚史八段(45)
               決勝      〇 後手 128手 渡辺明棋王(34) 相居飛車 雁木
2月19日(火)銀河戦 Eブロック7回戦   〇 先手 109手 近藤誠也五段(22) 角換わり腰掛銀
某日      銀河戦      8回戦   〇 先手 93手  畠山鎮七段(49) 相居飛車
3月5日(火)    順位戦C1 SW6時間 〇 後手 126手 都成竜馬五段(29) ゴキ中
3月8日(金)  竜王戦4組         〇 後手 112手 畠山成幸八段(49) 相懸り
3月11日(月) 棋聖戦 二次予選 3時間  ● 後手 127手 久保利明王将(43) 四間飛車
3月27日(水) 竜王戦4組         〇 後手 110手 中田宏樹八段(54) 相矢倉
4月12日(金) 王将戦 一次予選      〇 後手 92手 森内俊之九段(48) 矢倉
4月19日(金) 銀河戦 E9回戦      〇 先手 67手 行方尚史八段(45) 相居飛車
             E10回戦     〇 先手 105手 阿久津主税八段(36) 坂田流向飛車
4月24日(水) 竜王戦4組         〇 先手 127手 高見泰地叡王(25) 角換わり
5月9日(木)  王将戦 一次予選      〇 後手 96手 北浜健介(43) ゴキ中
5月15日(水) 棋王戦           〇 先手 139手 牧野光則五段(31) 角換わり
5月23日(木) 銀河戦 E11回戦     ● 後手 105手 豊島将之 名人・王位 相懸かり
5月28日(火) 棋王戦 予選        ● 後手 95手 都成竜馬五段(29) 相懸かり
5月31日(金) 竜王戦 4組決勝      〇 後手 94手 菅井達也七段(27) ゴキ中(千日手指し直し・坂田流三間)
6月3日(月)  王座戦 ベスト16     ● 後手 139手 佐々木大地五段(24) 相懸かり
6月11日(火) 棋聖戦 一次予選      〇 後手 108手 東和男八段(63) 矢倉
                       〇 先手 95手 伊奈祐介六段(43) 相懸かり
6月18日(火) 順位戦C1         〇 後手 118手 村田顕弘六段(32) 相懸かり
6月22日(土) 王将戦 一次予選決勝    〇 先手 91手 千田翔太七段(25) 矢倉
6月28日(金) 竜王戦 本戦2回戦     〇 後手 96手 近藤誠也六段(22) 角換わり腰掛銀
7月2日(火)  順位戦C1         〇 先手 47手 堀口一史座七段(44) 角換わり
7月5日(金)  竜王戦 本戦3回戦     〇 後手 184手 久保利明九段(43) ゴキ中
7月18日(木) 王将戦 二次予選1回戦   〇 先手 141手 佐藤康光九段(49) 相居飛車
7月23日(火)  竜王戦 本戦       ● 先手 146手  豊島将之名人・王位(29) 角換わり

<非公式>
5月25日(土) 瀬戸将棋まつり 公開対局 〇 木村一基九段

第2回AbemaTVトーナメント
7月7日(日)放送  増田康宏六段 〇〇
7月14日(日)放送 木村一基九段 〇●〇
7月21日(日)放送 糸谷哲郎八段 〇●〇 優勝






Last updated  2019.07.25 12:14:48
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2019.03.29
(*図面では後手の持駒が表示されていませんでした。いずれの局面も後手の持駒は角桂香歩です)

 3月27日に行われた第32期竜王戦4組ランキング戦の中田宏樹八段ー藤井聡太七段戦の終盤での大逆転の場面について、なるべく将棋の分からない人に分かるものを目指して書いてみたいと思います。
(誰が読むんだ、だからどうした、という話ですがまあ実験のようなものです)

 下の図は101手目、先手の中田八段が5四歩と後手の5三銀の頭を歩で『叩いた』局面です。

 この手は厳しい手で、放っておけば次に5三歩成と後手玉の側近の銀を取られて『まむし』と呼ばれると金が出来て更に王手となります。
 王手とは絶対的な手で「所沢の東吉も王手にゃ逃げる」という言葉もあるくらいです。

 後手としては銀の処置をどうするかですが、これがどう応じても具合が悪いのです。銀を動かすとすれば①4四銀②5四同銀③6二銀の3通りです。
 ①の4四銀は駒損を避けるには(この最終盤でその考え方はあまり意味が無いですが)この手が自然ですが、5四歩の『楔(くさび)』を残したまま玉の側面がガラ空きになって上部への逃げ道を自ら塞いでしまい生きた心地がしません。
 ②の5四同銀の方がまだましに見えますが、この手も自玉の下の風通しが良く、先手に左右の銀取りの選択肢を与えます。
 ③の6二銀……これはタダです。しかし藤井七段の指した手はこの6二銀で下の局面となりました。

 102手目6二銀。
 この手は一体何なんでしょう?
 6二同龍として先手必勝に見えます。一体どういう理由で藤井七段は6二銀と指したのか……?

 また6二同龍以外に指す手はあるのでしょうか? 3四桂とこちらの銀を取る手もあります(実際はこの3四桂が最善手だったようです)。他にも指す手はあったようです。

 6二同龍は絶対ではありません。しかし後手玉に迫るにはこの手が一番強力で確実な手です。
 銀という敵玉を仕留めるために大変に役立つ駒、しかも敵玉の守りの要である側近の銀をはぎ取りながら龍が一路接近する。

 6二同龍とすれば、もうこれは後手に受けはありません。絶体絶命の状態です。

 しかし逆にこの6二の銀を取れないとすると、何だかこれは癪に障る銀にも思えます。龍の横利きを遮って敵玉が何だか遠くなったような、図々しく居座ったような銀です。

 迫りくる敵兵に、手にしていた盾をポンと放り投げるような手。「何だ、この盾は?」。簡単にどかせるじゃないか、いやこっちの手持ちに出来るじゃないか。だけど取れないとしたら何だか邪魔だな、そんな感じのする手です。

 この銀は取れるのか、それとも取れないのか?

 取れないとするならば、一体どういう理由が考えられるのでしょうか?
 そもそも藤井七段は何を考えてこの6二銀を指したのでしょうか?

 中田八段は残っていた3分の持時間全てを投入して、6二同龍と指しました。それが下の図です。

 103手目、6二同龍。 
 もう後手玉は助かりません。

 今まで耐えに耐えてガードをしてきたその藤井七段のガードがついにはじけてしまったかという局面。ガラ空きとなった顔面へフィニッシュブロウを放とうと中田八段が前に出た所です。
 しかしそこで待っていたのは必殺のカウンターでした。

 この103手目6二同龍の局面で先手勝ちの局面が一転して大逆転、後手の藤井七段の勝ちが確定したのでした。
 とんでもないどんでん返し。中田八段にとっては天国から地獄へと一気に転落した瞬間でした……

 6二銀を取れない理由、取ってはいけない理由。それは7筋にいた龍が6筋にどいてしまって、7筋の自玉への守りにも利いていた龍の利きがなくなる事。

 それは中田八段も分かっていたと筈なのです。
 しかし、6二同龍が敵玉に迫るには一番強力な手。それに代わる手というのは、6二同龍と比べるとどれもややボンヤリした感じがします。その先にはまだ難しい闘いが続く予感がします。

 そして龍が7筋からズレると自玉の危険度が上がるとはいえ、本当に自玉が詰むのかどうか、それが読み切れなかったのだと思います。
 だから詰まない方へ賭けたという事でしょう。

 少し角度を変えて、藤井七段の6二銀と指した理由として考えられるのはーー

 他に指す手がなかった。時間に追われ、やむを得ず指した。4四銀もダメ、5四同銀もダメ、順番に読んでいき6二銀を考えていた所で秒読みに迫られ……何だかウソくさく見えるかも知れませんが『捨て鉢』とも言えるような手です。高層ビルでの火災にでも巻き込まれたような……建物の内側からの火が迫って追い詰められて、堪らずに窓から飛び降りたような……
 本当に負けの局面というのは指す手がないものです。精神錯乱に近い状態で手を動かすという事もあるものです。

 そして、当然6二銀を取ってしまうと先手玉に即詰みが生じる事を読み切っていた事は考えられます。

 次に即詰みを完全に読み切ってはいないけど、「粗方詰みだ」或いは「ほぼ詰みだ。詰んでいるはず」という考えで指したという事もあります。(これは勝ち寄りの考え方ですが)

 それから、「詰むかも知れない?」という考えで指したという事も有り得ます。これはやや弱い考え方ですが、龍をどかす事で最後に詰むかどうかに賭けてみよう、というものです。(これは負け寄りの考え方です)

 更に考えられるのは『時間稼ぎ』です。実は龍はどかさなくても詰んでいた。そのままでも詰んでいたけど、秒読み中で1分でも読む時間を稼ぐために1手余計な手を指して時間を稼いだ。
 本譜ではそんな事はなかった訳ですが、これは局面が変わり条件が変われば実戦では起こり得る事です。

 読み切れるならば読み切るのが一番良い。だけどそれが出来ない場合、そこに『推理』だとか『賭け』だとかいった要素が入り込んできたりします。
 実戦の限られた持時間の中で、序盤・中盤と過ぎてきて迎えたこの最終盤。彼我の力の比較ーーどこまで自分を信じられるか、また相手の力をどう見るか。それまでの流れが微妙に精神状態に影響を与え……
 どう時間を投入しどこで決めに出るか。『勝負勘』によって『判断』して指し手を決めます。

 中田八段が自玉が詰まない方に『賭けて』6二同龍と指すのも尤もなのです。プロでも読むのが難しい詰手順、だけど秒読みの中で藤井七段は読み切っていました。持駒が1枚も余らない、実に見事な即詰みでした。

「将棋は『勝った』と思った瞬間が一番危ない」とはよく言われますが、中田八段がとどめを刺しに前に出るのがやや早かったという事になります。もう少し間合いを保っていれば勝ちに結び付いていたでしょう。(それにしても中田八段の悪手はこの6二同龍のたった1手ではないでしょうか)

 ずっと中田八段が押していた将棋です。激闘12時間。午前10時に始まった対局が、午後10時を過ぎての終局。
 ずっと先手が有利に進めてきて、最後の5分で形勢が引っくり返りました。

 中田八段にもう少し時間が残っていれば、この6二銀の罠も見破れたのではないかと思います。藤井七段も耐えに耐えながら相手にもダメージを与えてきた。それが中田八段の時間を削ってきた訳です。

 将棋というのはつくづく『我慢比べ』である事を教えられた将棋でした。そして改めて藤井七段の終盤力を見せつけられた将棋でした。

 この将棋を引っくり返す、それが藤井七段の底力というものなのでしょう。そして中田八段が強かったからその力を引き出したとも言えます。どちらか一方だけが強くても名局は生まれません。


(追記)6二銀のような手を指す理由としては『ブラフ』というのもあります。『はったり』ですね。
「この銀は取れると、本気で思っているのか?」「俺を誰だと思ってる」「俺は藤井聡太だぞ。そんなおかしな手を指すとでも思うのか? 考えてもみろ」「取れるのか? さあ、取ってみろ。ほら、どうした」
(何だか、どういうキャラクターなのかよく分かりませんが……)
 実は取られると困るのだけれど、いかにも何かあるぞと見せかける。
 その手は中身があるのか、それともないのか? 心理戦を挑む訳です。

 ダニエル・J・ダービーとのポーカー勝負で空条承太郎がやったようなものですね。諸葛孔明の用いた『空城の計』とか。

 または単なる見落としとか。自信満々で指したその手は、実は読み抜けていた。

 また、自信の度合いにも色々あって……色々考えていくと、かえって取り留めのない文章になっていきそうです……






Last updated  2019.03.30 02:05:33
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2019.01.20
藤井聡太データベース6。100勝目でもなく年の境目でもなく、ちょっと中途半端な時期ではありますが。
 通算106勝18敗、勝率0.855。今年度35勝6敗、勝率0.854。

8月11日(土)19時 叡王戦 1時間    〇 先手 63手 木下浩一七段(50) 相居飛車(陽動居飛車?)
8月24日(金) 棋聖戦 1時間       〇 後手 82手 里見香奈女流五冠(26) ゴキ中
8月28日(火) 順位戦C1 SW6時間   〇 後手 112手 青野照市九段(65) 相懸り
8月31日(金) 新人王戦  3時間      〇 後手 84手 近藤誠也五段(22) 角換わり腰掛け銀        
9月3日(月)  棋王戦 本戦2回戦     ● 後手 133手 菅井竜也王位(26) ゴキゲン中飛車
9月14日(金) 王位戦           ● 先手 138手 山崎隆之八段(37) 角換わり 早繰り銀・腰掛銀
9月17日(月) 叡王戦           ○ 先手 111手 小林裕士七段(41) 相居飛車(後手角交換拒否)
         叡王戦 七段予選決勝    ○ 後手 134手 千葉幸生七段(39) 相懸り
9月25日(火) 新人王戦 準決勝      ○ 後手 114手 青嶋未来五段(23) 矢倉 先手右玉
10月10日(水)新人王戦 決勝 第1局   ○ 後手 112手 出口若武(23) 相懸り 関西将棋会館
10月17日(水)新人王戦 決勝 第2局   ○ 先手 105手 出口若武(23か24)角換わり腰掛銀
10月23日(火) 順位戦C1 SW6時間  ○ 先手 111手 千葉幸生七段(39)角換わり腰掛銀
10月31日(水) 棋聖戦 一次予選     ○ 先手 101手 村田顕弘六段(32) 相居飛車
                       ○ 先手 107手 今泉健司四段(45) 四間飛車 イビアナ
11月20日(火)順位戦C1 SW6時間   ○ 後手 78手 増田康宏五段(21) 中飛車 エルモ囲い
11月23日(金) 叡王戦 本戦1回戦    ● 後手 135手 斎藤慎太郎(25) 角換わり
12月12日(水) 第27期銀河戦 Eブロック 5回戦 ○ 佐藤慎一五段(36) 放送 2/5
                 6回戦   ○ 阿部健治郎七段(29)    放送3/5
12月18日(火)順位戦C1 SW6時間   ○ 後手 88手 門倉啓太五段(31) 四間飛車藤井システム 左美濃
12月25日(火) 棋聖戦 二次予選     〇 後手 120手 大石直嗣七段(29) 角換わり
12月28日(金) 棋王戦 一次予選     〇 後手 84手 村田顕弘六段(32) 陽動振飛車
1月8日(火)  順位戦C1 SW6時間関西 〇 先手 91手 富岡英作八段(54) 角換わり腰掛銀
1月20日(日) 第12回朝日杯ベスト16  〇 後手 98手 稲葉陽八段(30) 角換わり腰掛銀
          ベスト8 CC40分1分 〇 後手 96手 糸谷哲郎八段(30) 角換わり早繰り銀

<非公式>
12月7日(金) 新人王記念対局        〇 先手 89手 豊島将之王位棋聖(28) 角換わり腰掛銀
12月9日(日) 将棋プレミアムフェスin名古屋2018 ○ 後手 120手 佐藤天彦名人(31) 角換わり腰掛銀
12月15日(土) 新人王・女流アマ名人記念対局 〇 角落ち 99手 野原未蘭女流アマ名人






Last updated  2019.01.20 17:08:54
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2018.08.01
 藤井聡太データベースの5です。

 4月5日の古森戦は重複しますが新年度からの対局という事で再度掲載します。

4月5日(木) 棋王戦予選          〇 先手 145手 古森悠太四段(22) 角交換四間飛車
4月10日(火) 竜王戦5組 SW5時間   〇 後手 136手 阿部光瑠六段(23) 角交換 早繰り銀対右玉 
4月24日(火) 棋王戦予選 4時間     〇 先手 133手 大石直嗣七段(28) ダイレクト向飛車
5月7日(月) 王座戦 本戦ベスト16    〇 後手 100手 屋敷伸之九段(46) 角換わり
5月18日(金)竜王戦5組ランキング戦準決勝 〇 後手 72手 船江恒平六段(31) 角換わり
6月1日(金)   棋王戦 予選決勝     〇 先手 95手 中村亮介六段(32) 四間飛車 角交換 居飛車穴熊
6月5日(火) 竜王戦5組決勝        〇 後手 96手 石田直裕五段(29) 角換わり
6月11日(月)NHK杯1回戦(7/15放送)● 後手 今泉健司四段(44) ゴキゲン中飛車 左美濃
6月22日(金) 王座戦 ベスト8      〇 後手 120手 深浦康市九段(46) 相居飛車
6月25日(月) 竜王戦 本戦トーナメント  〇 後手 104手 都成竜馬五段(28) 相居飛車
6月29日(金) 竜王戦 本戦トーナメント  ● 後手 125手 増田康宏六段(20) 相居飛車
7月3日(火) 順位戦C1 SW6時間     〇 先手 111手 豊川孝弘七段(51) 向飛車 左美濃
7月6日(金) 王座戦 準決勝        ● 後手 103手 斎藤慎太郎七段(25)相居飛車
7月18日(水) 銀河戦 予選 25分30秒 〇 後手 80手 藤原直哉七段(53) 相居飛車 矢倉
7月20日(金) 順位戦C1 SW6時間   〇 後手 104手 森下卓九段(51) 相居飛車
7月28日(土) 新人王戦  ベスト16   〇 後手 132手 矢代弥六段(24) 角換わり腰掛銀
7月31日(火) 順位戦C1 SW6時間   〇 先手  75手 西尾明六段(38) 横歩取り 青野流


 通算100局目で85勝15敗。
 中原誠16世名人と並び史上1位タイとのこと。

 将棋年鑑が届きました。それによってTV対局の収録日が分かりました。
(放送日の情報等が若干違っているのですが、確認する手段が今の所ありません……)

9月22日(金) 銀河戦 10/26(木)放送〇 先手 111手 藤倉勇樹五段(38)
 <同日>    銀河戦 11/23(木)放送● 先手 88手 上村亘四段(30)

11月13日(月)67回NHK杯 12月10日(日)放送● 後手 169手 稲葉陽八段(28)

 ついでに、デビュー以来の公式戦の星の並びを記しておきます。(|は年度の境目です)

2016 〇
2017 〇〇〇〇〇〇〇〇〇|〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇●〇〇●〇〇〇●〇〇〇〇●●〇●〇〇〇●〇〇〇〇〇〇〇〇●〇〇●〇〇〇●〇
2018 ●〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇●|〇〇〇〇〇〇〇●〇〇●〇●〇〇〇〇






Last updated  2018.08.01 02:07:30
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2018.04.06
 藤井聡太データベースの4です。

1月6日(土) 王位戦           ● 先手 104手 大橋貴洸四段 横歩取り 
1月11日(木) 第31期竜王戦5組    〇 後手 80手  中田功(50) 三間飛車
1月14日(日) 朝日杯 ベスト16    〇 後手 54手 澤田真吾六段 角換わり
            ベスト8      〇 先手 121手 佐藤天彦名人(29) 横歩取り
1月19日(金) 順位戦          〇 先手 77手 矢倉規広七段(43) 四間飛車
1月25日(木) 王座戦 一次予選決勝   〇 先手 133手 村田智弘六段(36)角換わり
2月1日(木)  順位戦          〇 後手 114手 梶浦宏孝四段(22) 相懸り
2月5日(月)  王将戦          〇 後手 230手 南芳一九段(54) 三間飛車
2月8日(木)  棋王戦          〇 後手 102手 牧野光則五段(29) 矢倉
2月14日(水) 49期新人王戦      〇 先手 85手 古森悠太四段(22) 角交換四間飛車
2月17日(土) 朝日杯準決勝       〇 先手 119手 羽生善治竜王(47)相居飛車
            決勝        〇 先手 117手 広瀬章人八段(31)角換わり腰掛銀
2月23日(金) 王座戦二次予選      〇 後手 96手  畠山鎮七段(48) 相矢倉
3月1日(木) 竜王戦5組         〇 先手 127手 阿部隆八段(50) 相居飛車
3月8日(木) 王将戦一次予選       〇 先手 111手 杉本昌隆七段(49)四間飛車
3月15日(木) 順位戦          〇 先手 85手 三枚堂達也六段(24) 横歩取り 青野流
3月22日(木) 王座戦二次予選      〇 先手 89手 糸谷哲郎八段)(29)坂田流向飛車
3月28日(水) 王将戦一次予選      ● 後手 137手 井上慶太九段(54) 相矢倉(後手急戦)  
   
4月5日(木) 棋王戦予選         〇 先手 145手 古森悠太四段(22) 角交換四間飛車


 2月1日のC2順位戦9回戦でC1昇級を決め五段昇段、2月17日の朝日杯優勝で全棋士参加棋戦優勝により六段昇段。3月15日のC2順位戦で10連勝、昇級枠3名の中の1位。
(2017年度)第45回将棋大賞で特別賞と新人賞、そして最多対局賞73局、最多勝利賞61勝、勝率1位賞61勝12敗 0.836、連勝賞29連勝(2016/12/24~2017/6/26)を受賞(いずれも初)。名局特別賞も受賞(第11回朝日杯オープン戦決勝 藤井聡太五段ー広瀬章人八段戦)
 ちなみに1~3月にあげた16連勝も連勝部門で2位でした。

 (非公式戦)
AbemaTV 若手v.s.トップ 魂の7番勝負
放送 10月14日(土)行方尚史八段(43)対局収録 8月29日(火) ○ 後手 132手 矢倉

12月10日(日)午後3時 将棋プレミアムフェスin名古屋 後手 ○ 106手 久保利明王将 中飛車

 それから3月25日の第15回詰将棋解答選手権チャンピオン戦で満点で1位(2位、宮田敦志)、4連覇を達成しました。






Last updated  2018.04.06 11:45:12
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2017.12.31
 藤井聡太ベータベースの3です。

 まずは3月1日(水)の第67期王将戦1次予選1回戦の有森浩三七段(54)戦ですが、後手72手向飛車対天守閣美濃という情報が入りました。以下は8月22日~12月28日の対局のデータです。
(まだ不完全で、いずれまとめたいと思っていますが……)

8月22日(火) 朝日杯2回戦 ○ 後手 166手 大石直嗣六段(27) 相懸り 
         朝日杯3回戦 ○ 後手 146手 竹内雄悟(29)   三間飛車
8月24日(木) 棋王戦 本戦 ● 後手 87手  豊島将之(27) 角換わり腰掛け銀(千日手指し直し)
9月2日(金)  加古川青流戦 ● 後手 131手 井出隼平四段(26) 三間飛車 左美濃
9月3日(日) NHK杯   ○ 後手 94手  森内俊之九段(46) 矢倉 右四間
9月7日(木) 新人王戦   ● 後手 121手 佐々木大地四段(22) 相懸り
9月14日(木) C2順位戦 ○ 先手 119手 佐藤慎一五段(35) 矢倉(角交換拒否)
9月20日(水) 王座戦一次予選 ○ 先手 63手  小林健二九段  角交換振飛車
9月25日(月) 銀河戦   ● 88手 上村亘 横歩取り
9月27日(水) 棋聖戦一次 ○ 後手 154手 竹内雄悟四段 ゴキ中
10月6日(金) 朝日杯一次決勝 ○ 先手 95手  宮本広志五段 ゴキ中
10月9日(月) 叡王戦   ○ 後手 104手 佐々木大地四段 相懸り
        叡王戦 四段予選決勝○ 先手 111手 杉本和陽四段(26) 三間飛車
10月12日(木) C2順位戦  ○ 後手 88手 星野良生四段(29) ゴキ中 後手超速
10月19日(木) 王位戦 予選   ○ 後手 110手  小林裕士七段(41) 相懸り
10月26日(木) 銀河戦(放送日)111手 藤倉勇樹五段(38) 三間飛車 居飛車穴熊
11月2日(木) C2順位戦  ○ 後手 70手 脇謙二八段(57) 相懸り
11月21日(火) 王座戦   ○ 後手 126手  平藤真吾七段(54) 相居飛車 力戦
11月23日(木) 銀河戦(上村戦放送日)
11月24日(金) 第59期王位戦予選 ○ 先手 67手 北浜健介八段 ゴキ中 超速
11月29日(水) 棋聖戦 一次予選 ● 先手 100手 大橋貴洸四段(25) 横歩取り
12月7日(木) C2順位戦   ○ 先手 145手 高野智史四段(23) 角交換拒否
12月10日(日) 67回NHK杯 ● 後手 169手 稲葉陽八段(28) 相懸り
12月15日(金) 朝日2次予選 ○ 後手 102手 屋敷伸之九段(45) 矢倉
                       ○ 後手 100手 松尾歩八段(37) 中飛車穴熊
12月23日(土) 叡王戦 本戦1回戦  ● 後手 166手 深浦康市九段(45)
12月28日(木) 王座戦 一次予選   ○ 先手 109手 豊川孝弘七段 相居飛車


 以下は参考までに各棋戦の持時間を書いておきます。

竜王戦 タイトル戦 8時間 本戦 本戦&ランキング戦 5時間 残留決定戦 3時間(チェスクロ)
名人戦 9時間 順位戦 6時間(B級2組以下はチェスクロ)
叡王戦 段位別予選 1時間(チェスクロ) 本戦 3時間(チェスクロ)
    タイトル戦 1~6局 1時間 3時間 5時間(各チェスクロ) 第7局 6時間
王位戦 タイトル戦 8時間 リーグ&予選 4時間
王座戦 5時間
棋王戦 4時間
王将戦 タイトル戦 8時間 本戦リーグ 4時間 予選 3時間
朝日杯 40分
銀河戦 本戦 15分+1分単位で10回の考慮時間(チェスクロ) 秒読 30秒
    予選 25分 秒読 30秒
NHK杯 本戦 10分+1分単位で10回の考慮時間(チェスクロ) 秒読 30秒
     予選 20分 秒読 30秒
JT杯日本シリーズ 10分 +1分単位の考慮時間5回(チェスクロ) 秒読 30秒
新人王戦 3時間
上州YAMADA杯 20分(チェスクロ) 秒読 30秒
加古川青流戦 1時間(チェスクロ)






Last updated  2017.12.31 00:22:57
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2017.09.09
ここのところ藤井四段の負けが目立ってきたように思います。連勝中は強い部分だけが目に付き弱点が見えていなかったような気がします。
 渡辺竜王も「もう少しサンプルが欲しい」と言っていたくらいです。

 以前から僕は、もしも知識や経験を詰め込めるとしたら最も強いのは何歳くらいか? という事を考えていました。
 無茶な条件ですが(知識を詰め込み、経験の差がなく同等ならと言うべきなのか?)、そうなれば体力のある時期もしくは反射神経の鋭い時期という事になります。

 TVゲームでシューティングゲームというのがありますが、かつては優れたプレイヤーを『A級シューター』という呼び方をしていました。(今はどうなんだろう?)
 そのA級シューターの年齢層は14~21歳だったか(12歳~だったか?)。まさに反射神経命のゲームですから。

 将棋においても特に秒読みでは反射神経が鋭ければ有利になります。反射神経という言葉がピンとこなければ『頭の回転』と置き換えてもいいかと思います。

 谷川九段が全日プロで森内九段に敗れた時に「20歳の頃が一番強かった」と嘆きました。
 升田幸三九段は「自分は六段の頃の方が強い部分は一番強かったような気がする」と言いました。
 米長九段も「将棋が上手くなるということは、退歩していることになるのではないか」と言いました。

 しかしそれが将棋の全てではないようです。(結局、無茶な条件はクリア出来ない)
 羽生2冠が7冠王になったのが25歳。25歳くらいが色んな要素が充実した最強の時期というのが定説のようです。

 とにかく藤井四段はこれからの棋士です。
 あれこれ結論めいた事を言う気の早い人もいるようですが、今何を言っていても1年後・2年後には撤回する事になるのではないでしょうか。

 藤井四段の何が凄いのか。
 どれだけ勝っても、どれだけ連勝しても満足せず、貪欲に強くなる事・勝つ事を望む。どれだけ騒がれても注目されても、浮かれない。自分のペースを守る。

 これに尽きるのではないでしょうか。こんな事は教えたところで到底身に付くものとは思えません。祖母から「勝って奢るな、負けて腐るな」と教えられたという事もあるでしょうが、やはり持って生まれた本人の資質という気がします。

……どうも書いていて、何を今更的な思いがしてなりません。何を当たり前の事を書いているのやら。書く事に何か意味があるのか? という気がしています。

 ついでに予言というか予想をしておきます。
 藤井四段は進学しないような気がします。
 これは個人の勝手な予想に過ぎません。本人がどちらを選択しても立派な決断だと思います。






Last updated  2017.09.09 13:41:32
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2017.08.16
藤井聡太データベースの2です。

 8月15日の公式戦39局目までです。今回は手数と戦型を可能な限り書きました。3月1日の対有森浩三七段戦の情報をまだ得ていない、戦型の細かい部分について書き切れていない等まだ不完全ではありますが。
 また8月中に藤井四段関連の本が3冊刊行されます。

「藤井聡太 新たなる伝説」(別冊宝島)896円(大型)宝島社(8月21日発売)
「藤井聡太 名人をこす少年」津江章二著 1404円(ソフトカバー)日本文芸社(8月23日発売)
「天才棋士降臨・藤井聡太 炎の七番勝負と連勝記録の衝撃」1490円(ソフトカバー)マイナビ出版(8月28日発売)


2016年
12月25日(土) 第30期竜王戦6組1回戦 ○ 後手 110手 加藤一二三九段 相矢倉
2017年
1月26日(木) 第43期棋王戦予選2回戦 ○ 先手 85手 豊川孝弘七段 角換わり
2月9日(木)  竜王戦6組2回戦  ○ 後手 48手 浦野真彦八段 角換わり(棒銀)
2月23日(木) 第67回NHK杯予選 ○ 先手 87手 浦野真彦八段 角換わり(変則)
          ○ 先手 127手 北浜健介八段 ゴキ中対超速
          ○ 先手 111手 竹内雄悟四段 四間飛車
3月1日(水) 第67期王将戦1次予選1回戦 ○ 後手 有森浩三七段
3月10日(金) 第48期新人王戦2回戦 ○ 後手 144手 大橋貴洸四段 角換わり
3月16日(木) 竜王戦6組3回戦 ○ 先手 107手 所司和晴七段 角換わり
3月23日(木) 棋王戦予選3回戦 ○ 先手 127手 大橋貴洸四段 三間飛車対イビアナ
4月4日(火) 王将戦1次予選  ○ 後手 104手 小林裕士七段 角換わり
4月13日(木) 竜王戦6組 ○ 先手 127手 星野良生四段 角交換拒否 矢倉
4月17日(月)NHK杯戦1回戦 ○ 後手 90手 千田翔太六段 角換わり腰掛け銀(5月14日放送)
4月26日(水) 棋王戦予選  ○ 後手 140手 平藤真吾七段(53) 角換わり
5月1日(月)  竜王戦6組準決勝 ○ 後手 90手 金井恒太六段(30) 矢倉 左美濃急戦
5月4日(木) 新人王戦3回戦 ○ 先手100手 横山大樹アマ(26)(赤旗名人)相懸り
5月12日(金) 王将戦 ○ 後手 84手 西川和宏六段(32) ゴキ中
5月18日(木)第7期加古川青流戦2回戦○ 後手 120手 竹内雄悟四段(29) ゴキ中
5月25日(木)竜王戦6組決勝 ○ 後手 102手 近藤誠也五段(20) 相懸り
6月2日(金) 棋王戦予選決勝 ○ 先手 155手 澤田真吾六段(25)(千日手指し直し)角換わり
6月7日(水) 上州YAMADA杯チャレンジT ○ 先手 93手 都成竜馬四段(27)相懸り系
            ○ 先手 139手 阪口悟五段(38) 四間飛車(→三間)
            ○ 先手 141手 宮本広志五段(31) 四間飛車 相穴熊
6月10日(土) 第3期叡王戦 四段戦1回戦 ○ 後手 108手 梶浦宏孝四段(21) 角換わり腰掛け銀
                  ○ 後手 108手 都成竜馬(27) ゴキ中
6月15日(木) 第76期C2順位戦 1回戦 ○ 後手 108手 瀬川晶司五段(47)角換わり
6月17日(土) 朝日オープン選手権 ○ 後手 106手 藤岡隼太アマ(19)(学生名人 東京大学1年)先手雁木
6月21日(水) 王将戦 予選 ○ 先手 99手 澤田真吾六段(25) 角換わり腰掛け銀
6月26日(月) 竜王戦本戦 ○ 先手 91手 増田康宏(19) 角交換拒否
7月2日(日)  竜王戦本戦 ● 後手 101手 佐々木勇気(22) 相懸り
7月6日(木) C2順位戦 ○ 先手 127手 中田功七段(49) 三間飛車対イビアナ
7月11日(火) 加古川青流戦  ○ 後手 130手 都成竜馬(27) ゴキ中
7月21日(金)YAMADA杯 ● 後手 219手 三枚堂達也(24) 角換わり腰掛け銀
7月24日(月) 棋聖戦 ○ 先手 113手 西川慶二七段(55) 相矢倉
         棋聖戦 ○ 後手 90手 阪口悟五段(38) ゴキ中
7月27日(木) 銀河戦 ○ 先手 101手 平藤真吾七段(53) 四間飛車(変則)
8月4日(金) 王将戦 一次予選 ● 後手 81手 菅井竜也(25)   中飛車
8月10日(木) C2順位戦 ○ 後手 108手 高見泰地五段(24) 相矢倉
8月15日(火) 王位戦予選 ○ 後手 120手 小林健二九段(60) 相矢 先手矢倉倉






Last updated  2017.08.16 16:16:15
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2017.06.15

 藤井聡太四段は将棋ファンの間では奨励会時代から期待されていましたが、四段昇段後の目覚しい活躍によって一躍日本中に知られる存在となりました。

 24連勝目となった叡王戦の梶浦宏孝四段との将棋をニコ生で観ていたのですが、86手目6六歩が指された時に物凄い音がしました。
『バチン』だか『ゴキ』だか『バキ』だか、一瞬何が起きたのかと思いました。
 直後、指された周りの駒が乱れていたのを慌て気味に藤井四段が直していました。

 僕は将棋を指す時は駒音をなるべく立てない方針で指しています。以前にもこのブログで書いています。
 将棋の読みというのものは頭の中で完結していて、それを手付きに表す必要はない。激しい駒音を立ててアピールする必要も相手を威圧する必要もない。
 谷川九段が「この時思わず指先に感情が表れてしまった」と自戦記の中で恥じていた事があったし、高橋九段は「強く叩きつけると駒がかわいそう」だと言っていました。

 世の中にはバシバシ音を立てて指す人もいますしそれが間違っているとは言いません。ただ僕は僕でそれが一種のスタイルであり哲学とも言えるし、とにかく一つのこだわりとしてそうしています。音を立てるのは未熟さの表れ、それが信念とも言えました。カッコをつけて音を立てるよりも静かに指す方がむしろ技術が要ると思っています。

 藤井四段にしても、あの時の指し方は決して褒められたものではないと、本人もそう思っているだろうと思います。

 だけど、よくよく考えれば「それが何?」と思えてきました。

 藤井四段がどういう気持ちであの6六歩を指したのか。

 あの局面では飛を逃げても優勢という解説でした。
 それに比べて6六歩は飛と金の2枚を取らせる手で一見危険な手に見えます。

 安全な勝ち方(僕にはそこまでの判断は出来ませんが)がある、だけど危険ではあっても最短の勝ち方、最善を目指す手、それが見えているーー

 藤井四段には、おおよその判断は出来ていたでしょうが、だけど読み切れてはいなかったのだろうと思います。秒読みに追われ、時間が切迫する中、ギリギリまで必死に考え抜いたのでしょう。

 本当にギリギリまで考え抜いて時間切れ寸前となり急いで指した、それがあの物凄い駒音となって表れたのだと思います。

 何度思い出しても鳥肌が立ちます。

 自分が盤の前に座っていたら、ビビっていたでしょう。

 藤井四段にあの場を自分が支配するという意識なんてなかったでしょうが、誰よりも強い気持ちであの将棋に臨んでいたように思います。その強い意志力を前にして、僕なら支配されていたでしょうーー

 あの瞬間、藤井四段には局面しか見えていなかったのだと思います。
 連勝の事も、対局料の事なんかも勿論、そんなものは一切頭の中になく、ただただ一心不乱に無我夢中で死に物狂いで読みに読んだ。

 深浦九段が「連勝が続くと、普通はどこかで満足してしまいそうですが、彼にはそういう部分がありません。常に貪欲で、強い相手と指して勝ちたいと思っています」と藤井四段を評していましたがまさにその通りなのでしょう。

 どうしてあそこまで一生懸命になれるのか。どうしてあんなにまで周りの何もかもが見えなくなるくらいに一点に集中出来るのだろう。
 魂が揺さぶられました。

『百尺竿頭進一歩』という言葉がイメージとして浮かびました。禅語で、詳しくも知らないのに講釈をたれる訳にもいきません。というか不正確な記憶だったので検索しました。ただのイメージです。
(それまで積み上げたものを一瞬にして失うかも知れないリスクを恐れずに更に一歩を踏み出すというイメージ)

 そして、「将棋とはこういう姿勢で追い求めるものだ」と教えられたような気がします。

 決して「将棋とはこういうものだ」という事ではないのです。「将棋とは分からないものだ」と教えられたのだと思います。

 故芹沢博文九段はエッセイで「24歳でA級八段となった私は『将棋が分かった』と思った。同じ24歳で名人になった中原誠は『将棋は難しい』と何故か分かった」と書いています。

 恐らくはその「分からない」という考え方、姿勢が正しいのだろうと思います。

 未熟で当然。誰も完成などしていない。
 無限に深い世界へ、藤井四段は真っ向から挑んでいるのだと思いました。

 13勝5敗という成績で三段リーグを1期抜けした藤井四段。12勝4敗で自力で迎えた最終日。初戦を落としたけれど強運にも自力の目を失わず、最終局に勝って昇段を決めたのを見て「持ってる人だな」と思いました。
 二段から三段への昇段の時、痛い負けを喫して三段リーグへの参加が半年遅れてしまい「半年分の遅れを取り戻す」と考えて初参加の三段リーグに挑んだそうです。

 周囲からすれば「早過ぎる」と思えるところを、本人は「遅れを取り戻す」ですから、相当に目標の高い人だなと思いました。

 1期抜けした事実、この目標の高さ。
 僕は「本物だ」「怪物がとうとう現れた」と思っていました。
 しかし、ここまで勝つとは思っていませんでした……

 16連勝目となった横山大樹アマ戦。
 僕はこの将棋を、将棋を知らない知り合いに対して説明する言葉を用意していました。
「途中まではむしろ横山さんが押し気味だった。じりじりとした戦いが続いた所で、横山さんが前に出た。一瞬『これは藤井四段が危ないのか?』と思った。それが数手進んでみたら、いつの間にか体(たい)が入れ替わっていて、逆に終わっていたみたいだった」
「だからもう少し我慢比べを続けるべきだった」

 そして「我慢比べに、社会人が中学生に負けた」という言い方をして笑いをとろうと思っていました。
「まあ、そこら辺の判断は難しいから。我慢し過ぎて、そのままやられてしまう場合もあるし」

「戦いを起こすための優れた判断基準を藤井四段が持っていたから。終盤力という判断基準を」
 そんな感じで話して、本当に人間力や精神力の勝負で負けたという訳でもないだろう、と横山アマをフォローして……という風に自分の中でシナリオを作っていたのですが。

 この時の僕は、まだこの”最年少棋士”をどこか甘く見ていたのかも知れません……

 もうそんな考えはほぼなくなったと思います。
 ただ一人の人間として将棋盤に向かう、それだけなのだと思います。

 現実には彼は中学生で学業との両立、進学の問題などを抱えている訳ですが、上手くクリアしてこのまま真っ直ぐに伸びていってもらいたいと思います。







Last updated  2017.06.17 12:22:29
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2017.04.25
 藤井聡太四段のデータベース的なものです。
 まだ不完全ですがとりあえず現在出来ている所までを載せてみます。
 今後も続けるかどうか未定です。


藤井聡太(ふじい・そうた)
2002年7月19日生
棋士番号307 杉本昌隆門下
名古屋大学教育学部附属中学校在学
2012年9月  6級入会
     11月 5級
2013年5月  4級
     6月  3級
     9月  2級
2014年4月  1級
     6月  初段
2015年2月  二段
     10月 三段
2016年度前期(第59回)より三段リーグ参加  13勝5敗(1位) 10月1日 四段 (14歳2ヶ月)  

 詰将棋解答選手権
第8回  32位?(1位 斎藤慎太郎)
第9回  34位 (1位 斎藤慎太郎)
第10回 5位  (1位 宮田敦志)
第11回 23位 (1位 若島正)
第12回 1位  (2位 山田康平)
第13回 1位  (2位 黒川智記)
第14回 1位  (2位 池永天志)

公式戦
2016年
12月25日(土) 竜王戦6組 ○ 後手 加藤一二三九段(76)
2017年
1月26日(木) 棋王戦予選 ○ 先手 豊川孝弘七段(50)
2月9日(木) 竜王戦6組 ○ 後手 浦野真彦八段(53)
2月23日(木) NHK杯予選 ○ 先手 浦野真彦八段
                ○ 先手 北浜健介八段(41)
                ○ 先手 竹内雄悟四段(29)
3月1日(水) 王将戦1次予選 ○ 後手 有森浩三七段(54)
3月10日(金) 新人王戦 ○ 後手 大橋貴洸四段(24)
3月16日(木)竜王戦6組 ○ 先手 所司和晴七段(55)
3月23日(木) 棋王戦予選 ○ 先手 大橋貴洸四段
4月4日(火) 王将戦予選 ○ 小林裕士七段(40)
4月13日(木)竜王戦6組 ○ 先手 星野良生四段(28)
4月17日(月) NHK杯戦1回戦 ○ 千田翔太六段(23) (5月14日放送)NHK放送センター
AbemaTV 藤井聡太 炎の7番勝負
放送 3月12日(日)~4月23日(日)
3月12日 ○ 先手 増田康宏四段
3月19日 ● 先手 永瀬拓矢六段
3月26日 ○ 先手 斎藤慎太郎六段
4月2日  ○ 先手 中村太地六段
4月9日  ○ 後手 深浦康市九段
4月16日 ○ 先手 佐藤康光九段
4月23日 ○ 先手 羽生善三3冠






Last updated  2017.04.27 13:28:33
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