よく読まれている記事一覧 | ペンギンさんの南極日記日本南極地域観測隊に参加した時の体験談や海外旅行情報、趣味等を紹介をします。

南極観測隊員とたばこ

今日のテーマは、「南極観測隊員とたばこ」です。　南極観測隊員の中には、たばこの愛好家もいますし、そうでない方もいます。最近は、愛好家は減少しているそうです。よって最近では、たばこは個人購入になる観測隊次もあるそうです。　20年前は、喫煙する人が多く観測隊でまとめて食料と同様に隊員の食料手当てで購入していました。愛好家は銘柄をアンケートに答えてたばこの各銘柄をもって行く割合を決めていました。中にはゴールデンバットを吸う人もいました。　たばこは、観測隊の中では共通の物です。良くない習慣ですが、人の胸のポケットに入っているたばこも食料費で買ったものですから無断で一本拝借といった感じです。最初はことわってもらっていましたが仲が良くなると何も言わずに「はい一本」といった具合です。　数週間から数ヶ月に及ぶ内陸旅行に出かける時もたばこ愛好家は手放せません。空気が澄んでいて美味しいためか、たばこも美味しいようです。そうして調子よく吸っていて旅行の最後になって無くなってしまってさあ大変！禁断症状が出てきます。　何かたばこの代わりになるものがないかと探し回ります。こいつは色も似ているし大丈夫かと紅茶の葉を紙に巻いて吸ったそうですが吸えたものではなかったそうです。試したのがお医者さんですから、南極観測隊では話題に事欠きません。●南極の絵はがきが抽選でもらえる特別企画クイズ！を本家で開催中●テーマ募集中！！テーマや質問がありましたら掲示板か日記に記載してください！他の話題は、本家にてご覧下さい。本家：ペンギンさんの南極情報http://www.penguin3.com/

南極とコンクウィスキー

　今日の話題は、「南極とコンクウィスキー」です。　南極観測では、様々なお酒が基地に持ち込まれます。その中でも特別なのはコンクウィスキーです。コンクジュースは聞いたことがあると思いますが、コンクウィスキーは初めて聞く方がおられると思います。　コンクジュースの方は濃縮したジュースを言います。薄めてジュースにして飲みます。輸送時に容積が小さくなり輸送コストを抑えられるメリットがあります。コンクウィスキーも基本的には同じ様に濃縮したウィスキーなのですが、目的が違います。　南極へお酒を持ち込むさい、瓶ですと中のお酒が凍ってしまうと割れてします。昭和基地ですと夏の間に早く搬入すれば問題はありませんが、南極大陸の内陸へ輸送する際には通常のウィスキーは凍ってしまい割れてしまいます。仮にプラスチックの容器に入れても解凍しなくてはなりません。　そこで、最初から濃度を60%以上にしたコンクウィスキーを持ち込みます。これですと零下４０度ぐらいになっても凍りません。ただしとろみ（粘度）がついてきます。暖かいところであれば水で割って飲めますが寒いところで飲む場合はストレートで飲みます。最初の喉ごしはいいのですが、胃袋の中では灼熱地獄です。しかし、これを平気でストレートでの呑む隊員もいるのは驚異的です。誰とは言いませんが（笑）。■PEN□　