棋士の資格・表彰
予約していた「平成20年版 将棋年鑑」が届きました。読む所は色々ありますが、何となく『棋士名鑑』を眺めてみました。棋士の経歴の他に棋士へのアンケートが載っていますが、毎回たいてい何か一つくらいは変わった質問があったりします。今年は何だろう?と思って見てみると『資格や表彰』というのがありました。棋士というのは小さい頃から将棋一筋で、何か実用的な資格を持っていてもそれが直接本業に役立つとも思えませんし、それだけに誰かが面白い資格とか変わった・際立った資格などを持ってはいないか、と思ったのですが・・・・・・「特にない」とか空欄にしている人も多いし、自動車の免許を書いている人も多いです。珠算、書道、英検、漢検、ホームヘルパーなどを書いている人もまあまあいます。アンケートには『趣味』という質問もあるのですが、何故か『趣味』への回答で囲碁を書く場合は、囲碁三段とか四段とか書く人が多いのに、『資格』の所に書く人は県代表とか○○大会第何位、とか書く人が多い・・・不思議な傾向です。森内九段は「第一種運転免許、横浜文化賞、神奈川文化賞」小林宏六段は「フルマラソン3時間05分(はるか昔ですが)」増田裕司五段は「柔道県大会3位」と書いています。サラリーマン経験のある瀬川晶司四段や指導棋士などは恐らく仕事に関わるのであろう資格を書いていたりします。加藤昌彦五段は「プロボクシング審判員ライセンス」、審判員ライセンスというのは詳しい事は知りませんがボクシングをやっていた話は有名です。ざっと見てみた所、そんなに面白い回答はなかったようです・・・見落としている可能性もありますが。ちょっと期待はずれだったかも知れません。